170.悪役令嬢の女子会
テンプレな“真実の愛”のイジメ疑惑追求から始まった、エリザベスと周囲のお話—
エリザベスの幸せと、その周囲を描きたいと思い書いている連載版です。
ルイスと小さな小さな家族との生活としては、46歩目。
引き続き、ゆるふわ設定。R15は保険です。矛盾はお見逃しください。
「そういえば、お二人は“ユグラン”様が男女どちらかわかるのか、などとは聞きませんのお」
朝食室で、私とルイス、クレーオス先生の三人で朝食を摂っている時、不意に尋ねられる。
「その必要はございませんもの。男の子でも女の子でも、無事に生まれてくれるだけで神の恩寵ですわ。
実際、今も医学ではわからないでしょう?」
帝国では王国同様、女性でも継承権が認められている。
私が、いや、お母さまがタンド公爵家の従属爵位であるエヴルー伯爵位を継げたのもこのためだ。
「ああ、俺もエリーと一緒だ。男女どちらでも大切な宝物だ」
「そういうお考えで助かりますわい。
顔がキツくなったから男の子だの、迷信を振りかざす方も中にはいらっしゃるでの」
「男女の前になぜ表情がキツく、厳しくなったのか、そこを考えてほしいですわ。
ただ私は一人っ子なので、兄弟は憧れてますの。
ソフィア様もメアリー様もご兄弟はいらっしゃったので、お話はうらやましく伺っておりましたわ」
あ、これ、ルイスには辛い話題だったかな、と思ったのだが、意外にも同意してくれた。
「エリーの気持ちもわかるな。
俺はピエールから話を聞いてうらやましかった。喧嘩をしながら、課題を教えてもらってたりしてたそうだよ」
「まあ、ラウルとピエールは性格が全く違うのに仲良くしていたのね」
「ああ、『兄貴は優等生で、俺は落ちこぼれだ』なんて言ってたが、小さなころから面倒は見てたし、末っ子だから皆からかわいがられてたみたいだ」
うんうん、わかる。それであの性格なのよね。
伯母様が『つい、甘やかしてしまって』とこぼしてらしたのは、今は黙っておこう。
「それに義父上のお気持ちを考えると……。
あ、いや、授かり物だとわかってる。
すまない、エリー」
皇妃陛下の教育で、『男女の産み分け希望や、妊娠・次子への強い期待は、妻の心に負担をかける』と学んだことを思い出したのだろう。
しかし、言っておかなければいけないこともある。
「ルー様。お気持ちはとても嬉しく思います。
お父さまとラッセル公爵家のことを考えてくださって、本当にありがとう。
ただお父さまは、たとえ2番目以降の子どもが生まれても、王妃様がいらっしゃる限りは、ラッセル公爵家を継がせたくないとのお気持ちがとてもお強いの。
私にも帰ってきてはならないと仰ってるし、私もそう思ってるわ。
『国王陛下や私にもしものことがあっても、絶対に帰ってきてはいけないよ。これはお前を守れなかった罰なのだ』と手紙でも、会った時も仰られていたくらいなの。
親不孝とは思うけれど……」
「ああ、そうだったね。悪かった、エリー」
「気にしないで、ルー様。朝の食卓にはふさわしくなくて、私こそごめんなさい。
クレーオス先生にも、お父さまのお気持ちを知ってもらうには良い機会だと思ったの」
「儂もラッセル公爵閣下のお考えに1票じゃな。
まあ、まだ時はあるでのう。
まずは“ユグラン”様と姫君が母子共に無事に過ごされるのが何よりじゃて」
しゅんとしてしまい、久しぶりに見えない耳が見えているルイスに、私は明るく声をかける。
「ルー様。ピエールの名前が出てきて思い出したのだけど、二人で一晩、お酒を酌み交わしてきたらいかがかしら?」
「え?ピエールと?」
「そう。私との結婚前は、かなりなさってたんでしょう?
私のあいさつ回りのように、ルー様もピエールとゆっくり話したほうがいいかなって」
ピエールは結婚前はともかく、結婚後もしばらく経つと、またルイスとたびたび飲み始め、お義姉様を放ってしまっていた。
伯母様から注意を受けたことも、お義姉様は頼る夫が、特に夜に出かけてしまい不安だったことも聞いてはいた。
ただ今回は南部戦争の後で、またルイスは私の出産前後はエヴルーにいて、帝都を離れる。
親友同士、心置きなく一晩過ごしてもいいと思う。お義姉様にもあることと引き換えに了承は得ていた。
「本当にいいのか?飲むのはいいが、俺は夜はエリーと一緒に過ごしたいんだ。一人にしたくない」
「ご心配なく。お日にちが決まったら、私はお義姉様がたと過ごすことにしているの。
それこそお喋りもできなくなってしまうんだもの」
伯母様とはすでに強い絆で結ばれているが、お義姉様方とももっと親交を深めておきたかった。
エヴルー“両公爵”家とタンド公爵家の関係を、次代も良好に保つためだ。
「なるほど。そういうことか。だったら少しは安心だ。ただクレーオス先生には同行してもらおう。
いいですよね、先生」
「ああ、構わぬよ。姫君も妊婦同士、話したいこともおありじゃろうて。
同席できぬのがちと残念じゃよ。
ふぉっふぉっふぉっ……」
「あら、では途中まではお悩み相談でもいいですか?」
「姫君のお役に立つなら喜んでいたしましょうぞ」
緊張した朝食の場もほぐれ、明るい雰囲気が戻っていた。
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出産準備、名付け、そして大きな問題は乳母だ。
私の母乳が出なかった時には、“ユグラン”の命綱となる。そのため安定期に入ってから、選出作業は始めていた。
自分の時のことは、おそらくはいたはずなのによく覚えていない。
妊娠したあと、クレーオス先生に改めて私の時はどうだったか尋ねたところ、お母さまは母乳が出たが、医学的に回復に差し障ると診断され、泣く泣く諦めたらしい。
それでも、体調が良い時には乳母役の授乳後に私を抱きかかえ、背中をさすり、とんとんと軽く叩いてげっぷを促したりあやしたりしていた、とクレーオス先生は教えてくださった。
療養中のお母さまが生まれたての私と触れ合ってくださったと思うだけで、嬉しく思う。
お父さまに手紙で確認したところ、乳母役を務めてくれた人は2人いて、いずれも領地の豪農の妻で健康だった。どちらも夫婦共に性格も明るく謙虚な人間を選んだとのことだった。
母乳の必要が無くなったあとは、たっぷり与えたお手当を喜び、領地に帰ったという。
『乳母役とその家族が、貴族の家中でトラブルを引き起こすことはよくある。
エリーのことだからわかっているだろうが、本人だけでなく、家族や係累まで充分に調査し決めるべき事柄だよ』
そう記されていた。
私も王妃教育の後宮運営で叩き込まれている。
親戚から選ぶか、家臣から選ぶか、領民から選ぶか。
多くはこのいずれかだ。
帝室関係は最初から除外した。
ルイスの母方の親戚は、あのドーリス公爵家だ。
「念のためだが、親戚筋でも絶対にあり得ないから、申し入れや売り込みがあっても一切無視してくれ」
ルイス自身が苦々しい表情で申し出た。
あんな不快な人達を思い出させてごめんなさいね。
私の係累はタンド公爵家となるが、ここまでおんぶに抱っこでいいものか、とも思うし、お義姉様方の妊娠を聞いて、相談しなかったことにほっとしていた。
思えば“あの”伯母様から声掛けしなかったのは、お義姉様の懐妊があったからなのだろう。
自分の家を優先するのは当たり前だ。
となると次は家臣だが、私とルイスには、“家臣”というべき存在がいても、まだできて日も浅い。家族持ちも少なかった。
その中で突出した存在を作るのに戸惑いもある。
それだけ“乳母兄弟”の存在は大きい。
アーサーに相談したところ、アーサーの親戚筋から1人、領民から3人、候補を上げてきた。
調査結果を見ても問題はない。ここまでよく調べてくれた、と思うほどだ。
アーサーの親戚筋は、皇城の出入りに必要なため、マーサを養女にしてくれた家の令嬢だった。
今は別の子爵家の嫁いでいるが、家族も温厚で問題となるような人物はいない。
領民3人も同様だ。
募集ではなく、行政官達がさりげなく探してくれていた。
本当にありがたい。
クレーオス先生にも、もちろんご参加いただいた。
「乳母役は複数いたほうがよろしい。
人間じゃて病気にもかかる。また相性もあるんじゃよ。
何が気に入らぬのか、赤ん坊はどうしてもおっぱいを吸わぬときがあるんじゃて。
本当に不思議なんじゃ」
書類審査を通った4人を、領 地 邸にて、私とルイス、クレーオス先生とアーサーで面接し、領民からの2人に決めた。
全員感じのいい人物だったが、子爵夫人はもう一人が領民になると聞いて、かなり動揺していた。
貴族は性格が良くても、身分制度が生まれた時から染み付いている。無理もない。
ただ二人の乳母役の間で上下関係は作りたくなかった。
ここまでして決めた乳母役達二人は、私とルイスの子どもに授乳することを専念し、お世話係は他に複数選び、なるべく負担のないようにした。
それだけ乳幼児のお世話は大変なのだ。
とても愛おしい存在だが、本当の意味で言葉が通じるまでは、不条理の塊となる。
アーサーには引き続き、教育係の選定作業も進めてくれていた。
ただ子どもには私のような目には、絶対に合わせたくはない。
我が家にとっては、“中立七家”に参加している理由の一つでもある。
私はラウリカ王国で、母・アンジェラの歪んだ”心酔者”だった王妃陛下から、異常なまでに厳しい王妃教育を受けた。
さらに、現宰相であるラッセル公爵の娘で、国王陛下の養女で第一王女でもある。
夫であるルイスは、臣籍降下した第三皇子で、南部紛争及び戦争の英雄だ。
娘が生まれた時は、どんなに歳の差があろうと、帝室のどなたかと婚姻を結ばされただろう。
だが、今、それをすれば、“中立七家”と、後ろ楯をしている皇妃陛下が黙ってはいない。
問題は息子が生まれた時だが、これもしばらくは逃げる気でいた。
できれば、“中立七家”の中でご縁があればいい。
帝室及び、他国家との縁組は避けたかった。
これにはルイスも同意してくれた。
序列1位は、新たな皇帝の子供達が臣籍降下すれば、順に降格する。
そうやって緩やかに、“普通の”公爵家になっていく。
これも家訓を検討した時に、二人で共有した長期的目標の一つだった。
私もルイスも進んで得た、栄誉でもないのだ。もれなく命懸けの奉仕が付いてくる。
もちろん貴族たる義務、“ノブレス・オブリージュ”は果たす。それと国を回す機械扱いは別だ。
ただこれに基づくなら、私はルイスにとって辛い選択を、いずれ迫ることになる。
アーサーから送られた教育係の候補者達の書類に目を通しながら、我知らず小さなため息を吐いた。
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ルイスとピエールの差し飲みは、すぐに決まった。
ピエールに騎士団本部で話した途端、「今夜でもいいぞ」という食いつきだったらしい。
結局、次の日の晩になったのだが、私とお義姉様方のお泊まり会も同日、タンド邸で開かれた。
皆、“テルース”の冬の部屋着で、楽だが温かい格好だ。
長男デュランの奥様がハンナ様、次男ピエールの奥様がシェリー様だ。
お二人とも私が持っている、縦型の犬の編みぐるみ、“抱きぐるみ”によく似たものを抱えていた。いずれも“テルース”の商品で実用試験中だ。柔らかな風合いは、エヴルーのハーブ染料で染めた品だ。
途中までクレーオス先生も参加し、妊娠あるあるのお悩み相談を受けたあとは、「姫君達は素敵な夜をお過ごしなされ」と退出された。
「今日は無礼講でしてよ。好きなことを話しましょう。お義姉様」
「まずは夫への不満が定番よね。とはいってもルイス様にはないでしょうけど?」
これは想定通りだ。
ルイスにも事前通告しており、『覚悟しておくよ』と苦笑されていた。
「シェリー様。完璧な夫などこの世には存在しません。
ルイスにもありますけど、のろけに取られると嫌で……。
それと、絶対に、絶対に、内緒ですのよ」
「わかったわ」
「わかりましたわ」
お二人は顔を見合わせたあと、真剣に頷く。
わくわくしている気持ちも透けて見えた。
いけない。私の悪い癖だ。今夜は楽しもう。
「実は……。一時期、どこにでも付いてきましたの。
お風呂にも一緒に入りたがって。
マーサが叱って諦めさせましたけど……」
「お風呂に?」
「あの、ルイス様が?!」
やはり驚かれる。やっぱりそうよね。
ルイス、明日の朝はごめんなさい。
「えぇ。どうやら騎士団でさんざん遊ばれてたみたいで、騎士団長閣下のウォルフ様も奥様とご一緒されるから、と言い張って……。
マーサがいてとても助かりましたの」
「え?!ウォルフ様達はなさってますの?」
「ルイスにはご本人がそう仰ったそうです。
でもあのウォルフ様ですもの。ルイスをからかったに決まってますわ」
ここはエヴァ様のために庇っておく。あの騎士団長閣下なら……。とここで蓋をする。
「そうですわよね」
「さすがに、そこは……」
「次は、デュラン様やピエール様のお話をぜひ伺いたいですわ」
「ピエール様のお話!聞いていただいてもよろしくて?!」
『もちろんですわ!』
二人の妻、特にピエールの奥様シェリー様の不満はすごかった。次から次へと出てくる。
いずれも過去の話で、今はかなり改善したらしいが、妊娠しなかったら離婚してたかも、と危機感を覚える。
ハンナ様と二人で聞き、共感したり助言する。
ハンナ様の話は不満半分、おのろけ半分でバランスがいい。さすがタンド公爵家の跡取りは多忙の中でもそつがない。
実に長く、楽しくもある夜だった。
〜〜*〜〜
ピエールが『ハックション!』と盛大にくしゃみをする。
「おい、手か腕でおおえよ。今、お互い、風邪は引けないだろう?」
「ああ、そうだな。酒で結構あったまってるんだが。きっとさんざん話のタネにされてるんだろ」
「それはお互い様さ。ほら、羽織れよ」
ルイスはピエールの上着を取り、肩にかける。
小姓時代を経ているためか、面倒見はいい。
それは自分の最愛の妻にも、遺憾無く発揮されている。
「おっ、助かる。で、さっきの話は本気か?」
「本気だ。もうウォルフには話してある」
「そうか……。まあ、仕方がないな。
しかし、お互い父親か〜。思っても見なかったよ」
「ああ、10年前の俺達が知ったら、『悪い冗談はよせ』『悪夢でも見たのか』とか言ってそうだ」
「ははっ!確かに。まあ、こんな悪夢ならいいさ。
ルー。お前さ。前の紛争から戻った時、ちょっと変だったろ?」
「ピエール……」
気づいてたのか、とルイスは思った。
親友にはあんな自分を見せたくなくて、八つ当たりもしたくもなくて、確かに戦後処理の職務を理由に最低限にしか会わないように避けていた。
「いやさ。雑な俺でも今回は堪えたんだよ……。自分が負傷する分には構わない。
ただ……。生命を預かってる、ヤツらが死んでいくのは、この世から奪われるのは……。正直、キた。
自分に苛立った。もっと鍛えてればよかったのか、配置に間違いはなかったか、号令は届きやすかったのか、装備の確認に問題はなかったか、って、次から次へと浮かぶんだ……。
騎士団長閣下がくどいほど仰ってた、『8割の準備、2割の実行』が本当にできてたのかって……」
ピエールがグラスに残っていた琥珀色の酒精を飲み干し、深い吐息をつく。深い森に似た芳醇な香りが漂い消えていく。
「ピエール、人間は完璧じゃない。お前はできることはやった。俺が知っている」
「ルー……」
「俺がお前の、いや部下の手抜きを見逃すと思ってるのか?前回以上に命がかかってたんだ。
なんと言われようと、許す気はなかった。
それが上官、指揮官の役目だ。もちろん、緩める時は緩めるさ。張り続けた弓の弦は切れやすい。
人間の心も一緒さ。そこはお前は絶妙だった。
鍛えに鍛えたかと思えば、笑わせもしていた。
お前は良い上官だぞ」
「…………それでも、死なせた」
「合同葬の後、遺族のところ、一人ひとりを訪ねてただろう?」
「どうして、それを?!」
「遺族から話が伝わってきたんだ。ああ、ウォルフ経由だから心配するな。未亡人だけだったら、ゲスな勘ぐりをするヤツもいるからな」
「……せめてもの、詫びをしたかったんだ。
だが、『パパを返して』と言われた時は辛かった。
すまない、と言うしかなかったよ……」
騎士の家族の大人は感情を抑制し、弔問に来た上官に失礼な振る舞いはしない。騎士の矜持に関わるためだ。
だが、子どもは悲しみをありのままにぶつけてきたのだろう。
「そうか……。俺達が甘んじて受けるべき言葉だな」
ルイスはピエールのグラスに酒を継ぎ足す。
そして、爪が食い込み、血がにじみそうな親友の手を解き握らせた。
「いや、俺は楽になりたかっただけかもしれない。
でも、ルー、お前は……」
「……ああ、俺は、前回も今回もウォルフから、止められてる。身分に関わる、他にもいろいろややこしくなる、合同葬だけで充分だってな……。
こんな身分、いらないって何度、思ったかわからん。
だが、今はあってよかったと思ってる。
ひどい上官だろう?」
ルイスは自嘲しながら、グラスを煽ったあと、暗く微笑む。ピエールはごくりと喉を鳴らした。
従姉妹の愛称を口にするのも、躊躇うほどだった。口にした途端、剣はないが、気合いで斬られそうだ。
だが、今は気心の知れた従姉妹の呼び名を、わざわざ変えたくもない。あの勘の良さだ。すぐに気付く。
「それは、エリー、のことか?」
「ああ。エリーを護るにはこの身分は必要だった。
最初は避けられて、いらないと思ったが、最終的には無いと護れなかった。
生まれて初めて、感謝したよ……」
「そうか……。よかったな。
うん、よかった……。よかったよ……」
この親友が自分の身分をどれだけ呪っていたか、知り合ってからはよく知っていた。
「悪い……。ピエールの話を聞くつもりだったのにな」
「いや、どっちがどっちもないだろ?来月、父親になる心境はどうだ?」
「ああ、息子だったら、娘だったら、とか考えるな。だが一番はエリーが無事で子どもを産んでくれることだ」
「はいはい。今のお前はエリー第一主義だもんな」
そこからはグラスにグラスを重ね、お互い腹の底から語りあい、久しぶりに同じベッドで眠り込んだ。
ご清覧、ありがとうございました。
エリザベスと周囲の今後を書き続けたい、と思った拙作です。
誤字報告、感謝です。参考にさせていただきます。
★、ブックマーク、いいね、感想などでの応援、ありがとうございます(*´人`*)
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