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140.悪役令嬢の親友 2

テンプレな“真実の愛”のイジメ疑惑追求から始まった、エリザベスと周囲のお話—


エリザベスの幸せと、その周囲を描きたいと思い書いている連載版です。

ルイスと小さな小さな家族との生活としては、17歩目。

引き続き、ゆるふわ設定。R15は保険です。矛盾はお見逃しください。


「ふうぅ……。ソフィア様の背後に、お父さまがいらしてる気がしてたわ」


 話し合いを終え、二人の寝室のソファーの背もたれに、体を埋める。ルイスも精神的に疲れているようだった。


「エリーもか。途中からはもう、遠慮なしにザクザク言ってたな。

まあ、それでもあの場の様子で判断していた。

義父上(ちちうえ)もだが、ソフィア妃殿下もすごい。次代の王国は彼女が支えるだろう」


「あぁ、だからお父さまは“鍛えて”らっしゃるのね」


「それを、ソフィア妃殿下は良しと受け入れてらっしゃる。

帝国にとっては、友好関係において、心強くも恐ろしい師弟(してい)だよ」


 ふと寂しさを覚えたが、致し方ない。

 王国から帝国へ“大移動”しなければ、私は王妃陛下と“アレ”に、心身共に使い潰されていただろう。

 隣りにいる寝衣姿のルイスの温もりが、お腹の“ユグラン”が、今の私の宝物で幸せだ。


「で、エリーはどう思った?提言と“余談”」


「提言は有りだと思うわ。“余談”は……」


 言い淀んだ私に、ルイスは微笑みかけ、手を重ねる。


「俺のことは気にしなくていい。俺も帝国騎士団参謀だ。

エヴルー“両公爵”としても、(おおやけ)の判断は別だ。

死んでいった戦友のためにも……」


「ルー様……」


「彼らは自分が死んだからといって、それ以上の味方の犠牲を望むような人間ではない。

たとえ『俺の(かたき)を取ってくれ』と言って息絶えたとしても、引き受けた者の死は願ってはいないだろう。

ほとんど酒好きだから、『墓に良い酒をたっぷりな』は仲間内では常識だよ」


 ルイスの言葉は、戦場の生々しい命のやり取りを伝えてくれていた。

 その実戦部隊の心情込みで、私は発言する。


「“余談”は有りだと思うわ。

怒らないでね。ルー様との婚約を受けた直後から、連合国に“影”を送っていたの」


「え?そんな、ころから?」


「えぇ、私のルー様は、いつ次回の南部紛争に駆り出されるかわからないもの。

なるべく起こさせないようにするのは、婚約者として、妻として、当たり前でしょう?」


「エリー!」



 ルイスは私を力の限り抱きしめる。息が苦しいくらいだ。

 ルイスの気持ちが痛いほど伝わってくる。

 ほとばしった激情はしばし時を忘れさせてくれるが、ルイスはすぐに理性を取り戻す。



「ご、ごめん。エリー。どこか痛くないか?“ユグラン”は?」


「大丈夫よ。安心して」


「しかしそんな前から潜入させてたのか。俺の奥さんは素晴らしい」


「まだ足りないものがあるわ。南部の国民感情よ。

いくら連合国の“平民”への食糧支援が有効でも、自分達も生きるのにギリギリなのに、どうして敵対国の“(たみ)”に分け与えるんだ、と思うでしょう?

そこが問題ね」


「エリー。さっきから、連合国の“平民”や“(たみ)”って言ってるだろう?

支配階級を抜きにして、他国の“平民”に食料支援なんて、無理じゃないか?」


「打つ手はあると思うの。協力してくださる方々もいるわ……。

それに国民は飢えていても、支配階級は充分に食べられてるのよ。

国民の飢餓にあぐらをかいている彼らに、渡す穀類は一粒もないわ。

そうでしょう?」


「エリー……」


 胸の内を秘めたまま、ルイスの黒髪を撫で、私を気遣うサファイアの眼差しに微笑みかける。

 そっと右頬に手のひらを当てた後、頬ずりをし、唇を捧げる。


 ルイスを護りたい——


 これ以上、ルイスの心身に傷を負わせたくなかった。


 〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜


 翌朝——


 ソフィア様は昨日のことがなかったかのように、朝食室に現れた。

 瞳に合わせた上品な淡い水色のドレスがよく似合う。

 挨拶を交わし合い、私の隣りの席に座る。

 クレーオス先生と私とルイス、四人での食事だ。

 エヴルー邸滞在中は、側仕えの侍女の方々とは、晩餐室(ばんさんしつ)と別れて食事を摂る。

 ソフィア様の希望だった。


 朝食にも米粉を用いたパンが出てきた。

 やはり独特でもちもちしている。私は好きだ。

 クレーオス先生に食べてよいか確認し、早速いただく。



「うん、おいしい。小麦のパンと風味も違うし、よく噛むから、ダイエットにもお勧めね」


「この穀類のパンも香ばしくておいしいわ。

工夫してらっしゃるのね。上から押し付けても、まずかったら食べてくれませんもの」


「ソフィア様。エヴルー産の牛乳やチーズはいかがかのう?

(わし)は大のお気に入りじゃ」


「私もそうですわ。こんなにこくがあって、香りもいい牛乳、初めてですの」


「舌の肥えたソフィア妃殿下が()めてくださり、生産者も喜ぶでしょう」


「よろしくお伝えください。ルイス閣下。

エリー様。今日、大使館にはいつ頃いらっしゃるの?」


「午後の予定ですわ。午前中は執務があるので、昼食後かしら」


「では、一足お先に参ってますわ。

明日からは、帝都を案内してくださってもよいかしら」


「えぇ、もちろん。クレーオス先生もいらっしゃいますか?」


(わし)はもう行っておるので、友人水入らずで行きなされ」


 楽しい予定の話題にはさみ、ソフィア様はさらりと仰っる。


「そうそう。噂のマダム・サラのドレスも注文したいの。無理かしら。

エリー様の瞳の色のドレスを作りたいの」


「ケホッ、コホッ」


 ちょうど果物のジュースを飲んでいたルイスがむせる。


「ルー様、大丈夫?」


「ああ、少し驚いただけだ。エリーの瞳の色のドレスですか?」


 再確認するルイスに、ソフィア様は優雅に微笑む。


「えぇ、ルイス閣下。メアリー様からも頼まれていますの。

エリー様、王国で二人で着るつもりなの。

お願いしてもいいかしら?素敵なお土産でしょう?」


「わかったわ。朝一番で聞いてみるわね」


「ありがとう、エリー様」


「どういたしまして、ソフィア様」


 この後も、“シリアリス(穀物)派”の穀物についてなど楽しく会話した後、朝食を終える。

 ルイスはなぜか私の私室についてきて、抱きしめる。



「はあ、覚悟してたが、ソフィア妃殿下のエリー愛はすごいな」


「え?そうかしら?」


「エリー。俺の一番はエリーだよ。エリーの一番は?」


「もちろん、ルー様よ。ソフィア様とは親友よ。

全然違うわ。ただ色んな意味で戦友でもあるから、特別なだけ。

ルー様の騎士団のご友人達と一緒よ」


「俺はウォルフの瞳の色のネクタイなんて欲しくないけどな」


「あら、大切にしている武具を譲ろうか、って言われたら嬉しいでしょう?」


「…………それは、まあ」


「それと一緒なの。メアリー様ともお揃いよ。安心して」


「わかった、すまない。

母上の小切手方式の商品券で、パティスリーに行ってくればいい。俺にはいつもので頼む」


「わかったわ。帰ってきたら、お疲れ休めに食べてね」


「ああ。愛してるよ。エリー」


 最後に一段と強く抱きしめ、抱擁(ほうよう)を解き、ルイスは出ていく。

 私は控えていたマーサに念のために問いかける。


「ねぇ、マーサ。ソフィア様との瞳の色のドレスって、そんなにまずいかしら」


「さようでございますね。珍しくはあるかと存じます。

エリー様の分がソフィア薔薇妃殿下の瞳の色ですと特に……」


「え?三人一緒でしょう?」


 マーサは小さなため息を吐く。


「エリー様には、そのお揃いのドレスと、ソフィア薔薇妃殿下とメアリー百合妃殿下の瞳の色、全部で3着を、ご懐妊のお祝いになさるように思いました」


「3着も?!」


「ドレスショップにおいでになれば、わかること。今、考えても仕方がないことでございます」


「そうよね。それよりルイスを見送らないと」



 後日、マーサの予想は的中した。

 マダム・サラからも「たまには違うお色を」と押し切られる。

 結局、産前産後も着られるデザインの3着調製が、ソフィア様とメアリー様からのおめでたの贈り物となった。


 〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜


 午後早く、大使館へ行くと、ソフィア様と大使、随行員の一人、研究者の男性が待っていた。

 以前にも視察や請願で会ったことがあり、再会の挨拶を交わす。


 植物園内の農業試験場手配は、伯父様がすでにすませていた。

 さすがお仕事がお早い。

 温室の部外者立入禁止区域に、稲を植えた鉢や箱を置いていく。

 各成長段階別にあり、研究の成果を目の当たりにしていた。



「時々見にきてもいいかしら」


「ソフィア薔薇妃殿下。もちろんです。お取り計らい、深く感謝します。

エリザベス第一王女殿下もありがとうございます」


「いえ、私でなく、タンド公爵閣下が動いてくださったので、会う機会があれば、ご挨拶願います」


「もちろんです」


「よろしければ、この新しい稲について、説明していただけるかしら?」


「はい、光栄でございます」


 彼は以前のまま、いや以前以上に熱心に、この品種について、詳細を語ってくれた。

 私はノートにまとめ、質疑応答も行い、有意義な時間を過ごす。

 ソフィア様は微笑みながら見守っていた。



 馬車に乗り、パティスリーへ移動中、ソフィア様に謝る。


「申し訳ないことをしたわ。ずっとお待たせしてしまって」


「平気よ。昔と変わらないわ、って思って見てたの。

そのエメラルドグリーンの瞳がきらきら輝いて、表情も生き生きされて、見ていて飽きないのよ」


「そうかしら。いつまでも子どもっぽくて、少し恥ずかしいような……」


「エリー様のそういう部分は変わらないでいてほしいの。

そうだわ。待たせてすまない、とお思いなら、様抜きで呼んでいただきたいわ」


「わかったわ、ソフィア」


「はい、エリー」


「待っててくれて、ありがとう。ソフィア」


「あなたのためなら当たり前よ、エリー」


 この呼び合いは、パティスリーに到着するまで続いたのだった。


〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜


 パティスリーでは、私やルイス、クレーオス先生、ソフィア様と側付きの侍女達の他にも、使用人や騎士団員全員分、ケーキや焼き菓子を購入した。


 穀類メニューを食べ続け、“籠城戦(ろうじょうせん)”とソフィア様受け入れで頑張ってくれた皆へ、せめてもの感謝の気持ちだった。


 午前中に予約注文していたので、小切手方式商品券に価格を書き込んで渡す。

 皇妃陛下、本当にありがとうございます。

 手続きの合間に店主に聞くと、やはり売り上げは落ちているそうだ。



「こういうご時世です。仕方ありません。

来年以降もずっと続くと困りますが、私どもでも穀類を使った焼き菓子やケーキも販売しており、ご好評いただいています」


「まあ、そうですの。素晴らしいわ。ご協力、ありがとうございます」


「とんでもないことでございます。私どもにできることは少のうございますが、せめてできることから、と思っています」


「うちでは久しぶりのご褒美なの。皆、ほぼ毎日穀類メニューを食べてくれてるから」


「“両公爵”家のご褒美のお菓子を、当店でご注文くださり、誠にありがとうございます」


 確かに、店主や店員達は“シリアリス(穀物)派”の淡黄色の刺繍入り布賞を腕に付けていた。

 支払いカウンターには募金箱があり、南部の復興基金に寄付する、と書かれてある。

 私もソフィア様もいくばくかの金額を入れて店を出る。


「やはり、皺寄せは出るわよね。仕方ないのだけど……」


「あの人達を路頭に迷わせないのも、エリー様のお仕事でしょう?がんばってね」


 ソフィア様の何気なくも、統治する者の責任を指摘した言葉を胸に、帝都邸(タウンハウス)へ帰邸した。


 〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜


 夕食と入浴を済ませ、私室で書類を確認した後、マーサにはソファーに座ってもらい、話を切り出す。

 南方の連合国“平民”への食糧支援についてだ。


 マーサの出自は、南部に領地があった男爵家の令嬢だ。

 二十数年前の連合国との激しく長い紛争で、父と兄は戦死し、屋敷は焼かれた。

 母と二人、髪を切り男装して避難民となり、帝都を目指し歩いていた街道で、天使の聖女修道院の院長様の呼びかけに助けを求めた。

 過酷という言葉では、到底言い表せない。


 私は「辛くなったら、遠慮なくいつでも言って」と約束した上で、現在の情勢と、食糧支援計画について説明する。

 マーサは最後まで黙って聞いていた。


「マーサ。昔、南部に暮らしていたあなたの率直な意見を聞きたいの。

この食糧支援計画を聞いたら、南部の平民はどう感じると思う?」


「…………エリー様。私が避難民となった紛争では、連合国の貴族達だけではなく、平民も加わり、略奪行為を行っていました。

それを経験した者たちは、やはり強い反発を持つでしょう。

ヤツらに与えるくらいなら、俺たちにくれ、と」


「…………本当にそうね。飢えている人間は恐ろしい。何だってする。虫も殺せないような平凡な人間が掠奪行為をする。

でも今回与えなければ、来る可能性がとても高い。また戦いが起きるわ。そう言ってもダメかしら」


 マーサは私をまっすぐ見つめ、問いかける。


「………エリー様。不敬はお許し願えますか?」


「もちろんよ、マーサ」


「そうですね。本音を言えば、こういう時のために税金を払い、貴族を敬ってるんだ。

自分達を死ぬ気で守れよ。自分達は土地を耕す、貴族は国と自分達を守って戦うんじゃないのか、と」


「そうね。この本音はある一面ではとても正しい。

貴族はそうあるべきだわ」


 実際にマーサの兄と父は、この通りに実行し亡くなっている。

 私は簡単に触れるべきではない、と口にはしなかった。

 マーサはやや(うつむ)きがちになって話す。


「…………あの時は、避難民の群れをただ通過させるだけの貴族ばかりでした。

炊き出しなどはほんの一部で、悪くもないのに、その領地の兵士に、『早く帝都に行け』と罪人のように追い立てられました。


天使の聖女修道院の院長様の、『清貧の暮らしでもよいなら、おいでなさい』というお声は、本当の聖人に思えました。

いえ、今でも思っております」


 マーサの手が膝の上で堅く握り込まれる。

 私はマーサの隣りに座り、その手に静かに手を重ねる。


「…………マーサ、辛いなら無理はしないでね」


「いえ、大丈夫です。エリー様。

綺麗事かもしれませんが、もう二度と、私のような子どもは出て欲しくはないのです。

街道の脇に、力尽きた、者達も、いて……」


 震える声で語るマーサをそっと抱きしめ、背中を撫でる。そして離れて、手を握る。


 今まで堅く閉ざしていた心の蓋を開けたが(ゆえ)だろうか。

 マーサは辛そうなのに、話し続けた。

 私は相槌を打つ以外は黙って、マーサの手に手を重ね、真摯(しんし)に耳を傾ける。



 心に、深く、深く刻み込むために——



 しばらくして言葉が途絶えた後、マーサはいつものマーサに戻っていた。

 姿勢を正し、私にまっすぐ向き直る。



「…………申し訳ありません。エリー様。

天に召されるまで、話すつもりはありませんでした。

エリー様なら、聞いてくださると、甘えて……。

お仕えする立場をわきまえず……」


 マーサは一粒の涙もこぼさなかった。今もじっと耐えている。


「聞かせて欲しかったのは私よ。思い出すだけでも苦しかったでしょう。

本当にありがとう。マーサ」


 私はマーサの左手を両手で包み込む。



「エリー様。先ほどの食糧支援計画ですが、炊き出しでも、南部の領民と連合国の平民では、全く同じメニューか、連合国側が少しでもランクが下の食べ物がよいと思います。食料配布も同様です。

連合国側が上は、絶対にあり得ません」


「同じか、違いをつけるのね。

でも心情以外の理由でもそうなると思うわ。

飢えて、まともに食べてない人にいきなり普通の食べ物は無理だもの。

最初は何かの穀類を柔らかく煮たものになるでしょう」


「恐れ入りますが、先日までのエリー様と、食べ物の点だけは似ています。

まだ、頬が痩せていらして……。

ふっくらと愛らしゅうございましたのに……」


「え?もうほとんど戻ったわ。マーサ達のおかげよ」


「まだでございます。しっかり召し上がってくださいませ」


「ありがとう、マーサ。大好きよ」


 私はしばらくマーサの手を握り、心から感謝していた。


 〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜


 翌朝——


 ある保守系新聞の社交欄で、私の昨日の買い物が記事になった。


『とある贅沢なパティスリーで、友人らしき女性と大量の上級菓子を購入した。穀物入りは一つもなかった。

エリザベス閣下の“シリアリス(穀物)派”は見せかけだ』


 ルイスは怒りに震え、新聞を握りつぶす。

 私が「落ち着いて」と止めないと、新聞社に怒鳴り込みそうなほどだった。


ご清覧、ありがとうございました。

エリザベスと周囲の今後を書き続けたい、と思った拙作です。

誤字報告、感謝です。参考にさせていただきます。

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