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龍と魔女  作者: みぃ
9/9

龍と魔女と同類

1万字書いてたらしいので記念で投稿です。

ブックマーク有難うございます!!!これが嬉しすぎて投稿が早まったのだとか。

「エヴァンス、これはね、西側で多く流通している茶碗、これはね、ラードサムからラチグヤ間でしか見られない希少獣の子供の剥製、それでこっちはね、西部部族で実際に使われている呪術の…」


「わかった。分かったからそれらを一旦仕舞ってくれ、そんなに一度に出されてしまっては置き場所に困る。それに大体は他の人間用に買ってきたものだろう。」


「そうだけど、エヴァンスには人間の文化とそこにしかないモノを見てほしいんだよ。」



机に広がる様々な土地の名産物、西のどこかしらの部族に伝わる人形のようなものから、商業都市の看板商品までを一気に説明し始める少女。彼女は一体…?

年齢は18辺り、いや、辺りというのは宜しくない、JKというべきだろうか?肌は透き通ったような透明感を持ち、魔女のような真っ白というわけではないが美しく、これは制服を着せればめちゃかわいくな(ry

という前置きは置いておき…彼女は何を隠そう!龍や魔女と知り合いの寿命が長い人間なのだ!!

その長い寿命を各地の旅へと捧げているのだという。本拠地はもっと東側の帝都に近い街なのだが、偶に来てくれる。龍にとっては偶に来る親戚の女の子的な感覚。

彼女は旅をしていると言ったが、どちらかというと冒険者の傍ら、街を移動しているという形らしく、お金は結構あるらしい…



「んでね、見てこれ、じゃじゃん!」


「む?なんだその四角い物は?何か入っているのか?」


「さぁさぁなんでしょう?これはワタシが必ず売れると見出したとっておきなんだよ。」


「何かの魔道具っぽいが、何も分からんな…」


「それは記録器でしょうか?」


「お、せいか~い。でも答えちゃダメじゃん。エヴァンスのその表情を見るために持ってきているのに~何十年に1回の楽しみなのにな~」



龍が四角い物を眺めていると横から回答をするものがいる。魔女だ。いつの間に来ていたのだろうか?

最近そういうのが多い気がするが助け舟がきてくれたみたいだ。



「それでね、これはコルン辺境伯が作った映像記録器なんだよ。使い方は簡単、魔力を通している間、自分の見たものをそのまま保存してくれる、ね?簡単でしょ?」


「魔力を通している間はその風景を取っておくことが出来ると…前にそういうのなかったか?」


「ありましたね。わざわざ私達の所にまで来て撮らせてくれって、魂が抜き取られる云々言ってましたけど結局何もなかったやつ。」


「俺の印象に残っているくらいだからな、あれは凄いと思ったものだ。今まで油絵だったのがもっと繊細になったのだからな。だが結局は作られていないみたいだが」


「それはあれですね、単に作るコストが高いからでしょう。色々と希少な素材を使っていたみたいですから、大量生産と行かなかったみたいですね。貴族や王族とかには需要があると思ったのですが、なぜか突き返されてましたね。」


「まぁえらい奴の考えることは分からん」


「前の話はこれで終わりにしておいて、映像記録というのはどういう感じで映るんでしょうか?気になりますね。」


「ふふん、サキナちゃん、それを待っていたんだよ。ではお見せしましょう。これに再度魔力を流すと~………」



少女が箱に魔力を流した途端、箱から光が浮かび上がり、10秒程度の動画が流れた。

どうやら馬車の中の景色みたいだ。辺り一面は黄金色に輝く小麦畑、時刻は夕方辺り、ゆっくりと揺られる様子が収まっている。

動画が終わると終わったシーンのまま、ゆっくりと光が消えていった。どうやら少し疲れているようだ。



「ど、どう?私が記録した、小麦畑と夕暮れの映像……奇麗じゃない?」


「ッ……驚きました。そのように動いているのですか…ふむふむ、これはとても緻密で製作者のやりたいことがひしひしと感じられますね、これに音声まで付いていれば…あ、とても奇麗だと思いましたよ。映像」


「ふむ、前のへんてこな機械の方が奇麗だったが、いいんじゃないのか?映像」


「…………あ、ありがと…………ちなみに、今のでワタシの魔力がごっそり無くなっちゃった…

あとこれ、1回映像保存したら見るだけにしか使えないんだよね。今の映像が時間的に保存限界ぴったり、でもポテンシャルはあると思う。」


「……やっぱりこれは、はやりませんね。基本の原理は景色を切り取ったものを連続して流す、これを再生しようとなると莫大な魔力を必要とする、どう考えても魔力の無駄遣いですね」


「う~ん、これはいけると思うんだけどな~」


「もっと魔力の消費を抑えないと使うに使えませんよ、特に人間じゃ」


「時代が早かったというやつだな、まぁ今日はゆっくり休んでいけ、部屋はいくらでも余っているからな」



そのあとも使えそうでダメそうな物達の説明を聞き切り、満足したのか次の日にはすべての荷物をバックパックに入れて街へ帰ってしまった。だがあの様子だと近いうちにまた来そうである。

彼女には次に来るときに何年も熟成してある葡萄酒を持ってきてほしいと頼んである。次に来るときには葡萄酒を持ってきてくれることを期待しよう。熟成された葡萄酒と魔女のつまみを食べながらなら、話を聞いてやってもいいかもしれない。そう思う龍だった。

どうも少し前ぶりですね、みぃです。

作品詳細から書いた文字数が見れるみたいで、あとブックマーク件数とか、

この作品そんなに書いていたんだ~とかブックマーク1件だけだけどとてつもなく嬉しい!!だとか

そんなノリで書いちゃいました。はい、ブックマークしてくれた方、ありがとうございます。あなたのおかげでこのお話書けました( ;∀;)

では今日はこの辺で、次回でお会いしましょう!

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