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「私は、最後に聞いた君の発言を聞いて、即座に、このタクシーを降りようと思ったが、次に、それを止めようと思った。君は、それが何故だか分かるかい?」



ドライバーは、そのまま走り続けながら聞いた。

「何故ですかい?」と。


一呼吸おいて、客は答えた。


「まず今は、高速道路だ。次のPA、ICが今は見事に遠い。そして、私が向かっている先方に時間より気持ち、早く到着するには、今、乗っている私の、このタクシーが今迄のように順調に走ってもらわなければならない。仮に、ドコかで私が、このタクシーを半端に降りて、他のタクシーを頼もうとしたら、私は、おそらく、先方に遅れて到着するだろう・・・。」


ドライバーは、黙って聞いていた。


また、少しタクシー内に静寂があり、客は、また話を始めた。


走り続ける、その車内において・・・。

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