表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユメクニ   作者: じぁろう
6/12

ユメクニ

どれくらい時間が経っただろう? かなり歩いた気がするが、まだ着かないら しい。

「まだなのか?」

「ええ、まだまだです」

このテストは受験者をただひたすら歩かせ るだけのテスト。だけどこのテストの良さは、体 力はもちろん、いつまで続くか分からない という恐怖に対する強い精神力を必要とす る。

さあ、龍太様。あなた様はいつまで歩 くことができますかね。 とルンペルは心の中で呟いた。

あれからまたどれくらい歩いただろう。 もう心身共に限界だ。

そう思った瞬間、体の力が抜け意識が飛ん だ。

気のせいだと思うが、意識が飛ぶ瞬間、

(俺が代わってやるよ)

と言う言葉が聞こえた気がした。




気が付くとルンペルが目の前に立ってい た。

「目的地には着いたのか?」

「素晴らしいです。龍太様が歩いた距離、 精神力共に歴代でも首位に入る記録です」

「マジか……」

「ええ、途中からなんて見違える程、余裕 な表情でしたよ」

途中から死にかけた記憶しかないが、まあ いいか。

「では、簡単な口頭での質問がありますの で、中にお入りください」

気付くと目の前に大きな扉があり、ゆっく りと開いた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ