③紀ノ松の狙撃とAIIBSOのフランス支部
エージェントたちは、AIIBSOのフランス支部の前の広々とした歩道に着いた。その支部は、間に渡り廊下がある50階建てのビルが2つあったが、見た感じ何かの会社の跡地のビルが再利用されてAIIBSOのフランス支部のビルとして使われている中古ビルと感じられた。エージェントたちの近くに前の会社名の名前が書いてあった跡があるAIIBSOの看板とそのフルカラーロゴの旗と星条旗とフランス国旗が靡いていた。エージェントたちの前にある大通りの信号を渡った向かい側の目の前には、屋根に星条旗が靡いて、歴史が感じられる宮殿の建物と広々とした噴水付きの入り口の庭、そして豪華な門があった。そこは、アダソン兄弟の別荘だった。
「ここがそうか。」
「まだ来ていないね。」
「向かい側のビル。アダソン兄弟の別荘だ。」
「きっとそうだと思う。」
「こんな宮殿が家だとは。」
そして、エージェントたちはAIIBSOの構成員がAIIBSOのフランス支部から出て来るまで隠れたのだ。また紀ノ松は、レーザー光線銃を出し、構え続けた。
しばらくするとそのフランス支部のビルから、構成員5人が出てきた。5人はAIIBSOの構成員のユニホームを着ていたが、その上に羽織るものを着て見えなくしていた。そして紀ノ松は、
「よし!今だ!行け!」
とレーザー光線を5発撃ち
「うわあ・・・!」
構成員5人に見事命中して倒れたのだ。
紀ノ松以外のエージェントたちは、これを見て紀ノ松の元に来た。
「エージェント5、すごいじゃない!!」
「やっぱりエージェント5は、誰にも真似できない凄腕のスナイパーだ!」
「確かに。」
「褒められると、SSB時代を思い出すなあ。先輩Iを思い出すよ。今回こそ、お墓で眠っているIのためにもジェイムズも倒す!また、マックといた日本人の彼女のことも心配だ。」
と紀ノ松は張り切って言った。
エージェントたちは、倒した構成員5人を始末してからその5人に変装し、歩いてK&Gの組織へ行った。