表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩のようなものたち

女学生

作者: 暮 勇

さようなら女学生

輝く鈍色自転車転がして

ゴムで束ねた黒髪は

雨の雫で艶やかに


視界を横切る女学生

彼女の視線の先には

青がチカチカ点滅信号

スカートは一層激しくはためく


走る女学生

灰色のカーディガンと共に

ふわりと周囲に風起こす

丸く世界の光を取り込み

聡明に輝く双眸は

きっと道のその向こうを見つめてる


走ってゆけゆけ女学生

前にのめって

力いっぱい漕いだ先には

曇天の切れ間からのぞく太陽

向かって走る彼女を覗き

そっと静かに微笑んでいる



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ