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第三話

日々の雑務お疲れ様です!

「やっぱり“ジェネリック”っていうスキルは他人が使ったスキルを使う事ができるのか?」


 俺は教会からの帰り道、先程起こったことを考えながら帰路についた。

 ばあちゃん何かと色々な事に詳しいから帰ったら聞いてみよう。


……


……………


…………………………




「…………………っ!」

「…………………………!」


 家の薬屋が見えてきた所で何やら数人の人だかりが出来ている事に俺は気が付く。

 

(いつもはガラガラの店なのに、何で店の周りに人がいるんだ?)


 近づくにつれてその異様さに、訳もわからない冷や汗が出てくる。

 家の周りにいる人達の顔色が明らかに悪い。


「えっ……? まさかっ……ばあちゃん!」


 嫌な想像を振り切るように俺は思い切り走る。


「ばあちゃん!」


 家の前にいる人の間を抜けて俺は急いで中を確認する。

 するといつも見慣れた所狭しと並べてあった商品は床に散らばり、壁には切り裂いたかのような傷が何箇所も付けられていた。

 その奥で双子の姉妹のラミさんとレミさんがばあちゃんを介抱している姿が目に入る。


「クリスくん! レノアさんがっ…!」


 ばあちゃんと仲の良い、双子の妹のレミさんが泣きそうな顔で俺を見る。


「な……何が……何があったんですか!?」


「盗賊が……盗賊がこの薬屋に押し入って……レノアさんはその時に怪我を……」


 そう言ってレミさんは優しくばあちゃんをベッドに寝かせる。


「あの時私達が帰らず一緒にいればっ…!」


 ラミさんが怒りを顕にして肩を震わせている。


「ばあちゃんは…ばあちゃんは大丈夫なんですか!?」


 介抱されて寝かされているばあちゃんの右肩には包帯が巻かれ、そこから血が滲んでいた。


「応急処置はしました……ただ治癒魔法が使える教会の司祭を呼ぶまではこれ以上手が出せません。今呼びに行ってもらっていますがもう少し時間がかかります……」


「くそっ……ばあちゃん……」


 早く治療をしないと……。


「許せない……」


 ラミさんがポツリとそう言うと、静かに外に出ようとする。


「ラミ! どこに行くの!?」


 レミさんが慌ててラミさんを呼び止める。


「そんな事……言わなくても分かってるでしょ?」


 そう言ってこちらを見ずに静かに答えた。


「……くれぐれも」

「分かってる……」


 その瞬間、ラミさんの存在感が急に薄くなりフッと姿が消えた。


「えっ……?」


「大丈夫よ、ラミが盗賊を捕まえに出たわ」


「ちょ、ちょっと待ってください! そんな危険な事任せても大丈夫なん……」


 俺がそう言いかけたその時、またも俺の目の前に本が現れ、ページが光に包まれる。



【名前】

(名前を記入してください)

【分類】

 魔力追跡

【効能・効果】

 魔力を感知し、その魔力元を調べる

【副作用】

 特になし

【成分表】

 ・闇の魔力…10

 ・魔力操作…15

 ・魔力消費量…10



【名前】

(名前を記入してください)

【分類】

 認識阻害(中)

【効能・効果】

 認識を阻害し、目立たなくする

【副作用】

 特になし

【成分表】

 ・光の魔力…12

 ・闇の魔力…9

 ・魔力操作…21

 ・魔力消費量…25



【名前】

(名前を記入してください)

【分類】

 身体強化(小)

【効能・効果】

 身体能力を上昇させる

【副作用】

 無理に動くと反動で筋断裂、骨折の恐れあり

【成分表】

 ・光の魔力…10

 ・雷の魔力…10

 ・魔力操作…15

 ・魔力消費量…10


 立て続けに三ページ分のニホン語が浮かび上がると、本から光が消えた。


(いったい何なんだほんとに……)


■作者コメント

ここまで読んで頂きありがとうございます<(*_ _)>


■次回の更新は【不定期】です。


■お願い

宜しければブックマーク、感想、レビュー、下の☆をちょんと押して評価を頂けると励みになります。

よろしくお願いします!


■その他

Twitter始めました。

作者のマイページにURLを載せていますので、絡んでもいいよって方がいましたらよろしくお願いします!


キーメイカーのダンジョン攻略というものも書いています、作者のマイページに飛べばすぐ見れると思いますので、良ければ見てやってください。


あとは特に無し!(乂・ω・)

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