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異世界間召喚は突然に

“ラインハルトくんに預けた天使たちにヒアリングしたよ。「やり甲斐が感じられない」「なんのために働いているかわからない」「このままこの会社にいてはいけないと思った」ってさ。みーんな言ってる。みーんな。それでみーんなやめちゃったわけでしょ。どうするの~、この先社長一人で会社なんかやっていけないでしょ。補充は考えてないの?”


“放っておいてください。天使たちの言っていることは正しい。その「やめた理由・社内的な問題」を解決しないまま人員を補充しても、またすぐに辞めるだけですよ。焼け石に水というものです”


“おっと。さすが、腐っても社長じゃないね。鋭い。その通りだ。んん~~、しかしこのままというわけにもいかないだろう。そんなラインハルトくんのために、じゃんっ、異世界召喚アイテムを用意してみました!! かなり出来が良いよ、使ってみたいと思わない?”

 

“興味ないです” 


“そう言わないで”


“いや、いいですから……、あっ、ちょ、ヘルムートさま、何してんですか!! うわっ!!”


“ごめんこれ試作品だから、誤作動した……!!”


 明け方、アリーナが夢うつつのときに聞いたのはそんな会話。


(変な夢……。この声、知り合いにはいない気がする。自分の知らないひとが夢に出てくることなんてあるのかな。夢魔とか、夢に干渉する魔法の一種……? それって邪法の類じゃない? このまま聞き続けていて大丈夫?)


 半覚醒状態ながら焦りはじめたときには、ものの見事に金縛り。

 ベッドで寝ていた姿勢のまま、手足どころか瞼すらぴくりとも動かすことができず。目を開けて周りを確認することも出来ぬまま、異様な感覚に襲われた。


 世界が反転する――


 有り体に言えば、酔った。

 あぜ道を走る馬車に乗っているときのように大変気持ちが悪くなり、本格的に吐き気を覚えた。


「た、たすけて……」


 なんとか声を出したその瞬間、体の強張りがとけて、ぱっと目が開いた。


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