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龍と魔女  作者: みぃ
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龍と魔女と興味

ひっさびさです。

暗い石造りの部屋から出てくる1人の男、彼は廊下を進み続ける

辺りを警戒しながら、時には様子を覗うように足を止め、また歩き始める。

やがて曲がり角がある所で立ち止まり、腕を水平に上げ、手は握った状態から親指と人差し指を立てる。


「バンッ!!」



~場面は変わり~



「そういえば、あいつが出て行って40年程になるな」


「あれ、そんなもんでしたっけ?てっきり私100年近く立っているものかと…」



そんな会話をする龍と魔女、龍は片手に赤い果物、もう片方に葡萄酒とテーブルの上に様々な菓子がおいてある。魔女の方は編み物をしているらしい、曰くプレゼント用との事。



「サキナよぅ、気にしなさ過ぎではないか?生みの親ではないか」


「そう言われても…あまり興味が無いですし…そもそもあの子は事故で作れちゃっただけなので…」


「ホントウに…はぁ、」



溜息を吐きながら龍は葡萄酒を煽る、この銘柄は彼のお気に入りの1つであり、寝床内の新設した酒用棚に何本も仕舞ってある。



~時は遡り~



「…」


「魔女よ、この子はなんだ?」



龍の前に正座をしている魔女、その隣にいるのは生まれたばかりであろう子龍。

その日、龍は魔女の持ってくる菓子を楽しみにしていた、龍は魔女が見えるなり迎えに飛んで行ったのだが、魔女が何故かバスケットの中身を見せてくれない。

不思議に思いながらも寝床へ連れて行き、前の酒を出し、戻ってきたらなんとそこには子龍が…

どういうことか聞くために彼女を正座させ問いただすところであった。



「何故、子龍がいるんだ?」


「いや、あのー…えっとですね………」


「…」


「偶然出来ちゃったというか…なんというか…」

「いや、ほら、あの…赤ちゃんを森に放置するのは可哀そうかなって…ね?」



まず、そもそも、子龍がここにいることがおかしなことである。

龍が生まれるには2通りの生まれ方がある。

1つは番を見つけ、子を生す方法、エヴァンスは雄であるため相手は寿命が長ければ誰とでも番になれる。

2つ目は高濃度の魔力から生まれてくる方法、龍は人国の中では一応魔物の分類である。

知能が高く()()によるが自ら襲う事はしない、なので人国の中では脅威は高いが低いという感じになっている。そんな龍が生まれてくるには高濃度の魔力が必要になる。

龍にとって魔力は切っても切れない存在であるため、何かしらの異変(生死)があればすぐに分かる。


そんな龍が感知出来ず、また魔女自体が龍との子を生していたわけでも無い。

つまり、何かしらの別な方法で龍が作られたことになる。なので訳を聞いているのだが…

彼女は目をぐるぐるにさせ、言い訳を述べている。



「そういえば、前に俺の鱗を欲しがっていたから渡したことがあったな」


「……」


「研究と言っていたな」


「……」


ホムルンクス(コピー)か?」


「…………はい」


「人国の間では禁忌ではなかったか?」


「その…私は人族では無いので平気かな~って、ちょっと興味湧いちゃったな~って」


「そうか…」


「そうなんですよ、その成果がこれなんです。」


「…」


「私的には実験は大成功なんで、もうこの子に関してはどーでもいいんですけど…流石に森に放置する

 のはダメかなって」


「それでここに?」


「まぁ、そういう事に」



いつの間にか魔女が元気を取り戻し、ホムルンクスの生成過程と、どこが特に苦労したのかを話し始める魔女を他所に龍は一人考え込んでいた。この子を育てるのかどうかを…

流石に放置は不味いだろう…かといってホムルンクス(紛い物)を魔女に育てさせるのも不安しかない…



「どうかしました?」



龍は決める、この子を育てると。

そこからは苦労の連続だった。まずこの子龍は脈につながることが出来ない。龍にとって脈とは生活の1部であり、脈を感じることすら儘ならないのでとかく苦労をした。

子龍はエヴァンスのコピーのような者…魔力量としては多い分何とかなるが…

魔女は自分が生み出した子にはまったくと言って関心が無いし、どうしたらいいのやら。

そんなわけで子龍が1人立ちするまではエヴァンスが頑張って面倒を見た。そして何とか1人立ちさせた。姿形を変えられる魔法だって教えたし、戦闘から生活までまんべんなく教え、人国へ送りだした。



~そして時は戻り~


「まぁ100年に一度は顔を出せと言ったからな、いつか覗かせに来るだろう。」


「そうですねぇ」



こうして2人はゆったりと時間を過ごして行く。酒を呑み、料理を食べ、気長に過ごす。

寿命は長く、彼らを邪魔するものは誰1人として居ない。



おまけです。

魔物辞典 重要環境魔物欄 

危険度  最大警戒魔物

特徴   氷絶の峰にある城壁内を寝床にする龍、こちらを襲う事はないが攻撃をするとやり返してくる

     模様。話が通じ、取引も持ち掛けることが可能。

     城壁近くは危険度の高い魔物が湧くようで、彼がいることにより、周辺の魔物、及び生物間の

     バランスが取れているよう。彼が寝床にしている城壁内の土地、ひいては周辺の地域は誰の物

     では無い為、欲しければ討伐をしなくてはならないがそれはお偉いさん方が許さないだろう。

     触らぬ神に祟りなしとはこの事。関わらないことを推奨する。



研究項目 龍 

協力個体 通称 南の龍

内容   以下、南の龍、協力により得られた情報である。

     龍は生まれた時点で魔石を保有しており、大きさによるが、全ての龍が『脈』という物に接続

     出来ると言う。

     脈を通じることで大きな魔力の変化、『起こり』に気づくことが出来る。

     龍は脈から生命維持のエネルギーを得ることが出来るようだ。


     

     南の龍への聞き取り調査、以下1部分の内容抜粋

     


    「南の言う脈とやらに我らはつながることはできるのだろうか?」


    「それは難しいのではないか?そもそも我ら龍が脈を感じ、通じることが出来るのは魔石と体質

     によるものだ、人族はまず、脈の存在を感知することからではないか?

     まぁ脈に近しいものも近くにあるよう、研究に関しては捗るだろう…」


ホントに久しぶりに書きました。みぃです。

アイデアが出ないんですよね。考えたりはするんですけど、いいのが浮かばないって言うか…

ま、投稿出来て良かったです。週1くらいのペースで書きたいですね。出来れば。

では、次の話もよろしくお願いします!!

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