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3結局金が全てってわけ?

なぜ映画は小さいスマホで観るよりも巨大スクリーンで観るほうが特別感があるのか考えてみます。


私は映画を、まぁできることなら大画面で観たいですが、正直映画館まで足を運ぶのはめんどくさい。私の心は大画面に対する愛より、ものぐさが幅をきかせています。付き合いで行くとか、相当興味のある映画でないと足が向かず、年に5、6回行けたら良い方です。


さらにですよ、私はけしからんことに、数年前までは舞台演劇も別に映像で観れば良くない?とか思ってたんです。

これは本当にけしからんし、演劇が生でなければならない理由もちゃんと分かるんですよ。演劇というのは映画と違って形にして残すために作るものではないので、映像にして残したものを観るっていうのは、何かすごく有名な寿司職人が握った寿司を冷凍保存して後日食べるようなものじゃないですか?違う?


だけどねぇ、私の気持ちも分かってくださいよ(誰)。

舞台って正直、高いじゃないですか。有名な劇団ならまず間違いなく大劇場で公演しますがチケットを取るのも大変だし、下手したら一万円近く払って二階席の一番うしろになるかもしれないんですよ?悲しすぎません?また劇場っていう場所が相当運が良くないと片道30分以内で行ける場所であることの方が珍しいし。以前宝塚歌劇団の舞台を見に行ったんですけど、二階席から観劇したのでよく見えなかったし(視力の問題かもしれません)、オペラグラスを使えば見えたかもしれませんがそうしたらもう劇場で観る意味ある?何が悲しくて最前席に座るお姉様方とジェンヌがラブラブしてるところを二階から見下ろさなければならんの?


ここまで映画という単語すら出てこない愚痴を書き散らかしてしまいましたが、ここから何とか元のテーマに戻りますよ頑張ります。


数年前に観た舞台の話です。

これは運良くいい感じの位置の席を確保できて、私は快適な観劇タイムを過ごすことができました。凝った舞台装置はありませんでしたが役者の演技がとにかくエネルギッシュで、これは最前席で観たら大迫力の飛び出す3Dじゃん、と思いました。

後日関係者の方とお話する機会があって、上に書いたままの感想を伝えたんです。そうしたら関係者の方が、いやそれが、どういうわけか毎公演、最前席の人だけ必ず居眠りするんです、と苦笑いしておっしゃられて。いや、目の前でドッタンバッタン飛んだり跳ねたりしてる人間がいるのに居眠りとか神経太すぎんか?と思ったんですが、どうやら最前席のお客さんたちは、役者にエネルギーを吸い取られていたのではないかと。その舞台に関わる方々はそう結論づけたそうなんです。


ちょっとスピリチュアル感が出てきましたが、諦めないでついてきてください。


まぁ冷静に考えれば、それはそうかもなと。

中学だか高校だかで習ったじゃないですか。全ての物質は原子と分子の集合体であると。そして人間も例外ではなく、原子と分子の塊であると(私は今おぼろげな記憶を頼りにとても適当なことを言っています。学生の皆さんはこんな適当な大人の言うことを真に受けてはいけません)。

原子と分子は常に振動しています。振動が激しいほど温度は高く、ゆっくりなほど温度は低い。振動の激しい原子、分子の集まりを、ゆっくり動いている原子、分子の集まりと隣合わせにしておくと、ゆっくり動いている原子、分子の動きも早くなる。

ということは、原子、分子の塊である人間も、お互いに物理的な距離が近いほどそのエネルギーが伝わりやすくなるということでしょう。多分。おそらく。エネルギーを吸い取られるというより、強制的にエネルギーを使わされているという方が正確でしょうか。


やっと映画の話に戻りますよ。上記のエピソードをふまえて考えると、人はより大きい音や強い光といった強いエネルギーに近づくことで、より大きな影響を受けると。だとしたらスマホで観る映画と映画館で観る映画はそりゃ違うし映画館で観る方が人体に対する影響は大きいと。楽しみにしている映画が自分に与える影響は、小さい方がいいか大きい方がいいか考えたら、そりゃ大きい方がいいだろうと。だから映画は映画館で観るべき、という結論を出してみたんですがどうですかお気に召しましたか。今日もおつかれさまでした。

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