第一章 世界
「こんに・・・ちあ?」
今レイは、言葉をならっている。
「こんにちあじゃなくこんにちわだよ。」
はぁ、真っ黒い猫クロアは、ため息つく
「そういえば、レイ喋ってないな・・・もしかして喋れないのか?」
あれから、小屋を、見つけ、もう夜だからここで休もうということになった。
ちょうど誰もいなかったので、遠慮なく入っているというわけだ。
それでふと気がついた事なのが、レイがまったく喋らないのだ。
だから聞くと・・・
こくり、と頷いたわけだ。
窓見て時間は大丈夫そうなので、発音の練習してるわけだ。
そうしてるうちに、日が昇ってしまった。
どうしてかというと、猫は、夜行性だからいいものの、レイは、疲れは、感じていないらしい
もちろん眠気も・・・そうまるで人形のように無表情だ。
なにかが、欠けてるようなかんじだ。
だけど欠けてないところもあるようだ。さっき体を震わせていたし・・・・
「こんにちわ?」
「・・・そう、それであってるよ。」
そう言うとレイは、少しほんの少しだけ笑った。
ほら、ほんの少しだけど、笑った。ずっと無表情だっだので、笑ったのですごく――うれしかったりする。
「こんにちわ、こんにちわ、こんにち「ああ、分かったから、もう言わなくていいよ。」
「そうそうこの言葉意味わね・・・・」
もう少し練習が長引きそうだ。
――レイは今、街を歩いている。
あれから、そう、言葉を最初に教えた日から結構たったのだ。
レイは今、ほとんど知っている。この世界のことも――知っている。
この世界は、もうほとんど人が居ないらしい居たとしてもそれは、人ではないナニカ・・・
そのナニカが、自分のことを、意味するのだ。じゃあ自分はダレと言っても、誰も答えない
――いや、誰も答えられないのだ。だって誰も人ではないもの。レイはそう思った。そう、この世界のもの達は、人じゃない、動物なのだ。
そうそれも二本足で歩き、人語?で話、お店もしたりしているのだ。だが、クロアみたいな例外も居る。クロアは四本足で歩いてる。ごくたまに二本足で歩くが。
「おう、嬢ちゃん」
「こんにちわ」
とワニおじさんが、話しかけてきた。なぜここにワニが!!!という疑問は、この際なしだ。
「お嬢ちゃん、あのさ、この魚貰ってくれないかね。」
どれどれ、とその魚も見る。細長く銀色の魚だ。
「ナニコレ?」
「サンマだよ、細い柳葉型で銀色に輝く魚体が刀を連想させることから「秋刀魚」と言うんだよ。」
「そうなんだ。」
「と言う訳だ。貰ってくれ。」
「?・・・・・・うん、ありがと。」
レイはどうゆう訳か解らなかったが、一応貰ってをいた。――おじさんが、訳を言うのを忘れただけだが、レイは、こういうことが始めてなので、解らなかったのだ。
――こんな世界だ。ワタシの様なモノも他と同じようにしてくれる。優しい、そう優しい世界だ。とレイは思った。
だがこの先、レイは世界は過酷であることも知るだろう。
そんなことを知らないレイは、歩きながら空を見ていた。
あとがき
これを読んでくださった。皆様ありがとうございます。なんかいろいろ、漢字とか間違ってそうでハラハラしてます。間違ってたらすみません。ときどき編集もしたりしてます。すみません。
登場キャラクタープロフィール
レイ
この物語の第一主人公の少女である。明るい茶色の髪で瞳の色は黒、茶色のコートに真っ黒いワンピース、動きやすくスパッツや、短パンを着て、でかい肩掛けバックとゆう服装だが、ちょく、ちょく、変わったりする。年齢は不明だが、外見は11歳ぐらいなので、それぐらいの年齢だと思われる。表情があまりゆたかじゃないが笑う時は静かに笑うので、感情は有るらしい。
顔に出さないが、この世界が興味があるらしい。
本文にレイは、ほとんど知っていると書かれたがその知っていることは、クロアが教えてくれたことをもとにして、たぶんこの世界の動物達は答えてくれないだろう。とゆう言葉はレイなりの答えなので、ほとんどの常識などは解るが、人に相談などしたら答えてくれるのか?という疑問などということは、考えられないことからまだ、理解できてないのかもしれない。
たった数週間で覚えたのでそうゆうことは、しかたないのかもしれない。