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story2 伝説のメニュー

猫の国へ続く大きな門を潜ってみると、そこは活気の溢れた市場だった。

「いらっしゃいませー」、「そうにゃーよ、最近のおさかにゃが」、「まてー!この泥棒ネズミ!」、色々な種類の猫達が店で買い物をしたり、食べたり、そして飲んだりして楽しそうに日常を過ごしていた。

、、、、猫達を見てある異変に気がついた。

 

渚「ねぇ、にゃん吉?、ここの猫達なんか私達と同じぐらい大きくない?」


凛「そうだね、にゃん吉も大きくなっているし、、、なんで?」


にゃん吉「なんにゃ、今更気づいたかにゃ、別に大きくなってはないよ、渚と凛が小さくにゃっただけ」


にゃん吉の説明によるとこうだ、ここの重力は5にゃんとるらしく、この単位は地球の重力に換算すると5倍らしい(ちなみ、ブラックホールがだいたい約8〜30倍ぐらいなのでここはドラゴンボールでいうとナメック星と同じぐらいの重力ですね)、そんな莫大な重力が生じるため、私達人間の身長は本来の身長より6分の1まで小さくなってしまった。

この大きさは地球にいる猫の身長とだいたい同じくらいになるらしい。


にゃん吉「ちなみに僕はここだと、194cmぐらいにあたるぞ」


にゃん吉の説明に呆気に取られてしまい、状況の整理が追いつくまで、かなり時間を使った。

整理に入ってから約3分後....今の状況を整理し、凛に簡単に説明しようと考え、僕は隣を振り向く、、、凛が立っていたあろう場所には凛の姿がなく、いつのまにかどこかに消えてしまったことに気がついた。


渚「りぃぃーーーーん!!、にゃん吉!凛どこに行ったか見た!??」

僕は切羽迫る勢いでにゃん吉に聞いた。


にゃん吉「凛なら、さっき荻元彌おぎもとや屋の方向に行ったぞ、多分コーンスターチの匂いに引かれたんじゃない?、まぁここでは人間が珍しいからもしかしたら他の悪猫達に絡まれて、連れ去られてるかもなwww」


そのことを聞いた僕はにゃん吉の裾を引っ張って荻元彌屋の方向に全力ダッシュで向かった。

一方、凛はというと....

 

凛「うわぁー、見たことない料理がたくさんある、美味しそー」


店員「おっ、あんちゃんこのコンスターチ気になるのかい?、一本持っててええで」


凛「いいの!?、ありがとう優しい店員さん」


私は店員さんから貰った、コンスターチと言う料理を一口食べてみた。

「ん〜美味しい!!」、声が出るほど美味しかった。

見た目はまるで、丸いかまぼこのような練り物系なのに練り物とは思えないほど食感で、味は焼きマグロのような味であり、見た目とは真逆の味がして、私は不思議な感じに囚われた。

そんな初めての食べ物だったためか、私は思ったよりバクバク食べて早く完食してしまった。


凛「はー、美味しかった」

  

店員「おっ、いい食いっぷりだったねお嬢ちゃん、また今度来た時にたくさんサービスしてあげるわ」


凛「ありがとう、楽しみしてまた来るね店員さん!」


店員さんと話が終わりみんなのところに戻ろうとしたその時、目の前からにゃん吉を引っ張った、渚の姿が遠くから見え、私を名前を大きな声で呼び、こちらに向かってきた。


渚「りぃ〜〜んー!、見つけた!!」


にゃん吉「にゃ!にゃ!渚、少し優しくもって、おっ凛!」


私を見つけた渚はちゃん吉を店の奥に飛ばしそのまま私に抱きついてきた。


渚「りーん、良かった!、変なことされてない?」

  

凛「うん、大丈夫だよ、、、」


店の奥に放り投げられたにゃん吉の姿が、ボロボロの状態で出てきた。


にゃん吉「ひどいなー、猫を投げ飛ばすなんて、まぁ、とりあえずよくやったぞ凛、ここは荻元彌屋、そして人間の言葉でいうとにゃんにゃん亭だ、」


どうやら、私はこの匂いにたどってにゃんにゃん亭についていたらしい。

私達に説明し終わった、にゃん吉が店主に今回の材料の話をし始めた。


店主「おおこれはこれは、にゃんタル吉様、今回はどんな商品をお買い求めで?」


にゃん吉「ああ、今回は"またたび草の金色小麦"を500g分買わせて貰う、えーと値段は、、、」


店主「1ニャル代です」


すると、にゃん吉は「安いな」と言いながら、袖から大きめの小判を出してきて、それを店主に支払った。

いったい、この世界の通貨を円に換算するとどうなるのかでしょうか?

私はそう疑問に思いながらも、渚と一緒に次の店に向かった。

 

次の店は、にゃんタル淡々と言う店で、そこではコーヒーに使うミルクを買うらしい。


にゃん吉「とりあえずここでの買い出しは僕1人で行くから、お前達はとりあえず、このお金渡しとくから、どっか自由に観光していいぞ、それと集合場所は午後7時に光玉店に集合とこれ猫の模様した通行手形な、これ持っとくと絶対に朱門には引っかからんから身に離さずつけとけよ2人とも、」


にゃん吉はそう言って私達に金色のカードと肉球の形をした材木製の通行手形を預けて、にゃんタル淡々店に入ってしまった。

私と渚はあまりの手際の良さに、終始唖然としていたが、そんなことをすぐに忘れるぐらい国を観光することにした。


にゃんとストリートエリア(猫の国で有名な遊園地、例えだと東京ディズニーランドみたいなところ)。

p.m.16:00ジェットコースター

渚「いぇーーーーーい!」


凛「いやーーーーー!!!!」


p.m.17:30パレード

渚「いいよー!」


凛「わぁーーーー♡」


p.m.17:55スパイクハウス

渚「うぅ、、、怖い、、、」


凛「ぎゃーーー!!わぁーーー!!!」


p.m.18:00、私達は一回、にゃん冬天と言う店で休憩することにした。


渚「はぁぁぁ、あそこのスパイクハウス怖すぎ、、、、」


凛「だよね、本当に怖かったよね!」


私達、2人は仲良くさっきのことを思い出し、笑いながら話した。

渚と話し始めてから5分ぐらい経った頃である、、2匹の猫が渚の姿を見るなり、小さな声でたぶんこう言っていた、「白髪、、いや銀髪、、、」、「そしてスカイブルーの目、、これは鍵にあたる、」。

この猫達はやばい奴だと気づた。

私は、そんな猫達から遠ざけるために次行く目的地を、化け屋敷に行くことにした。


p.m.18:30お化け屋敷入り口前


スタッフ「ここのお化け屋敷はそれぞれ1人ずつもなっております」


これは想定外だ、もし渚とばらばらになってしまったら渚の身に何が起きるかわからない、いったいどうすれば....。

私は考えた、、だけど渚みたいに頭は良い方ではなかったのでそのままのルールーにしたがい最初は私そして次に渚の順場で行くことにした。


25分後......「はぁはぁはぁ」と私は息を荒げながら外に出ることができた。

お化け屋敷の中は本格的で、病院にいる赤ちゃんが特に、マジの幽霊かと思うぐらいのクオリティでした。

「ふぅーー」、私は少し落ち着いて渚が出口に出てくるまで待った。

 

20分後....「おーーい凛」とにゃん吉の声が後ろから聞こえてきた。


にゃん吉「凛、今すぐにゃん草に行くぞ!」


凛「でも!、まだ渚が来てない!」


にゃん吉「大丈夫だ!俺がちゃんと出口で待っとくから!凛はとりあえずにゃん草に向かってくれ!」


私はまさかと思い、最悪な想定でにゃん草へ走って向かった。

5分後...にゃん草に着いた、私はすぐに建物の間を開けて中に入った。

するとそこには喫茶店のお爺さんと、偉そうな猫が座って待っていた。


頂点人「ああ、君が凛さんだね。渚さんに関してのお話があるんです」


店主「凛ちゃんや立ってるのもなんだから、そこに座って私たちの話を聞いておくれ」


私は座布団に座り、お爺さんの話を聞いた。

「私はね君たちに重大なミスを犯してしまった。

そのミスはね、渚くんがこの猫の国と地球を繋ぐ頂点者の鍵なの。」


〜頂点者とはこの猫の国と地球の入り口を自由に行き来できる人たちを指し、頂点人は猫の世界に3人しかいない、その3人とは、猫の国代表者(偉そうな猫)、異世界の番人(にゃん吉)、そして異世界の門番(喫茶店の店主)だ〜。


凛「でも、それと渚の何が関係あるの?」

お爺さんはその質問でさらに険しい表情になった。


「それはね、地球には本来頂点人が1人しかいないの、その1人が私なの、、でもねとあるバグが発生してしまった。

そのバグのせいで渚くんは第2の頂点人に選ばれてしまい、渚くんは自由にこの世界の鍵を開きそして閉めることができるようになっの、別それぐらいだったら問題はないの、、、問題はそれを利用とした悪い猫達がいるのよ」


偉そう猫「その悪い奴らの名前が、猫解放戦線という組織で奴らのたくらみは、地球の世界を全て支配することだ。

そいつらがもしこの世界を出ることに成功したら、地球のサイズの猫がこちらのサイズと同じになり、あちらとの戦力は五分五分もしくはそれ以上になってしまう。」


あまりの重大なことを聞かされ、唖然としてしまい空いた口が閉まらなかった。


にゃん吉「おう、じーさん、約束通りコーヒー豆を豚亭から仕入れてきたぞ」


・・・私はにゃん吉にあることを聞いた。

  

凛「ねぇ、にゃん吉、、渚はどこにいるの、ちゃんと待ってたよね?」

そう、にゃん吉に聞いてみたら、、、最悪の返答が返ってきた。


にゃん吉「んぁ?、僕渚とは一度も会っていないぞ、なんだ?もしかしてはぐれぇ......おい!まさかだと思うが、、、」


店主「おい!、今すぐガードに連絡しろ!!!、誘拐事件が発生した!」


頂点人「わかった!、にゃん吉お前は私と着いてきてくれ!!」


私はあまりの無我真で過呼吸を起こし、目の前が真っ暗になってしまった。


ある施設.....NKO22 B4研究室

解放軍「おーいDr.、例の鍵持ってきたぞ、」


渚「うんんん!!!!!」


Dr.「ほーうちゃんと連れてきたか、これはこれは初めまして可愛いお嬢さん、手洗い方法で連れて来てしまい申し上げございません、私の名前はDr.カトマサと言います。

これからあなたには私たちの材料になってもらいますね、、あーそうだったまだ猫じゃらしを咥えさられて喋られませんね、まぁそんな怒った表情しないでくださいよ、、おーいお前実験の準備が終わるまでこのお客様を丁重におもてなししてあげなさい」


渚「んんんんー!!!!」



a.m.6:00猫の家......。

私はあれから何時間寝ていたんだろう、苦しい夢をたくさん見た、その夢は全て渚がこの世界からいなくなる夢だった。


凛「、、、おじぃさん?」


店主「起きましたか、、、残念ながら渚くんは連れ去られてしまいました。

リミットまでは約3時間、今救出部隊が編成され早朝には、研究室施設まで出陣する予定です、、、本当にごめんなさい、私がこんな発言をしたあまりに、」


私はベットから降り、渚の所へ向かう準備をした。


にゃん吉「やめときな、あんたの力じゃ現場の迷惑だと言うことを理解しな、あんたは黙ってここでまってな」


凛「、、、いやだ、私は渚を助けに行く!、どんな理由がおろうと私は友達を見捨ててしまった、、、だから私は!」


「パチーン」、私は見たことない顔のにゃん吉に強いビンタを喰らってしまった。


にゃん吉「バカなこと言ってんじゃぁねぇぇーー!!!、渚が連れ去られてしまった気持ちはな、みんなも悔しいのは同じなんだよ!、もしお前までも消えてしまったらよ、どうすんだよ、、僕はたいられね、、だからここに黙って待っててくれ!!!、、、頼むからここにいてくれ、、ちゃんと僕がここに連れて来るからよぉ、」


私はにゃん吉のその強い言葉で悟った。

にゃん吉、いやここに関わったみんなは私と同じ気持ち、、、だったら。

私は再度にゃん吉にお願いする。


凛「うん、ありがとうにゃん吉。

私、昔っからこんな子供みたいなことしてるから信用されないんだよね、でも今の私はガチの私だよ、だからにゃん吉みんなが悔しくならないようにするから、私も連れて行ってくれない?」

その発言に、にゃん吉は笑った。


にゃん吉「ふ、いいよ、だが約束がある、ちゃんと僕の背中には着いて来るだぞ!」


凛「うん、わかった!」


私はにゃん吉に抱えられながら作戦の場所まで移動した。

次回 story3 最悪の囚人現る。

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