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「あなたの、それまでの会社における働きぶりが大儀だったからでしょ?」


それを聞いた客は、笑いに笑った。

そして、笑い終えた時、また話出した。


「先代には、娘さんがいてね・・・確かに可愛い子で、たまに社内で見かけた。しかし、社員であったことは一度もなく、今は異国で大分、歳の離れた大学の教授と、このうえない結婚生活を送っているよ。

私が、先代から社長に選ばれた理由は、『その娘を一度たりとも私がヤラシイ目で見ているのを先代が見たことがなかったから』だったんだよ。」


運転手は、

「それは、それで良かったですね。」と言った。


すると、後ろから、

「・・・これは、君だけに言おう・・・・私も初めて人に話すが、私は敢えて社長になる前に、たまに会社にいる、その娘を見ないようにしていた。」


そして・・・と客は、言葉を続ける。


ちょうど、

その時、高速SAが間近である看板をドライバーは、確かに横目にした・・。

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