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日常はつまらないことが多すぎる!

「はぁ、何か面白いこと起きないもんかね」


この願望はおそらく男子高校生なら1度はあるだろう、しかしそう思っても何も起きないのが現実である


『結城 雄大は普通の男子高校生である』


いつも通り、つまらない授業、放課後は帰宅部なので直ぐに下校、別に彼女もいるわけじゃない冴えない一介の男子高校生それが俺である。


今日は何時もと違う面白い事が起こる、そんな気がして少し遠回りして下校した、本当にただの「直観(ちょっかん)」である、そんなこんなで行ったこともない神社の前に来てしまった。


「せっかくだし、お参りしとくか……」


そのまま帰宅するのがもったいない気がして神社の鳥居を潜った瞬間、「踏み入れてはいけない領域に入ってしまった」と「直観(ちょっかん)」が脳内で警報を鳴らしていた


生存本能が今すぐここから立ち去れと命令し、それに従い後ろを振り返ると……背後にあった鳥居が空間ごと抉られて「(ゲート)」の様なものが出来ていた。


「……は?なんだよこれ」


望んでいた非日常がいざ目の前に現れると案外人は動けない物である、体は動かないがそんなことを考えられるくらいには頭の中は至って冷静だった、まるで精神的な衝撃に「耐性(混乱耐性)」があるかのような不自然だった。


「まさか何か出てくるわけじゃないだろうな、早くここから逃げて助けを呼ばないと……」


俺は至って普通の男子高校生である、あの「(ゲート)」からなにか化け物が出てきたら対処する手段はない

ましてやあの強そうな「骸骨騎士(スケルトンナイト)」なんて俺には倒せ……


まて、「なんで俺はあいつの名称が分かった?」まるで「鑑定(かんてい)」でもしたみたいに……


そう考えている間にヤツ(スケルトンナイト)は俺を両断するために強そうな剣を振り下ろそうとしている、俺はまるで「直観」(ちょっかん)に身体を突き飛ばされた様に横に跳んだ。


次の瞬間、後ろにあった石階段ごと地面が切り裂かれ、まるで空間が歪んだ様に感じた。


ヤツ(スケルトンナイト)は何故避けられたのか不思議そうにしていたが、獲物を逃す気は無いらしい

続けざまに剣を横薙ぎに一閃した……


「ダメだ……これは避けられない」


「直観」(ちょっかん)でも避けられないと悟り、身体が動かなかった


「最初の攻撃を避けた時は、タダ物じゃないと思ったのですがね……」


そう声がして、目を開けると女の子がヤツ(スケルトンナイト)の剣を掴んで止めていた。

読んでいただき、ありがとうございます


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