八木奏は鈴の音がないと喋れない(常磐誠治と対峙する話)
★八木奏は鈴の音がないと喋れない
次に紹介するエピソードは、常磐誠治というキャラクターが登場する回です。いわゆるお邪魔キャラ。
詩子と友達の契約を結び、真鈴と奏は次のステップに進みます。
それは詩子と奏が仲良くなることです。
異性として、もっと親密にならなければならない。
真鈴が出した案は『ダブルデート』でした。
★ダブルデート
男女の二人組が、お出かけするための大義名分。
あくまでも、雰囲気作り。
自分の好意を包み隠して、気になる異性とお近づき。
そんな囁きが、詩子の耳元に響きます。
真鈴によって、詩子は賛同すること成功。
でも、ダブルデートとなると、男女の二人組が必要です。
男子が一人、女子が二人。あと一人男子が必要となります。
そこで、真鈴が指名したのは『常磐誠治』でした。
★常磐誠治を選んだ理由
バスケ部二年のエース、常磐誠治は何度も諦めず告白してくる、真鈴にとってウザい人でした。
このデートを最期の思い出作りと餌にして、利用しようと思ったんです。
要約すれば、デートしてあげるから、『もう告白してこないで』ですね。
その意図が伝わらなくとも、ダブルデートで、全く相手にされず、奏が美少女二人とイチャイチャしてる姿を見せて、アンタは『男として価値がない』と見せつけるつもりだったのでしょう。
★誘いに行く過程
執着が強い、勘違い男を誘う。
詩子と真鈴には、任せることができない。
そう考えた奏は、放課後、誘いに行くためバスケ部の練習を覗きに行きます。
バスケ経験がない奏なら見ても、常磐はバスケが上手く、その上、見た目はイケメンでした。
彼のことをよく知るバスケ部マネージャーから少し話を聞きます。
真鈴に告白する前にも、誰かと交際していて、その人に別れを告げて、次に行くような誠実な人。悪い人ではない。それでも、泣いている女の子はいる。
奏からすれば、関わりたくない部類の人でした。
★奏がバスケ部エースに喧嘩を売る
尻込みしていると、真鈴がやってきます。
真鈴の口から、『諦めない常磐が怖い』と話を聞き、対峙する決意を持ちました。
常磐に向かって、『真鈴の前から消えろ』と言い放ちます。
圧倒的格下と見ていた相手からの高圧的な態度に、常磐はキレました。
思わず奏の胸ぐらを掴んだのです。
★閉幕
すぐに我に返り、常磐は手を離します。
部活仲間の多くからの視線があったからですね。
奏は舞台の閉幕を告げるように、その場で一礼をしてその場を去りました。
帰り道、真鈴から『格好良かった』と言われました。
そこで改めて思ったのでしょう。
奏は、真鈴が隣にいたから、常磐に言葉を突きつけることができた。
『鈴の音』が音を奏でた、そんなシャレたことを思います。
★最後に
正直、万人受けはしないと最近思い始めてます。
自分の作品って、嫌というほど読んでいるせいで、本当にこれ面白いか? と疑心暗鬼になりますよね。
第一章だけでも、読んで感想が欲しいと常々思っていますが、そう上手くはいきません。
そもそもの話、まず読者の母数が圧倒的に少ないんです。
その中でブクマをしてくれる人は更に少なく、その上で評価をくれる人は奇跡に近い。
それを夢見て書いています。
少しでも、興味を持ってほしくて、こんなネタバレエッセイを始めました。




