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①ミッション指令書

 エージェントたちは、ユニホームに着替え終わると、エレベーターで30階第1ミッション管理官室に行った。そして、特別大会議室に向かって着いた。


着くとそこにはもう既に、堀口が金庫から出したNMSPのロゴ入り封筒を持って待っていた。また隣には武村もいたのだ。


「こんにちは。」


「こんにちは。健康診断お疲れ様でした。」


「ありがとうございます。」

とエージェントたちが言った後に、


「どうして、訓練管理官長もいるのですか?」

と横田が質問をした。


「それは、詳しく大会議室で説明いたします。」

と武村が言った。


「わかりました。」


「それでは入って下さい。」


 堀口と武村、そしてエージェントたちは、そこに入った。エージェントたちはヨインターから左に順に座り、堀口と武村は向かい合って座ったのだ。


「AIIBSOから米国支部を奪還することで間違いありませんか?」


「そうです。それだけではありません。AIIBSOを支援している組織にも潜入します。」


「今日、私がここにいる理由は、様子を見にきました。また、アダソン兄弟とも再び接触するため、その訓練も行います。」


「武村代表、配って下さい。」


「はい。よく読むよう、お願いします。」


武村はそう言ってから、封筒からホチキスで止められたミッション指令書をエージェント1人1組ずつ配った。



 ミッション指令書


  ***極秘***

ミッション準備棟からの持ち出し厳禁

複写厳禁

メモ厳禁


【重大ミッション】


今ミッションを担当する諜報機関

ナミト ミックス スパイ【NMSP】

 

今ミッションで採用するエージェント

【NO.1】伊藤 ヨインター

【NO.2】伊藤 ミュージ

【NO.3】横田 太一

【NO.4】新板 恒星

【NO.5】紀ノ松 吉之介


フランス国際武器製造組織『K&G』

 202?年設立。武器を製造する組織。ボスはサッカリン・リーガン。この組織の創立者。アメリカのサンフランシスコ出身で、米軍の武器開発製造関係に所属していたが、202?年々にフランス人の妻アンジェリナ・リーガンと結婚を機に翌年米軍をやめ、アンジェリナ・リーガンの実家のフランスパリに移住。パリの中心部の宮殿豪邸に移住し、そこで『K&G』を創立させる。それ以降、ヨーロッパの軍や諜報機関など世界中の組織から武器開発を引き受け、製造を行なっている。

米国国際情報局秘密組織【AIIBSO】の設立時から、特別無償で武器を支援している。また、アダソン兄弟はとお互い仲が良い。詳しい情報は、これしか得られなかった。


奪われた米国支部の現在内情

 AIIBSOに奪われた米国支部は、現在AIIBSOの構成員に厳重警備されている。また、我々国際秘密防衛会社を乗っ取る計画を経てている。アダソン兄弟は、これから再びK&Gを名乗る組織にサッカリン夫妻と武器開発計画の視察をしに行く予定があるということがわかった。

 

ミッションの依頼

今ミッションの依頼者はエルエッフル(LE)長官岡崎 亜理紗米国支部の支部長も務めている。代表者として依頼した。


ミッション内容

①ミッションの進め方

日本とフランスパリとの時差は7時間差である。また日本と米国フィラデルフィアとの時差は13時間差である。

【1】まず、先にフランスパリに入国するため、潜入日当日は午後15時にワープする。現地時間は、同じ日の午前8時である。その後いつもと同じようにしてフランス支部にいる秘密入国審査員に海外ミッション許可書を見せる。

【2】潜入前日、アダソン兄弟がK&Gに視察しに行く予定である。米国国際情報局秘密組織【AIIBSO】の構成員の武器開発担当部の5人が、AIIBSOのフランスパリ支部に配属されることになった。アダソン兄弟は、1日早くK&Gに行き、その次の日の潜入当日にその5人が研修としてK&Gに招待されることがわかった。この新人構成員5人は、国国際情報局秘密組織【AIIBSO】のフランスパリ支部に配属されたばかりで、K&Gはどんな組織かなのかもまだ知らない。

その5人に向けてその説明がK&Gで説明される予定で、アダソン兄弟と一緒に武器開発をすることが推定された。

その5人は、AIIBSOのフランス支部から出てきた瞬間、紀ノ松 吉之介が隠れて狙撃で倒す。その後、倒した5人に変装する。

誰が誰に変装するかはこう決まった。

伊藤 ヨインターは、クロエ・ロングフォード。

伊藤 ミュージは、ウィング・チェン。

横田 太一は、ウィーン・ドン。

新板 恒星は、ライアン・ジョーンズ。

紀ノ松 吉之介は、エミール・ブラウン。である。

【3】そこから徒歩で、右方向10分歩いたところに、左に曲がるとすぐK&Gの組織がある。潜入したら、アダソン兄弟が出迎える。リーガン夫妻の自己紹介と国国際情報局秘密組織【AIIBSO】との関係を話すことが推定された。そこで接触をし、情報収集をする。

【4】次に5人は、設計図通りに武器を組み立てる。そこで本物を組み立てるふりをして、偽物の武器を組み立てる。武器庫にある武器は、処理ボックスに入れ、駆除する。アダソン兄弟は先に米国支部に戻る予定である。武器庫にある武器も全て持ってくるよう指示される。偽物にすり替る。そうしてからK&Gを襲撃して、壊滅させる。

【5】米国支部に着き、偽物の武器を支給してから奪還作戦を行う。

ミッションの危険性及び注意事項


①今ミッションは【中】と判断された。

危険な武器を扱うため、そして構成員が強力な武器を持っていると推定したため

中の場合、訓練は3日間行われる。

訓練内容は、偽物の武器作り訓練と壊滅、奪還訓練である。


202?年8月23日発行

         ミッション管理官代表

              堀口 北斗



「こういう内容です。」


「結構、大変なミッションですね。」


「そうです。今回のミッションも重大です。」


「アダソン兄弟め今度こそ!」

と記ノ松は、言った。

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