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レイア・クアリュードの奮闘記:0
※第0章※
人の存在の1個1個ですら傍から見れば本当にちっぽけな物なんだと俺は知っている。
世界を遠くから覗き込めば人間はまるで蟻のように見えるのだろう。
俺はその蟻の中の1匹であり、中でもモブ同然の存在、覗き込む者から見れば眼中にも入らない至って平凡な蟻だ。
いつもある時に至ってそう感じる。
例えばこんな風に
……俺が死にかけている時とか、な
こんな世界じゃ、平凡なんか少しでも強い奴にとっては楽しく潰せる程度の餌でしかない。
こんな奪い合い、騙し合い、殺し合う汚い世界でなんか、俺なんか消えても気付かれないくらいどうでもいい存在なんだ。
こんな救いの無い暗い世界で俺は、俺たちは、毎日毎日命を削っている。
『狂乱世界生存記録』
……………………さぁ、はじまるよ、見ておいで