赤月詩子は友達が欲しい
★赤月詩子について
『失恋青春計画』のもう一人のヒロイン、赤月詩子。
彼女は一言にいえば、誰にでも優しい女の子です。
クラス委員をやっていて、教室でひとりぼっちを見つけると、みんなの輪に引っ張っていくタイプの女の子です。
笑顔と役職を使い、皆を導く聖女様みたいな人ですね。
主人公の奏は、彼女のことを最初『ひとりぼっち撲滅運動の聖女』と評していました。
常に、ひとりぼっちに声をかけて、みんなの輪へと誘導する。けれど、詩子はどのグループにも所属していません。
みんなの中心にいるにも関わらず、彼女と特別に仲良しな人は居ません。一人を救済すれば、また別のひとりぼっちに声をかけては、みんなの輪へと導きます
そんな『ひとりぼっち撲滅運動』には、ある理由があったんです。
★物語において、どう失恋青春計画に関わるか。
奏と真鈴の話し合いの結果。唯一、奏と接点がある彼女を恋人候補として、ターゲットとしてロックオンします。
まずは、お友達になるところからです。
理想は、詩子から『友達になってください』と言わせることです。
ただのおせっかい程度にしか認識していなかった彼女の行動を分析します。
誰にも嫌われないようにしている。
そう見抜きました。
奏をお昼に誘う時、毎回声をかける割には、しつこく食い下がらない。まるで営業です。
放課後も、最後の一人になるまで、教室に残り続け、教室の戸締まりをします。本来、その役は日直の仕事です。けれど、彼女は自分からその役割に準じていました。
ファンサをするかのように、ひとりひとり、別れの挨拶をしていく姿を、奏は確認します。
★真鈴の分析
真鈴は、詩子を言葉で追い詰めます。
詩子の行動心理を読み解いて、犯人を追い詰める探偵のように、心の外層を剥いでいきます。
彼女は、人から縁を切られることを恐れていました。
手広く縁を広げる理由。
それは、かすり傷で終わる程度の縁です。
だから、みんなの聖女には友達がいません。
孤独を埋める代用品で、憶病な自分を隠すのに必死だったからです。
★最高の逸材
真鈴にとって、詩子は最高の逸材でした。
誰でも縁を繋ぐ彼女は人を見ていない。
それはつまり、外見を見ていない。
誰でもいい。
それなら、学校一の美少女でもいいわけです。
真鈴は友達になりたいとお願いします。
ただの友達ではありません。
代用品として消耗されない大親友です。
言葉で追い詰められ、泣く寸前まで追い詰めた詩子相手に、満面の笑顔で『友達になって』とお願いします。
安堵した詩子相手に、更に冷たく、代用品は許さない、と圧をかけました。
どんなに言葉巧みに、友達になってとお願いしても、『絶縁の恐怖』が代用品にされることを、真鈴は見抜いたのでしょう。
そこで、悪魔の契約を詩子に提案します。
★友達の契約
真鈴が提案した契約。
それは、『奏と友達になること』です。
彼は誰よりも人に裏切られることを嫌っています。
真鈴は、奏が自分と親密な関係になってるのは何故だと思うと聞きました。
詩子の返答は『真鈴が可愛いから』
真鈴は『奏が誰にも期待していないから』
と、返しました。
だから、契約です。
友達になること。表面上でも構わない。彼を都合のいい代理品として使い古していい、望む友人像を全て叶えてくれる。
もし、彼が裏切るようなら、結婚させる。そうすれば彼は貴方から逃げられない。もし、契約違反や結婚が生理的に無理なら真鈴が彼を殺す。
限りなく、リスクを軽減した裏切らない友達契約です。
★詩子の覚悟
自分のために、必死な真鈴と奏を見て、詩子は決意します。
ここで逃げたら、憶病なまま、友達もできない人生で終わる。そう感じたのでしょう。
友達は、かすり傷では終わらない関係です。
それでも、絶対に『裏切らない友達の契約』。
奏を信じることにしました。
★最後に
第二ヒロインにして、本命ヒロイン『赤月詩子』
彼女の口から『友達の契約』を結びたいと言わせることに成功しました。
普通に『友達になって』と言えない彼らの青春ラブコメの始まりです。
私は、素人ですので、文章は拙いと思います。
けれど、頑張って書いています。少しでも多くの人に興味を持ってもらいたいと思い、エッセイという形で紹介しました。
次のエピーソードは、まりんを諦めないバスケ部2年のエース『常磐誠治』と奏が敵対するお話です。
『このエッセイだけでもいいや』という人も大歓迎です。
簡単に、解説&紹介していこうと思います。
不思議ですね。
本編読むより、こっちのほうが文字数少ないんですよ。




