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枝垂れ梅

作者: 西川 新

満開の梅を見上げて

今年は見れたなと

一息つく


庭に咲き誇る

美しい枝垂れ梅


花びらの絨毯の上で

マスクを外して深呼吸


鼻をくすぐる

春の香りが

愛おしい


去年は見れなかった

この景色


当たり前だと見過ごしてきたせいで

咲き誇っても去年は

気が付かず見過ごしていた


時間に追われて

見上げた時には

もう梅は散っている


葉になった梅を見ては

花を見ておくべきだったと

いつも後悔をしていた


今年は見れたな


毎朝玄関のドアを開く時

ふわりと入り込む

愛おしいあの木の花びら


来年もまた見せてね

来年もちゃんと見るから

素敵な花を咲かせてみせてね


満開の枝垂れ梅

見上げてはひと足先に

春の訪れを感じた

今年は雨とか風が強いので、早めに散ってしまいそうです(T ^ T)

夏の葉ばかりの梅も美しくて好きなのですが、やはり満開の梅はいつまでも見ていたいです……。

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― 新着の感想 ―
[一言] 玄関を開けると見ることが出来る枝垂れ梅 素敵ですね。 咲いた梅の姿と香りが こちらにまで伝わってくるような感じがしました。 見ることの出来る時が限られるからこそ その時間をより大切で愛…
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