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人外少女は最強です  作者: 十六夜
1章 人外少女、異世界の地に降り立つ
3/4

魔族と部下と美しさと

 ステータスの項目を二つ増やしました。コクアのステータスも変えましたので、見たい方は見てください。

 私はメイドに案内され、自分の部屋に行った。部屋はとても広く、ベッドや机はもちろん、チェスやリバーシ、鎧まであった。クローゼットの中には動きやすそうな服に、ローブ、下着とたくさんあった。しばらく部屋の中を物色していると、コンコンと扉をたたく音が鳴り、そしてメイドと執事が入ってきた。


 「し、失礼します!メイドのシフォニーです!」

 「執事のヴァンです。よろしくお願いします」

 

 と、言ってきた。ん?何か違うような・・・もしかして、魔族だったりして。

 魔族は魔物を従えていて、町を一夜で壊滅させるほど強いらしい。(全知が教えてくれた)

 まあそんなやつらがいる訳ないか。とりあえず鑑定しよう。


――――――――――――――――――――――

 シフォニー ランエッジ

 年齢 17 性別 女

 種族 サキュバス 職業 密偵

 LV27

 HP 2700/2700

 MP 3500/3500

 攻撃 2500

 防御 1700

 魔攻 3000

 魔防 2400

 敏捷 2700

 知識 1500

 幸運 70

 <固有スキル>

 幻覚魔法 影魔法

 <スキル>

 誘惑LV 4 催眠LV 5 暗器術LV 7

 闇魔法LV 6 上位偽装LV 6

 <称号>

 暗殺者 落ちこぼれ 未熟者

 やればできる子

 <加護>

 邪神の加護

――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――

 ヴァン ロアー

 年齢 22 性別 男

 種族 吸血鬼 職業 密偵

 LV53

 HP ∞/∞

 MP 3000/3000

 攻撃 5000

 防御 100

 魔攻 8000

 魔防 300

 敏捷 1500

 知識 3500

 幸運 1000

 <固有スキル>

 吸血 血魔法 蝙蝠化 弱点

 <スキル>

 闇魔法LV 8 苦痛耐性LV 9

 暗器術LV 6 上位偽装LV 5

 <称号>

 吸血鬼の王 悪魔 天才

 <加護>

 邪神の加護

――――――――――――――――――――――

 ・・・本当に魔族だったよ。たぶんスキルの勘のおかげだね。この人たち、どうしよっかな。


 『部下にすることをお勧めします』


 部下か~。まあ、いいかも。部下にしよう。そうと決まれば・・・よし、防音の結界を張ってと。


 「君たち、ちょっと話があるんだけど」

 「は、はい!なんでしょう」

 「君たちって、魔族でしょ」


 その言葉を聞いて、二人は(おどろ)く。そりゃぁ偽装していたのにばれたら驚くでしょ。


 「なぜそのことを知っているんですか!まさか、私たちの偽装を上回る鑑定持ちですか!」

 「そのとおり。どうする?このことを誰かに言ってもいいけど?」

 「・・・すぐ僕たちのことをほかの人に言わないってことは、何かあるんですか?」

 「それも正解。君たちには、私の部下になってほしいの」

 「部下?奴隷じゃなくて?」

 「奴隷だとクラスメイトに責められそう。そうなるといろいろと面倒くさいから。あ、あと、別にこのことを魔王に伝えてもいいし、なるべく願いはかなえる。比較的自由よ?」

 「・・・・・・では、なりますよ。部下に。どうせならないと僕たちのことばらすのでしょう?」

 「だったら、私もなります!」

 「だったら、この紙にサインして」


 と言って契約用の紙とペンを出した。契約内容は、

 ・コクアに敵対しないこと

 ・コクアの言うことをなるべく聞くこと

 ・コクアの情報を勝手に提供しないこと

 ・ただし、コクアが許可するならばなんでもしてよい

 の4つ。こんなもんでしょ。


 二人がサインを書いてる途中、ちゃちゃっと創造のスキルでスキルが作れたので、異空間に物を収納できるスキルを作った。アイテムボックスと呼ぼう。

 二人がサインを書き終えると、紙とペンをアイテムボックスに仕舞った。二人はびっくりしている。


 「さて、次は私のステータスを見せよう」 


 そう言って私は、ステータスプレートにかけられた魔法をいじって、二人が見られるようにした。

偽装はやめてある。

 二人が私のステータスを見て、ものすごく驚いている。


 「「部下になってよかったかも・・・」」


 しばらく紅茶を飲んで落ち着いたら、


 「ちょっと、髪をととのえさせてください!絶対、きれいになりますから!」


 と言ってきた。私がOKすると、ドレッサーの前に連れてかれ、髪をととのえられた。マスクと眼鏡を取られ、素顔になると・・・


 「「・・・・・・・・・・・・・・」」


 シフォニーとヴァンは数分、鏡に映る私を見ていた。


 「き、きれい・・・・やっぱり、きれいでした・・」


 と、シフォニーが言う。私の目は魔眼のせいか、青と赤のオッドアイになっている。もとの色は青だったので、赤のほうを隠せばいいだろう。ちなみに、調べたところ赤が太陽の魔眼、青が月の魔眼だった。赤い目を隠してほしいと頼むと、シフォニーは作業を始めた。

 数分後、出来上がった。髪は肩でととのえられ、前髪で赤のほうは隠されている。一応前は見えている。どうやら眼帯は無かったようだ。完成して、シフォニーがドヤ顔している。


 「明日ほかの人たちがめちゃくちゃ驚きますよ~」 

 

 そうして、シフォニーたちは自分の部屋に戻っていった。

 コクアが髪をととのえていたとき、ヴァンはずっと見惚れていた・・・。 


 次回、コクアの人外さがわかります。

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