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不器用な双子の恋  作者: アオト★★
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第八話 「透と祭」

第八話 「透と祭」


「来週は祭の誕生日だろ?何か欲しいものないか?」と透は祭に言った。

学校からの帰り道、透と祭は歩きながら話していた。

「う~ん、特にないかな~」祭はそう言った

「そっか~。俺、何か祭にプレゼントしたいんだけど。」と透は祭をじっと見つめながら

言った。透の視線に気がついた祭は「何?」と怪訝な表情をしながら言った。

「いや、なんでもない。」透はそう言い目線を祭から逸らした。

「そうだ!これから海に行かないか?ここから海岸近いしさ!!」

透はそう言い祭の腕を引っ張って走り出した・・。

「えっ!?ちょっと待ってよ」祭はびっくりしながらも走る透に合わせて走り出した。

恋叶海岸と書かれた看板が暫く走ると見えた。

海岸は人が居なくて静かだった。二人は暫く広い海を見ていた・・。

ザアーザアーという波の音が聞こえる。

「海岸はいつ来てもいいよな~」透が両手を広げて伸びをした。

「そうだね~。綺麗。またお姉ちゃんと来たいな~」祭が海を見ながら寂しそうに呟いた。

潮の香りがする。空中にはカモメが何羽も飛んでいた。

「ここの海岸なんで恋叶海岸っていうか知ってるか?」

透がふと思い出したように祭に言った。

「ううん、知らないなんで?」祭がニコニコしながら透に聞いた。

「ここで恋の告白をすると叶うって言われてるから!」透が真剣な顔をして

「祭!!」透が振り返った祭の肩に両手を置いた。「えっ?」驚いた祭は透の顔を

怪訝な表情でみた。

つづく



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