九品目の中身
いつものです
男はとある場所に観光に来ていた。
ちょうどガイドの人がついて案内をしてくれるとのことで申し込み、
ガイドの人の解説を聞きながら観光した。
途中で、とあるものの裏側を見て見比べてみてください。
と言われ、言われたものを取り出し、
裏側を見たが、見比べることはできなかった。
男は何故、見比べることができなかったのだろうか?
質問欄
男は勘違いしていましたか?―――いいえ。男は勘違いをしていませんでした。
男が取り出した「いわれたもの」は、
ガイドの人の認識では「とあるもの」に間違いないですか?
―――はい。そのとあるものに間違いありません。
!ガイドの人は勘違いをしていますか?
───いい質問です。はい。ガイドの人のほうが勘違いをしています。!
!△男が取り出したものは紙でできていますか?
―――いい質問です。いいえ。紙ではないですが、この近辺を質問するのが特定しやすいと思います。△!
解答
男が観光していたのは京都、場所は平等院鳳凰堂である。
ガイドは「10円玉の裏」を見て実物と見比べてくださいと言ったが、
日本の貨幣は「製造年が書かれている方が表」である。
平等院鳳凰堂が描かれているのは製造年が書かれている側の「表」である為、
それを知っていた男はつい「裏=数字のある方」を見てしまい見比べる事が出来なかった。
言ってることはただの屁理屈な問題でした。