story1 猫の喫茶
これはこれは、こんなに監修の皆様が集まってくれるとはなんと光栄なことでしょう。
それでは自己紹介をさせていただきます。
第3の神、"メイク"と申します。
私の主な担当は、都市伝説と事件を見つけ、それを物語にしてみなさまに伝える担当です。
さて、今回紹介する私が見つけた物語はとある世界線での物語である。
確か、この世界線の物語は、、、そうだ第1の神、ポテリヌスが担当している世界だったな!
ごほん!、この物語は、とある主人公が隠れた喫茶店を見つけて、友達と一緒にお茶にしに行くこととなった。
そこの喫茶店てんは、、、ここからは本編でご確認ください。
それでは、物語の世界へいってらしゃいませ。
みなさんこんにちは、今友達と一緒に猫の国いる渚です。
どうして猫の国にいるかって?
それは、、、、1時間前に遡る....。
p.m.16:30 聖女女学院1年棟、1年2組教室内。
当番の人「それでは、さようなら」
いつも通りの授業が全て終わり、僕はそのまま家に帰宅しようとバックを背負って歩き出した瞬間。
凛「なぎざー!!」
渚「ぐわ!」
突然後ろから誰かに抱きつからた。
振り返って見ると、抱きついたきた人はクラスの友達、友恵 凛だった。
すると抱きついた状態で凛さんが喋ってきた。
凛「ねえねえ、今日学校に登校しているとき、可愛い喫茶店見つけたから、一緒にお茶に行くの付き合ってー!」
凛は週に5回喫茶店に通うほどの大の喫茶店マニアだが、、少し問題がある。
凛は喫茶店マニアであるが、1人で行けないほどの、大の人見知りでもある。
ある程度通った喫茶店なら1人で行けるのだが、初めて行く所だと、どうしても緊張して言葉がうまく話せず小さな声で注文してしまうらしい。
そんな人見知りの凛は今日新しく喫茶店を見つけてしまい、普段から一緒に喋っている僕となら緊張せずに注文できると、、、今はそんなことより。
渚「凛さん、くび!、首!」
凛「うわぁーごめんね渚ー!」
その後、凛は土下座する勢いで僕ににたくさん謝りました。
東京都練馬区、商店街。
「今日で店を閉店します」と書いある大きな張り紙が閉じしまったシャッターの真ん中に張ってあった。
どうやら、売り上げ不足で経営困難になり、今日の朝から昼までの営業で店を畳んだらしい。
凛「えっ?、、、、まってまって!、朝まで営業してたのになんでーーー!
楽しみにしてお昼のサンドウィッチ食べずに我慢したのに!、なんでなってないのーー!」
渚「わかったから!、一回落ち着いてー」
凛さんはあまりの衝撃な展開で阿鼻叫喚しながら崩れて落ちてしてしまい、収集まで時間がかかった。
5分後....凛を慰めた後、いつも僕たちが通っている喫茶店へと向かうことにして立った時、三毛猫がこちらを見ていた。
その見ていた三毛猫が「にゃー」と言って尻尾を振りながら、こちらに近づいてきた。
凛「うん?、可愛いー、三毛猫だ!
こんにちは、お名前はなんで言うの?」
渚「猫に聞いても喋ってくれないよ」
猫は凛の膝をスリスリして後、地面の下に座りゴロゴロと言いながら目を瞑った。
凛はそんな状態の猫を見て、優しく撫で始めた。
凛「癒される、、、、ん?、よく見たらこの子、赤い首輪付いてるね?」
渚「たぶん、近くの家の飼い猫じゃないのかな?」
気になったので僕は猫の首輪を確認した。
首輪には、金色の丸いメダルが付いてあり、そのメダルをよく見ると、名前が彫ってあった。
渚「"にゃん吉"、この子にゃん吉って名前らしいよ」
凛「へぇー、にゃん吉ちゃんか、、、そうだ!」
凛がそう言うと、猫に馬鹿げた質問をした。
「ねえ、にゃん吉ちゃん、ここの近くに喫茶店とかないかな?」そう、猫に聞いた。
もちろん、猫が答えてくれることはなく、僕は凛にツッコミを入れた。
渚「いやいや、猫がこんな簡単に答えてくれたら、苦労はしないよ」
そう言った瞬間、猫が「にゃーにゃ」と言い、座っていた膝を立ち、路地裏へと歩き出した。
凛「渚、多分付いてきてって言っていると思う。ついて行ってみよう」
そのまま僕は、凛に言われたとうりに猫の背後を付いて行ってみた。
10分後...猫が歩いた道は、商店街を通り過ぎて都内の住宅街までやってきた。
猫はまだ歩き続けており、かれこれさっきまでまでいた場所から1キロは歩いたと思う。
「にゃーー」、猫が鳴いた、するとそこには暗いトンネルが不自然にポツンとあった。
そのトンネルはやけに暗く、そのせいか普段見えるはずのトンネルの出口まで見えなくて、僕たちはその不気味さに唖然としていた。
すると、「にゃー」と言い、猫はトンネルの内部に入ってしまった。
凛「どうしよう、にゃん吉奥に行っちゃった、、、、どうする渚?」
凛が心配そうに聞いてきて、もちろん僕は凛にこう答える。
渚「にゃん吉が付いて来てと言ってるんだから、信じて一緒に行こう。
もし、それでも心配だった、私の手を繋いで、そうしたら心配も少しはなくなるでしょ」
その言葉で、凛の怖がっていた表情が少しなおり、一緒に手を繋ぎながらトンネルの中へと歩いて行った。
「ポツン、ポツン」と雫が流れる音が響くトンネル内部は、中を照らす灯りなどは一切なく、その代わりに背筋が凍るような風が足元を通っていた。
そんな中でも、僕と凛はお互い怖がりながら着々と出口まで歩いて行った。
1分後....トンネルの出口に近づいてきた頃であろう、耳をかすめないと聞こえない音量で音ながら楽しげな音楽と歌が聞こえてきた。
???「にゃんにゃん、またたびがあれば最高にゃ、一つあれば、二つになれ、もう一つあれば三つにならるにゃ」
僕はその歌に興味が湧き、凛の握っていた手を離して、トンネルの出口とは真反対な方向に歩き出そうとしたと、振り向いた時、トンネルの先から眩しいほどの光が見えた。
凛「なぎさー!、出口だよ!、あっにゃん吉ちゃんが立ってる!!、、、なに後ろ向いてるの?早く行こう!!」
凛はそう言って振り向いた僕の手を繋いで、一緒に出口まで走った。
出口の先に出てみる、なんと驚いたことに、さっきまでの都会とは違い、周りは山々に囲まれて、小さな沢まで流れおり、僕はとても自然豊かな場所だと感じた。
そんな所に、一件だけ建った、喫茶店が僕達の目の前に立ってあった。
その喫茶店の名は「猫の喫茶」と書いてあった。
凛「渚!、き喫茶店だ!、見つけたよ喫茶店!!、やったー!!、、、あっ!」
凛が声を出した方向を見てみると、喫茶店の窓ににゃん吉が座っており、こちらを手招いているように見ていた。
凛「ねぇ、にゃん吉の家ここだったんだ、ありがとうねにゃん吉ちゃん、さぁ、なぎさ早く喫茶店に入ろう!」
渚「わかったから、引っ張らないで」
「カランカラン」、僕と凛は喫茶店の中に入った。
喫茶店の中は昔ながらのレトロ感あふれる内装で、とても落ち着けるような空間だった。
「いらっしゃいませお客様」、店の奥からは店主らしき人が出てきて、その人は髭をはやしメガネをかけた、優しそうなお爺さんだった。
店主「ご席へご案内します、どうぞこちらへ」
僕達は店主に案内された席に座っり、テーブルの上には、メニュー表が2枚置いてあった。
僕と凛はそのメニュー表を手に取り見てみた。
1、Special カスクート ¥600
2、スポンジエッグ ¥800
3、ナスポリタン ¥1,000
4、カプチーノ ¥222
5、メロンソーダ ¥350
6、猫猫スペシャル ¥猫の国
凛「ねえねえ、この6番気にならない?、猫猫スペシャルだって!」
凛の言うとうり、僕もこのメニューの名前が気になり注文したくなった。
だけど、気になる点が一つだけある、それは値段が"猫の国"と書いてあったことだ。
メニュー表の上を見てみると、他のメニューは値段が600円と書いてあるのに、1番下だけの猫猫スペシャルは猫の国と書いてある、これはいったいなんの代償を払わなければいけないのか?、そこだけが心配な点であったが、そんなことを気にせずに凛は店主に注文をした。
凛「すみません、この猫猫スペシャルをそれぞれ二つづつお願いします」
メニューの内容をメモした店主はこう話した。
店主「わかりました、それでは猫猫スペシャル2個でありますね、少しお待ちください、にゃん吉おいでー」
店主がそう叫ぶと、「はいはい、俺のでばんにゃんか」、店の窓の方からにゃん吉が喋ってこっちに二足歩行で歩いてきた。
凛&渚「にゃ、にゃん吉が喋ったー!!!」
にゃん吉「うるさいなー、そんな驚くことにゃいやろ、、、そんなことより、お客様にはこれからのことを説明させてもらうにゃ」
にゃん吉の説明によると、ここは猫の喫茶店、つまり猫が喋る喫茶店のことだ。
ここまでの簡単な説明で状況を理解できた自分が怖すぎる。
にゃん吉「理解できたかにゃ?」
凛「うん理解はできたんだけど、、、まだ現実みが実感しなくて、、、、」
渚「うん、私も、、、」
にゃん吉「とりあえず今から君たちには、僕と一緒に猫の国へ行って、僕と一緒に買い出しに付き合ってもらう」
にゃん吉のこれから行う計画はこうだ、まず猫の国という場所へ移動して、猫の店に行く。
その店の名前は"にゃんにゃん亭"と"にゃん草店"の2つだ。
そこにある、コーヒー豆と小麦粉を買うらしい。
凛「いや!、店にあるコーヒー豆じゃダメなんですか?」
にゃん吉「それだと鮮度が落ちてにがすぎるにゃ、うちの国あるコーヒー豆は絶品で飲むだけで幸せを感じられるほどの高揚感が得られる品物にゃー、本当は5万以上するんだが、」
店主「まぁ、うちの店ではそのような高額商品は置きたくありませんので、お客様に直接仕入れてもらってます。
その代わりその商品は無料にさせてもらってます」
僕と凛は一緒に顔を合わせ、頷いて店主とにゃん吉にこう言った、「やらせてもらいます!」
にゃん吉「よしそうこなくちゃ!、それではお客様そちらの肉球の縁にお立ちください」
にゃん吉の指示通りに、肉球の絵が書いてある、縁の中に入った。
入った瞬間、にゃん吉が縁を描きながら呪文のようにこう喋った、「にゃんにゃん、またたび一つあれば二つになれる、もう三つあれば最高だ!」
喋り終わった、その時だった。
肉球が書いてあった地面が消えるように穴が空き、僕と凛そしてにゃん吉と一緒にその穴へと落ちてしまった。
ついでに、落ちる瞬間に店主がこう言ってきた。
店主「それでは、私は猫の喫茶、猫の国支店でお待ちしております。それでは良いお旅を、」
渚「いやーーー!!」
凛「90°で落ちるなんていやだー!」
にゃん吉「お前にゃー、今のうちに自由落下楽しんでおくにゃよ!」
30秒後.....目と瞑りながら落ち続け、ようやく地にたどり着くことができた。
もちろん地面に着陸する時は、そのまま墜落するのではなく、ちゃんとクッション代わりの大きな肉球が置いてあり、そこに落下しました、とても柔らかったです。
渚「う〜ん、、、」
凛「すす、すごい、」
にゃん吉「目を開けるにゃーよ渚、到着にゃ!猫の国に」
にゃん吉に言われ僕は目を開いた、、、、あまりの衝撃な光景に脳の処理が追いつくことができなかった。
だって僕の目の前には、猫達が住む"猫の国"が本当にあったからです。
次回story2 伝説のメニュー