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人外少女は最強です  作者: 十六夜
プロローグ
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プロローグ

 初投稿です。

 自己紹介をしよう。私の名前は十六夜(いざよい)コクア。高校2年生。感情が薄すぎる、というかもはや無いのではというぐらい薄い。容姿はマスクにめがねと、ダサくなっている。黒髪蒼眼だったりするけど、顔は別に美人とかじゃないと思う。性別は女。前に男と間違えられて、ショックだったりする。まあ胸が邪魔でさらしを巻いていたことが原因だが。女として最低だと自分でも思っている。

 そんな私だが、今、異世界転移していたりする。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 それは、ある朝のこと。いつもどおりに学校に行き、教室に行った。特にイベントも無く、普通の日だ。


 「あ、十六夜さんだ~」

 「クズが」

 「死んどけ」


 女子たちが私に悪口を言ってくる。これもいつものこと。まあ、鬱陶(うっとう)しいとは思うけど、あんまり気にしていない。これが私の日常だ。


 「君たち、いじめはやめろ!」


 と言って、こちらに近づいてくる。

 その人は、学校一のイケメン、陽野高次(ひの こうじ)だった。成績優秀、スポーツ万能、正義感が強く、さらにイケメンの彼は、ものすごいモテモテである。だが、まわりからの好意には全く気づいておらず、彼女はいないという、見事なほどの主人公っぽさ。

 女子たちは、そそくさと席に戻って行った。すごくイラつきながら。


 「だいじょうぶかい?」

 「はい、だいじょうぶです。ありがとうございました」


 と、適当に演技して席に着く。陽野が最近こうやって女子たちをイラつかせているのが最近の悩みだ。

 後は適当に過ごしていたら、キ~ンコ~ンカ~ンコ~ンとチャイムが教室中に響きわたる。これで授業が始まる・・・はずだったが、突然、目の前が見えなくなるほど光った。それと同時に、意識を失った。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 気がついたら、真っ白な部屋にいた。本当に部屋なのか、それすらわからない程の白。それなのに、不思議と安心感があった。

 少し頭の中を整理してあたりを見ていると、突然、青年が現れた。黒髪に金色の目をしていて、かなり美形である。


 「・・・あなたは、だれ?」


 私はそう問いかけると、青年は、


 「僕は運命神ラピス。異世界の神だよ。突然だけど、君は異世界転移されることになりました。クラスのみんなと一緒にね。異世界では魔法が存在する、いわゆるファンタジーな世界なんだよ。転移された理由は、魔王を倒してほしいから。ここまではいい?」


 私はうなずく。


 「でね、ここで問題が出てくるんだ。魔王は、人間に危害を加えようとはしていないんだよ。だけど、人間は魔王を倒そうとしている。それだけだったらいいんだよ。神託を下せばいいからね。でも、君たちを呼んでしまった。そうなると、神託を下す前に魔王が倒されてしまう。神託は時間がとてもかかってしまうから」

 「だから、神託を下すまで、魔王を守れと?」

 「そういうこと。でも、さすがにそれは難しいと思うから、クラスメイトを止めるだけでいいよ」

 「・・・じゃあ、質問。クラスメイト全員にこの話はした?」

 「していないよ。この話を聞いたのは君だけ。なぜ君だけかってことだけど、それは僕の力不足だよ」

 「なぜ私にこの話をした?」

 「・・・君が異常だったから。君のことをちょっと調べさせてもらった。」


 と言って、ラピスは話し始める。


 「6歳のころから修行を始め、9歳のころに師匠を素手で倒し、12歳のころには刀1本で軍隊を無傷で圧勝して、今では戦争で姿を現さずに首を切ることから、『首狩り』『戦場の死神』『刹那の悪魔』などと呼ばれている。異世界に来たら、さらに魔法、武器が増えて強くなる。もはや人とは呼べない存在になるだろうし、姿も変わってしまうだろう。」


 いや、それはこまる。めんどくさいのはごめんだ。


 「だから、取引をしよう。クラスメイトに魔王を倒させない代わりに、君にスキルをあげよう。これでどうだい?」


 スキルをくれるのか。どうしようか・・・。私は少し考えて、答えた。


 「・・・その取引、しようじゃないか」

 「取引成立だね。スキルは転移と一緒に渡すから。何か、聞くことは無いかい?」

 「じゃあ、ほかのクラスメイトは?」

 「今、別々に女神が話しているよ。ちなみに、一人ずつ神がついているから。君の場合は僕だね」

 「ほかの人はチートをもらっている?小説とかではよくあるけど」

 「もらっているよ。君の場合は、もともとチートだけどね」

 「これが最後。どこに転移する?」

 「それはついてからのおたのしみ。じゃあ、転移させるね」


 そうラピスが言うと、目の前が強く光り、気を失った。


 

 次回異世界行きます。

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