第1章の登場人物・国家
第1章に登場する主な人物と国家について、なるべくネタバレしないようにまとめました。
備忘録としてご利用ください。
〜〜*〜〜登場人物について〜〜*〜〜
【王国(ラウリカ王国)】
●エリザベス・ラッセル
金髪、緑色の瞳。公爵令嬢。18歳。
愛称:エリー。リーザ(アルトゥールのみ)
亡母に面立ちがそっくりだが、瞳と髪は父譲り。
アルトゥール王太子の婚約者だったが、冤罪であるイジメ追及などの諸事情で辞退する。
●アルトゥール・ラウリカ
王国の王太子。金髪、赤紫色の瞳。18歳。
婚約者のエリザベスとは6歳で婚約。16歳までは良好な関係だった。
“真実の愛”の相手、シャンド男爵令嬢をイジメたと、卒業式前の最後の生徒総会で婚約者のエリザベスを追及し、婚約を辞退される。
●レオポルト・ラッセル
エリザベスの父。金髪、緑色の瞳。
公爵で宰相を務める。
エリザベスと亡き妻アンジェラを今でも溺愛している。“慈愛の宰相”と言われているが……。
●アンジェラ・ラッセル(旧姓タンド)
エリザベスの母(故人)。
月の光を集めたような銀髪、湖のような青い瞳。
隣国(帝国)のタンド公爵家の令嬢だったが、諸事情から王国への外交団に参加し、ラッセル公爵と出会い結婚する。
エリザベスを出産後、健康が回復せず、エリザベスが3歳の時に死去する。
●国王
国威を象徴したような厳正な政務を執る一方、諸事情からエリザベスの王妃教育は王妃に一任していた。
エリザベスには娘同様に目をかけていた。
●王妃
6歳時の婚約後、エリザベスの王妃教育を監修していたが、非常に厳しい内容だった。
実は理由があり……。
●ソフィア
銀髪、水色の瞳。侯爵令嬢。18歳。
エリザベスの親友。学園ではエリザベスの純潔を守るよう王妃から命令され報告書を提出していた。
●メアリー
金髪、黄緑色の瞳。侯爵令嬢。18歳。
エリザベスの親友。ソフィアの報告書やエリザベスの言動についての査察官を務めていた。
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【帝国(ブルグント帝国)】
●アーサー
亡き母アンジェラからエリザベスが相続していた、エヴルー伯爵領の代官。
●マーサ
エヴルー伯爵領地邸の侍女長。後にエリザベスの専属侍女となる。
●天使の聖女修道院院長(女性)
エヴルー伯爵領内にある、帝室の庇護も受けている歴史ある修道院の院長。
エリザベスの亡き母アンジェラとも深い関係があった。
●黒髪・青い瞳・右頬に傷痕のある20代の男性。
エリザベスと度々出会う。
【タンド公爵家】
●公爵[ラルフ]
アンジェラの兄。エリザベスの伯父。皇帝の側近を務める国務大臣。
エリザベスから伯父様と呼ばれる。
●公爵夫人[エレナ]
アンジェラの親友。エリザベスの伯母。
社交界のファッション・リーダーの一人。
エリザベスから伯母様と呼ばれる。
●長男[デュラン]
エリザベスの従兄弟。皇城の文官。
●次男[ピエール]
エリザベスの従兄弟。帝国騎士団勤務。
※長男・次男、どちらも既婚。妻がいる。ピエールの妻は訳あり。
エリザベスからお義姉様がたと呼ばれる。
●先代公爵
亡き母アンジェラの父。エリザベスの祖父。
●先代公爵夫人
亡き母アンジェラの母。エリザベスの祖母。
【帝室】
●皇帝と皇妃の間には、皇太子、第三皇子、第五皇子がいる。
●公国の公女である側室との間には、第二皇子がいる。
●大公国の大公女(養女)である側室との間には、第四皇子がいる。
●皇太子は皇太子妃と結婚している(子どもはまだいない)。
【その他】
●マダム・サラ
帝都で1、2を争う人気服飾デザイナー。
タンド公爵夫人が後援している。
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〜〜*〜〜登場国について〜〜*〜〜
【帝国(ブルグント帝国)】
大陸中最大版図と勢力を誇る。
海には面しておらず、大河を遡って交易している。
隣接国:王国、公国、大公国、連合国(南部を接する紛争相手国)、他。
【王国(ラウリカ王国)】
海に面し帝国の3/2ほどの版図を持つ。
帝国とは現在、友好関係にある。
過去には帝国と戦火を交えたこともある。
戦争をすれば、どちらにも甚大な被害が出るため、数十年前から友好関係を保っているが、同盟国ではない(主に上下関係をつけたくない王国側の事情)。
【公国】
小国だが、街道が複数通り、交通の要衝で、狭い領土にしては、非常に栄えている。地勢の関係で、守るにやすく、攻めるに難い、地の理もある。血と財を費やして手に入れるより、同盟関係を結んでいた方が、帝国にとっては有益とのスタンスで外交関係を結んでいる。
第二皇子の母である側室の母国。
【大公国】
帝国の同盟国。婚姻関係を定期的に結んでいる。
当代皇帝には、第四皇子の母である側室(先代大公養女)が嫁いでいる。
【連合国】
帝国の南部と接する紛争相手国。
10家の貴族が集まった連合政府を形成し、代表と副代表を定めている。合議制としているが、現在は代表家の統治に近くなりつつある。
帝国との紛争の原因の多くが、病害や自然災害である。食糧不足に陥った際、略奪目的で帝国への侵入を繰り返し、紛争が勃発している。