第九話 花歩VS渚2
皆さんお久しぶりです!私Ririaは帰ってきました!お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。存分に楽しんでいってください!
花歩side
零夜「…ぉぃ…おい花歩ー!」
花歩「ふぇ!?」
変な声が出てしまって顔が赤くなるのがわかる。
零夜「やっと気付いたか。飯行くぞ。」
花歩「え?…う、うん!」
もうお昼!?
翼から今朝言われた衝撃の事実のせいで全く授業が頭に入って来なかった。
現に大好きな零夜からの声すらも聞こえてなかったのが何よりの証拠だ。
零夜「おい花歩!どうしたんだよ?朝から変だぞ?」
花歩「そ、そうかなぁ?考え事してるだけだよ」
零夜「あまり深くは聞かないけど、なんかあったら頼れよ。」
はぁーーーーーー。
心の中で深いため息をつく。
こうやって零夜をいつも心配させてしまっている。
自分が嫌いになりそうで、自然と涙が出てくる。
零夜「ん!?なんで泣いてんの!?」
花歩「零夜のせいだよ!もうばかぁ~!」
零夜「ちょ、ちょっと落ち着こうか花歩さん?なんか俺が泣かせたみたいじゃん?」
花歩「…」
零夜「あ~もうちょっとこっち来い!」
零夜に腕を引っ張られて連れて来られたのは、体育館の屋上だった。
綺麗に澄んだ青空が自然と心を落ち着かせる。
零夜「彬と翼には2人で飯食いたいからって連絡してあるから。」
花歩「うん…ありがと。」
零夜「急に泣くなよなぁ。」
零夜が笑いながら言ってくる。
花歩「泣いてないもん…」
零夜「はいはい泣いてないですね~」
花歩「うるさい…」
零夜「まあ何はともあれ今は飯食べようぜ!今日俺の弁当ハンバーグなんだ!」
花歩「…おいしそう」
零夜「1つあげるからそれで機嫌直してください。」
そういいながら頭をなでてくれた。
花歩「…分かった」
みんなの前で泣いてしまって恥ずかしいという思いと、零夜と2人きりで過ごせてうれしいという想いが心の中でぐるぐるしている。
でもそんなことを思いながらも2人きりの時間を存分に楽しむことにした。
渚side
渚「…」
零夜くんが高坂さんを引っ張っていたのを見て、気になりついてきてしまった。
そして見てしまったのだ。
零夜くんが高坂さんの頭をなでているところを。
渚「えっ…あの二人やっぱり恋人なのかな…」
そう思いながら天を仰ぐと澄み渡った青空が広がっていた。
自然と泣けてくる。
そのまま重い足取りで空き教室に行った。
渚「…もうつらいよ~!」
???「大丈夫?」
急に声を掛けられて後ろを向くとそこには莉恋がいた。
渚「莉恋~!」
莉恋「私でよかったら話聞くよ?」
莉恋はそういいながら優しく抱きしめてくれた。
すごく暖かくてすっと心が軽くなるのを感じる。
莉恋「私、渚ちゃんに悲しんでほしくない…」
私は全てを莉恋に打ち明けた。
前書きでも言わせていただきましたが、長い間本当にお待たせしてしまい申し訳ありませんでした!リアルも落ち着いてきたためまたゆっくりですが書いていくので待っていただけると幸いです。
さあ新キャラの登場です!少し詳しい説明をしときます。
莉恋
本名 九条 莉恋
年齢 15歳
身長 148cm
性別 女
職業 高校生
家族構成 父、母
渚との関係 小学校からの同級生
こんな感じです!次回もお楽しみに!