②ミッション管理官と訓練管理官の元へ
坂本長官はその後、30階の第1ミッション管理官室へと向かった。着くとそこはまさに、ミッション管理官らがパソコンに向かって仕事をしていたのだ。また、目の前奥の方に行くとミッション指令書製作室があった。
坂本長官は、反対側の右奥にある個室行った。その個室には、机がありもちろんそこには・・・。
「こんにちは、堀口ミッション管理官長。」
「こんにちは、坂本さん。どうしましたか?」
「ミッション依頼書の届け出です。」
と美春長官は、それを出してから言った。
「わかりました。また、米国国際情報局秘密組織に関する依頼ですね。」
「はい。」
次に堀口 北斗は、下の階訓練管理官室にいる訓練管理官代表の武村 簾を電話で話して呼んだのだ。
「訓練管理官長。ミッションの依頼が入って来ました。今すぐ30階に来て下さい。」
「わかりました。」
その後、堀口は訓練管理官とミッション管理官を呼び、合流して集まったのだ。
「皆さん集まりましたね。」
「はい。」
堀口は、ミッションの依頼内容について話をして、NMSPがAIIBSOを壊滅させる担当をISDCトップから任されているため、今回もまた重大ミッションと判断した。
「我々は、このミッションでエージェントたちをどう動かすか、作戦会議をしていきましょう。まずは、現在のISDCのワシントン支部の状況とK&Gの組織の事について調べましょう。」
「はい。」
そして、それを調べるのが始まったのだ。しかし、毎回潜入先の事について調べるのには、数時間がかかる。その数時間経つと、情報をまとめてからやっとのことで、特別大会議室で作戦会議が始まった。
「これから、ミッションの作戦会議を始めます。」
と堀口と武村が言った。
「はい・・・。」
作戦会議は、ミッション管理官と訓練管理官でエージェントたちに5人をどのようにミッションを遂行させるか、どんな訓練をさせるかなどの意見を出し合い、多数決で毎回決めている。また、決まった事は、武村はホワイトボードに書き、堀口はミッション指令書を作るために専用のI Padにメモしている。
その会議は夜遅くまで続き、続きは次の日に持ち越され、次の日の夕方でやっと会議が終わって
「これで全て、会議が終わりました。お疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。」
「これから、ミッション指令書を作ります。」
と堀口が言った。
「はい。」
そして堀口は、I Padを持ったまま特別大会議室を出てミッション指令書製作室へと向かった。この部屋は堀口しか入れないため、本人確認のためドアにテンキーの付いた暗証番号を入力ししないといけない。入力を終え、無事入るとその中は、専用のパソコンと印刷機があったのだ。 堀口は最初に、パソコンの電源を入れテンキーと同じ愛称番号を入力して立ち上げた。その次にタブレットをパソコンに繋げてから入力し、ミッション指令書の製作し始めたのだ。
そして約2時間後、全て書き終え、エージェント5人分と自分の分を印刷し始めた。それを終え、ホチキスで止めてから自分の印鑑を押したのだ。その次にNMSPのロゴ入り封筒に入れてからセキュリティー万全な金庫に行き、一度ミッション指令書をそこに入れて一時保管した。
堀口は、そこを出て坂本長官のいる長官室へと向かった。
そこに着き、堀口は次の事を言った。
「長官、ミッションの作戦会議と製作が終わりました。」
「わかりました。ありがとうございます。」
「明日、エージェントたちに特別大会議室に集まってもらって、ミッション指令書を配って説明しようと思います。しかし、エージェントたちは明日午前中に健康診断の予定が入っていたと思いますが、午後大丈夫ですか?」
「午後であれば、大丈夫です。」
「それでは、健康診断が終わりましたら、指令書を配るので特別大会議室前に集まるようにと伝えておいて下さい。」
「わかりました。」