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ささやかな情交

周期・気狂い

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛です。内容はR15では無いですが念の為。

精神的な脆さと使ってる言葉が琴線に触れたので。

性格が暗いって言われるかも知れないけど、あんまり明るいところが得意じゃない。目が痛くなるから。私には眩し過ぎる。突然発せられる音も好きじゃない。機械音ならまだ大丈夫。でも気持ちが籠った声は何時も不安を掻き立てられて、いても立っても居られない。

そんな状態じゃ生きにくいだろって、さっさと耐性付けろ。なんでそんな簡単な事も出来ないんだよ。って言われるかも知れないけど、これが私だった。文句言わないから、何も言わないから、貴方も何も言わないで……。


真っ暗闇な部屋の隅で体育座りしていると、扉が開いた。一筋の光が線となって、面になって、黒い部分は人影だけとなった。逆光で顔がよく見えないけれど、正体は直ぐに分かる。同棲中の彼だ。彼は物音を立てずにゆっくりと此方に歩み寄ると、隣に腰を掛けた。

「こんなところに居た。どうした頭でも痛いのか?」

「そんなんじゃ……ないよ。でも今は……発情期じゃなくて、気狂いだから」

横目で彼の事を見ると怪訝そうに首を傾けていた。そりゃ何時も気紛れに抱き着いて、甘えてくる女が暗闇に身を潜めていたらそんな反応にもなるか……。

今日は彼が買い物に行った。何時もなら着いていった。ベッタリと傍に寄り添って、他愛のない話を幾つか繰り返して、疲れ果てて帰ってきたらまた抱き着いた。筈だった。でも今は……駄目だ……。真っ白な光を浴びたくない。突発的に上がった人の声を聞いたらおかしくなりそう。彼の腕を何時も以上に強く握って、震えて歩く事になりそう。

依存に対する恐怖とはまた異なる、自我を手放す恐怖。今は……そんな状態。前は発情期だったけど。今は気狂いだった。

「此処に居てもいいか?」

「うん……ごめんね。こんな事して」

「俺には良く分からないけど。気持ちが上がらないなら無理に上げるな」

彼は電気を付ける真似はしなかった。ただ黙って寄り添って、同じ時を共有する。そこに彼なりの優しさが見えて、少しだけ気持ちが安らいだ。


共に過ごして居ても分かった事。同棲中の女は一定周期で行動が顕著になる。それは発情期しかり、気分の低迷しかり。何はともあれ、ある一定の人格がより一方向に尖り尽くす。

今は感度が鋭い様だった。光度も、物音も、何時もならば素通りする様な事でも過敏に広い上げ、身を縮ませる。どうにもそれが精神にまで及んで居るようだった。

そんな様を見ていると、脂肪さえ纏わない華奢な体じゃ、簡単に壊れてしまうんじゃないか? 本当は……今、自分が耐えられる限界に居るんじゃないか?

「元気になったら……また……君と手を繋いで何処かに行きたいな」

「あぁ。少し眠るか?」

「うん」

そうして少しだけ頭を預けて眠り始めた。目覚めたら元気だと良いな。眠りは万人に与えられた祝福だから。

不安になると普段は気にも止めない事でも情緒を乱しにかかるじゃないですか。今はそんな状態。

冒頭部分は、平常時では目を瞑ってそうな事かと。


ホルモンバランス崩れてそうだな。

普段は自制して、塩梅考えてるけど、今はそれも出来ない状態。

軽い鬱状態なので、何も考えず刺激を与えない暗い部屋でじっとしてます。


まだ何かあった気がするなー。

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