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鈍感男子と恋がしたい!  作者: Riria
6/10

第六話 前兆1

花歩side

日が暮れて辺りは暗くなってきていた。

ああ!もうね、ほんっと鈍感!一緒に帰りたいって年頃の女の子が言ってるんだよ!普通は、あれ?花歩、俺のこと好きなのかな?って思うでしょーが!翼とLINEをしながらそんなことを考えていると、


コンコン


部屋の戸を叩かれた。


花歩「はーい?誰?」

母「花歩?入るわよ。あのね、零夜くんが少し散歩しに行かないかだって。どうする?」

花歩「えっ?零夜が?」

母「そう。もう少しで夜ご飯できるけど、どうする?」

花歩「行く!」


零夜が来てくれた!でも、一体どうしたんだろう?

そう考えながらパーカーを着る。いくら5月とは言えども少し寒い。風邪を引かないように気をつけなければ。


零夜「おー!花歩。来てくれたか!」

花歩「うん!でも急にどうしたの?」

零夜「それはあるきながら話そう。」

花歩「うん。」


そうして、二人で歩く。


花歩「零夜、歩くスピード早くない?」

零夜「んー、多分背が伸びたからかな。もう少しペース落とすね。」

花歩「で、なんでこんな時間に散歩しに行くの?」

零夜「それは花歩と話したかったから。」

花歩「話すだけならLINEでもよくない?」

零夜「いや、これはお前と直接あって話すべきかなって思ってね。」


も、もしかして告白〜!?やっと零夜が気づいてくれた!


花歩「ね、ねぇ。その話って何?」

零夜「今日ごめんって話。俺のせいで泣いちゃったみたいだから。」


告白じゃなかった…ま、まぁ流石にそんなうまくことが進むわけがない。まだ時間はある!


花歩「ううん。大丈夫!零夜は優しいね。こんなちっちゃなことで謝りに来てくれるなんて。」

零夜「優しくなんかないよ。幼馴染のお前との間に溝を作りたくなかったから。」

花歩「そっか!ありがとうね!」

零夜「うん。」

花歩「零夜上見て!星がとてもきれいだよ!」

零夜「おおー!今日は一段と輝いて見えるな。」


6月

零夜side

最近は梅雨で雨の日ばかり。外で遊べないので梅雨は一番キライな時期だ。そう思いながらショッピングモールへ服を見に行く。


彬「そういえば零夜。お前は部活はいるの?」

零夜「入るつもりはないな。一応バレー部から勧誘されたんだが断った。」

彬「そうか。俺も中学でサッカーやってたからサッカー部に勧誘されたが、断った。」

零夜「俺はバイトをしてみたいんだ。」

彬「俺も。自分で稼ぐ大変さを知ってみたい。」 

零夜「どこでバイトしたいの?」

彬「服屋かな。服好きだし。零夜は?」

零夜「近くのコンビニかな。通いやすそうだし、顔見知りもいるから楽しくできそう。」

彬「なら、お前がパートのときに遊びに行ってやるよ!」

零夜「来んな。お前が来ると女子たちが集まってくる。」

彬「俺が連れて行っているわけではないのだが、それで売上が伸びたらいいじゃないか。」

零夜「わかったよ。好きにしろ。」


彬はイケメンなので俺達といるとき以外はほぼ必ず近くに女子がいる。彬は困っているがこれがイケメンの宿命だろう。


渚「あれ?零夜くんと彬くん?こんなところで会えるなんて奇遇だな〜♪」

零夜「渚か。何しに来てるんだ?」

渚「お母さんと買い物だよ〜!そういう零夜くんたちは?」

彬「俺達は服を見ようと思ってな。」

渚「そうなんだ!じゃあ私もついていっちゃおうかなー♪」

零夜「まぁ別にいいが、お母さんに一応連絡しとけよ。」

渚「はいはい。了解ーっと。」


素早い指の動きでスマホを操作している。


渚「よしっ!連絡完了!」

零夜「じゃあ行くか。」


そうして3人で歩き出す。

ご観覧ありがとうございました!次回もお楽しみに!

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