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54.悪役令嬢の謎解き

テンプレな“真実の愛”のイジメ疑惑追求から始まった、エリザベスと周囲のお話—



エリザベスが幸せになってほしくて書いている連載版です。

これで54歩目。

引き続き、ゆるふわ設定。R15は保険です。矛盾はお見逃しください。




「すごかったね。5時間コース……」


「ああ、本当にすまない。俺も知らされてなかったんだ……」



 私とルイスは、マーサと共にタンド公爵邸へ馬車で向かっている。


 馬車に乗る時、新調したエヴルー公爵の紋章が目に入り、『ひょっとして、この紋章を認可する時、思いついた?』などと考える。


 各家の紋章は、帝室に申請し、担当部門で審査され、ふさわしいとされたものを皇帝陛下が認可するのだ。勝手に決めたり付けられない。


 エヴルー公爵家の紋章は、盾を四分割し、帝国の紋章の一部、王国の紋章の一部、交差した麦穂、交差した剣で、二人の出自と、現在を表したような図柄だ。

『力を併せて、がんばります』という意味を込めてたんだけど、深読みされたのかしら。


 夢だと思いたいが、ルイスの右肩から左腰に掛けたサッシュと大綬章、左胸の星章が、現実を物語っていた。

 私もそうなのだから、現実逃避してるってことかしら。


 〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜


 あれから、エヴルー両公爵位とガーディアン第三等勲章を授与された、私とルイスは、皇妃陛下、皇太子妃殿下、側室様に、感謝のご挨拶をした。

 そして、次は挨拶(あいさつ)を受ける立場だ。


 ちなみに、皇妃陛下、皇太子妃殿下、側室様はこの段階で退出された。

 懐妊中のお二人のことは気になっていたので、安心した。

 第四皇子母の側室様は、本当に身の処し方がお上手だ。極力、目立たないようにされていた。

 今回もひょっとしたら、皇妃陛下が誘われたのかもしれない。


 皇太子殿下にエスコートされていない、皇太子妃殿下が目立たなくなるためだ。

 皇太子殿下の代理という正当な理由があっても、『ご夫君が闘病中なのに』と言い立てる者もいる。

 皇太子妃殿下も、皇妃陛下がお誘いしたのでは、と頭のどこかで考えていた。


 そんな余裕を吹き飛ばしたのが、始まったご挨拶(あいさつ)だった。

 お祝いの定型文を貴族的微笑と共に言われ、こちらも同様に返す。

 その時に、貴族年鑑と伯母様・タンド公爵夫人が作成してくれた、年鑑には未記載の直近のお祝い事を寿(ことほ)ぐ。

 ご夫人方とご令嬢方の多くは、ルイスの言葉通り、私のドレスを目に焼き付けようと、視線を注いでいた。

 

 また、祝意が続く中には、「本当に異例なことだ。嘆かわしい」と“貴族的言い回し”でわざわざ言う方も混ざってくる。

 その場合は、王国の神話上、女王と王が共同統治者となり、二人が『両王』と呼ばれた有名な話を、こちらも“貴族語”で答えておく。


「恐れ多くも、皇帝陛下におかれましては、王国の伝説上の寓話、精霊王イザベラ並びに地霊王フェランの物語を想起されたのかもしれません。

私どもは帝室の臣下となり、藩屏(はんぺい)として、ルイス様と力を合わせ、頂戴したエヴルー公爵領を治めてまいりたく存じます。

その際は、ぜひお力添えをいただければ、幸甚の至りにございます」


 こんな感じで煙に巻いておいた。

 ああ、面倒くさい。


 それに、王国の大使閣下の反応から見るに、この件はすでに根回し済みだった。

 少し複雑な胸の内を抑えている事は感じ取れたが、貴族的微笑で、祝意を述べてくれた。

 特に、ルイスにである。


 これでルイスの身分は、女伯爵から陞爵(しょうしゃく)された女公爵の配偶者から、両公爵ではあるものの、正式な公爵となった。

 婚約誓約書は両国の同意の元、正式に変更済みで、近々サインを求められるだろう。


 そんなこんなで、列席者全員の祝意のご挨拶(あいさつ)を無事に受け終えた。

 燃え尽きた感のある私とルイスは、控え室でマーサが入れてくれたハーブティーを飲み、ひと息つくと、披露宴会場のタンド公爵邸へ出発した。


 〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜


 到着後、私とルイスは、気分を明るく高め、かつ、落ち着かせる効能のあるハーブティーと軽食を小腹に収め、身嗜(みだしな)みを整える。


「うん、やっぱり綺麗だ。

披露宴は小休憩もできる。無理はしないように」


「明日は丸一日お休みにしておいたから、なるべくがんばるわ。ルー様がいてくれて、心強いの。

伯父様と伯母様もいらっしゃるから、きっと大丈夫よ」



 エヴルー公爵家の紋章があちこちに飾られた大広間での披露宴は、私とルイスの挨拶に始まった。

 主賓である皇妃陛下のご実家で、今まで序列第一位だった公爵閣下に、乾杯の挨拶(あいさつ)をしていただいく。


「乾杯!」


 グラスを掲げ、皆が一斉に飲み干す。

シャンパンがとても美味しいのは、皇城でのご褒美に感じるのだろう。


 食事は立食形式だ。

 エヴルーの“新殖産品”であるハーブと、主力の小麦と乳製品を取り入れた料理を、お好みで味わえる。

 ハーブが苦手な方向けに、一般的な料理も一通り用意していた。

 デザートにも、小麦や新鮮な乳製品を用いた焼き菓子や、材料の納入先のパティシェが腕を振るったスイーツもある。


 料理以外にも、ハーブによる染料で染めた、色見本の布や、マダム・サラがその生地を用いデザインした、既製品のドレスやワンピース、部屋着などがトルソーに飾られ、各種の小物に至るまで陳列している。


 日焼け止め兼下地や、化粧水、各種石鹸、入浴剤などのラインナップも同様で、お試し品も並べていた。

 いずれも設立した商会の担当者が、製品への質問や注文方法に答えている。


 従来より飲みやすい、さまざま効能のハーブティーの茶葉も置かれ、試飲もできる。

 胃痛に効能のあるハーブティーは、男性に人気だった。お父さまや伯父様と同じお悩みを持つ方は多いらしい。


 また男性方の興味を引いたのが、写本の技術を用いた家伝記である。

 宗教書の専門店が予約受注していた教導書の写本を見た、貴族家の家伝書を取り扱う書店から問い合わせを受けた。

 院長様と相談し、厳正なる審査に通った家伝書のみ、写本の飾り文字と挿し絵の技術の使用許可を寄附と引換に出したのだ。院長様も中々おやりになる。



 ここは披露宴という名の、エヴルー公爵家特産見本市となっていた。


 私とルイスも、祝意を受けながら、説明したり、案内したりする。


 特に私はドレスについて、質問攻めとなった。

『エンペラー・ハイシルク』は、いまだ希少品との説明にがっかりしていたが、色についてはハーブの染料を説明する。

 極細糸を用いた手編みレースについてもだ。

 私の側に商会員がいてくれ、さらに詳しい説明をしてくれていた。


 定めた時間に少し遅れて、披露宴はお開きとなった。

 贈呈品は、焼き菓子とハーブティー、ハンドクリームなどである。

 私とルイス、タンド公爵夫妻である、伯父様・伯母様が、一緒に見送りに立ってくれた。


 全てが終わったが、私は伯父様と伯母様に(たず)ねたいことがあった。

 だが、ルイスにもお二人にも(たしな)められる。


「エリー。これ以上は、未来の夫ストップだ。

今日は精神的にも肉体的にも疲労が溜まってる。

体力お化けの俺でも疲れたんだ」


「体力お化けって。私も忍耐力は鍛えられてるわ」


「だから心配なんだ。

こういう時に話し合っても、いいことは何もない。

今はマーサに任せるよ。

俺が癒せられないのは、とても悔しいけどね」


 そう言って、私の右手を取ると、指先に唇を落とし、頭頂部にもキスをする。


「ルー様……」


「今日のエリーは素晴らしかった。とてもよくやってくれた。俺のサポートもしてくれて、本当に感謝してる。心から愛してるよ」


 伯父様と伯母様、マーサがいるのに、正々堂々とした態度で、私を青い瞳でじっと見つめてくる。

 普段は気にならない、右頬の傷がうっすらと赤みを帯び、それさえも愛おしく思える。


「さあ。マーサに癒されておいで。

それからぐっすり眠るといい。

神の恩寵がエリーと共にありますように。

おやすみ、エリー」


 最後に額に口付けしてくれた。

 柔らかい感触とほのかな熱が、ふわりと降りて去っていく。少し寂しく、恋しかった。


 伯父様と伯母様も大目に見てくださり、注意はされない。


 ルイスも今夜はこの邸内の部屋に泊まる。


「ルー様、伯父様、伯母様。

今日は本当にありがとうございました。

神の恩寵が皆さまとありますように。

おやすみなさいませ」


 私はルイスに小さく手を振った後、居室に向かい、マーサのケアをたっぷりと受け、眠りについた。


 〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜


 翌朝—


 少し遅めの朝食を、伯母様とルイスと摂る。

 伯父様や従兄弟達は既に登城していた。

 食後、新聞に目を通すと、エヴルー公爵家誕生が主な記事で、色々書き立てられていた。

 ざっと把握し、三人でサロンでお茶をする。


「伯母様。申し訳ありませんが、お礼状関連の処理をご一緒にお願いできませんか?」


「えぇ、もちろんよ。結婚式まで手伝うわ」


「ありがとうございます。私を含めて、エヴルー公爵家の担当者達をビシバシ鍛えてください」


「エリー。くれぐれも無理はしないようにね。

結婚式までもう20日を切ったわ。

一生に一度ですもの。素敵なお式にしましょうね」


「ありがとうございます、伯母様。

昨夜、お話ししたかったのは、“両公爵”とガーディアン第三等勲章のことです。

伯父様と伯母様はどこまで、ご存じだったのでしょうか?」


「そうねえ……」


 伯母様はしばらく沈黙した後、静かに話し始める。


「ウチの人が、皇帝陛下からお話をいただいてきたの。王国大使も呼ばれていたそうよ」


「いつごろのお話ですか」


「4月の初旬ね。ほら、『スペア論』があったでしょう。

あれからしばらく経ったころ、皇帝陛下が二人を呼んで、打診されたの。

『エヴルー公爵家でのルイスの立場が、ちと弱いのが気がかりだ。

もちろん、二人が信頼しあい助け合っている様子はよく分かる。

だが、政治的に対立する立場からすると、『当主でもないのに』と付け込まれるだろう。

ルイスは騎士団だけでなく、領地経営にも乗り出そうとしていると聞く。

であれば、異例ではあるが、二人の共同統治はいかがであろう』

そういうご下問だったそうよ」


 伯父様はご多忙で中々会えなかったが、皇帝陛下とは皇妃陛下の件で時々お会いしていたのに。


「そんなに以前から……。全く気づきませんでしたわ」


「主にエリーがエヴルーに行ってる期間に動いていたの。

でなければ、勘がいいあなたは悟ったでしょう。

ガーディアン第三等勲章は、ルイス殿下が臣籍降下する時には、元々授与する予定だったそうよ。

でも、それだと“両公爵”なのに、やはりルイス様が当主だと言われかねないでしょう。

それでエリーにも、というお話になったの。

表沙汰にはできないけれど、貴女は事件の被害者にもなったし、皇妃陛下の不調も軽くして差し上げたわ。

ああ、謙遜しないこと。事実なんですからね。

さまざまな恩義もあり、隣国の王族にもなった。

ルイス殿下と婚姻する。

資格は充分だろう、との仰せだったんですって」


 皇帝陛下がそこまでルイスと私のことを考えてくださっていたのは、意外だった。

 皇妃陛下の親心は分かるが、どうしても皇帝陛下はそれだけではないだろう、と思えてしまう。

 王国の“飛び地”問題も、ルイスが“両公爵”の一人となったことで、王国の一手の意味も薄れる。

 まあ、これは副産物で、国王陛下の私への()びと、帝国での立場強化が主な目的だった。


 私が黙って考えていると、ルイスが(たず)ねる。


「俺からすれば今さらとしか感じられません。

当初通りで構わない。

いえ、エリーが当主で思う存分、腕を振るってもらい、俺がサポートしながら共にあり護れれば、それが一番いい形だと考えています」


 ルイスの青い瞳に迷いはなかった。

 伯母様は紅茶をひと口味わった後、その眼差し真っ直ぐ受け止めながら、毅然とした声で話す。


「ルイス様。エリーを護るにも、“両公爵”の一人として、共同統治する当主の方が、私は政治的にも強い力を有すると思うわ。

何より、公爵家が認可される私設騎士団の団長は、明らかにエリーよりもルイス様の方が適任でしょう?」


「?!?!」


 思わぬところを突かれた表情は、ルイスが押し殺しても出てくる。伯母様は言葉の戦いと駆け引きの百戦錬磨なのだ。私も以前やられた。

 あくまでも上品な声で、ゆっくりと畳み掛けてくる。


「団長は当主が任命される。それはご存知よね?」


「…………はい」


「帝都を護る最後の砦の役目を果たしつつ、優秀な部下の育成を大っぴらにできるのよ。

エリーを護るためにね。

私はこれだけでも、受ける価値はあると思うわ。

エリーがいくら“令嬢”としては、剣や軍事行動の才能があっても、プロの貴方にはいろんな面で(かな)わない。

これは事実でしょう?

これを聞いても、気持ちは変わらない?」


 ルイスはしばらく考えた後、私に向かい澄んだ青い瞳を向ける。そこには決意が宿っていた。


「………………エリー」


 それだけで、ルイスの気持ちは伝わってきた。


「ルー様。このお話、受け入れましょう。

最後まで蚊帳の外にされていたから、抵抗感が強かったけれど、美味しい面が大きいもの。

二人で幸せになるためにも、いただけるものはいただいておきましょう」


 それでも当然だが、ルイスの皇帝陛下への不信は中々ぬぐえない。


「あの人は絶対に何か考えてる。それが気になるんだ」


「ん〜。差し当たっては、次の後継者レースの重石(おもし)でしょうね」


重石(おもし)?」


「ルー様。私たちは絶対に中立を守り抜く方針よね?」


「ああ。タンド公爵家と同じ派閥・中立派だ」


「だったら、ルー様が第三皇子のままや、女公爵の配偶者でいるよりも、皇帝陛下の重みが増すでしょう?」


「ああ!そういうことか。後継者を選ぶ自分の発言権を今よりも強化して、絶対的にしておきたいって腹か」


 ご名答。さすが騎士団の参謀役だ。


「ええ。第二皇子母の側室様の離宮での幽閉。第二

皇子の“塔”の処分。そして、例の件。

これだけ続けば、さすがに皇帝陛下の信用も、多少は揺らぐと思うの。

それも皇妃陛下のご懐妊期間と重なる。

陰ながらでも、きっと非難されるでしょう。

何、うつつを抜かしてたんだって」


「……その通りなんで、庇う気は全くない」


 私もだ。

 皇妃陛下はおいたわしく、お気の毒に思えるが、皇帝陛下には一片の同情の余地も無い。


 が、客観的には運が悪かったと言えよう。

 まさか、皇太子がああいう性癖だったとは。

 あれは生まれ持ったもので、“天使効果”で増幅されてしまったが、いつかは発芽していただろう。

 その時、皇帝の地位にいたら、亡国の危機だ。


「まあまあ。皇太子殿下があんな異常者とは思いもつかないでしょうよ。

騎士団長の粘り強い捜査が、証言を発見し、伯父様の記録が裏打ちし、私の経験が活かされた。

それでやっと判明したの。

人格はともあれ、無駄に責めない方がいいわ。

こっちが疲弊しちゃうもの」


 ルイスは青い瞳を見開き、最後には笑い始める。


「クックックックッ……。俺のエリーはやっぱり最高だ。

本当に賢い」


「ルー様に()めてもらえて最高に嬉しいわ。

ただ中立でいるためには、タンド公爵家と同じ方針を貫くのが絶対に必要だと思うの」


「同じ方針?」


「皇女の降嫁は受け入れても、娘はやらない。もしくは婿に出さない。

私が数年のうちに妊娠したら、性別次第では、ご嫡孫の婚約者候補の第一位よ。ぶっちぎりでね」


 ルイスが突然真剣な顔になり、宣言する。


「…………結婚直後から言いまくる。絶対に帝室には婿にも嫁にも出さない」


「私も皇妃陛下や皇太子妃殿下には、はっきりと話しておくわね。あと、皇帝陛下にも。

こういう時に、“不敬の許し”って便利ね」


 私は悪戯っぽく微笑むと、伯母様とルイスも笑い始める。


「ね。とりあえず、もらっておいて損はないの。

“両公爵”も勲章も貰っておきましょう。

何よりも、心強い判定者がいたんだもの」


「心強い判定者?」


 そう。婚約宣誓書の内容が変更されるのだ。

 大使や国王陛下が相談しない訳がない。


「お父さまよ」


「ああ!ラッセル公爵か!エリーのためにならないことに、応じるはずがない」


 ルイスも納得の様子で、何度も(うなず)いている。すっかり尊敬というか、懐いている。

 こういうところ、本当に可愛い。言えないけど。


「そう。お父さまは“飛び地”には、さほど固執していないと思う。

王国はやろうと思えばここまでできる。

通商友好条約、結んだ方が良くないか?って押し引きの内の一手に過ぎないわ。

だって、現実的じゃないもの。エヴルーを帝国内の王国の政治拠点にしたら、何か理由をつけて、さっさと罰せられるでしょうね」


「そうか。ラッセル公爵か……。

俺はまだまだ及ばないな。努力を続けないと……」


「私もだわ。とりあえず、残り20日間、公爵夫人としての心得もよろしくご教授願いますわ。伯母様」


「任せておきなさい。ふふっ。たっぷり仕込んであげましょうね」


「お手柔らかにお願いします」


「だったら、二人とも、まずは昨日の反省会からね」


伯母様の目がきらりと光り、私とルイスの背筋がピンと伸びる。


「はい」「よろしくお願いします」


 この後、私とルイスは、伯母様による愛の鞭をしっかり受けとめ続けた。


ご清覧、ありがとうございました。

エリザベスと周囲の今後を書きたい、と思った拙作です。


誤字報告、感謝です。参考にさせていただきます。

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