表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鈍感男子と恋がしたい!  作者: Riria
1/10

第一話 零夜と花歩

零夜side


「起きなさーい。学校に行く時間よー。」


母さんが呼ぶ声がして俺ははね起きた。

階段を降りて顔を洗う。

俺は佐野零夜。15歳で今日から高校生になる。

ただしそれは、仮の姿…なんてことはない。ただの平凡な人間だ。

着替えを済ませて、食卓で朝飯を食いながら新しい学校生活に少しばかり不安を抱いていた。

歯磨きも済ませ、いざ家を出ようとしたとき、


ピンポーン


チャイムがなった。俺がドアを開けると、


「おはよー!」


と幼馴染の高坂花歩が明るく挨拶をしてくる。

俺が、


「朝からうるさいなぁ。」


というと、少し拗ねたようにして、ポカポカ叩いてきた。

母さんが来て花歩に、


「うちのバカを高校でもよろしくね〜。」


といった。俺が、「バカは余計だ」と小声で行っていると、花歩が、


「は〜い!しっかり面倒見ます!」


て言った。俺はため息をつきながら、「行ってきまーす。」と言って家を出た。この幼馴染の高坂花歩は、3歳からの仲でいわゆる腐れ縁ってやつだ。親同士も仲が良く、小学6年生くらいまではお互いの家を毎日行き来してた。中学に入ってからは、お互い別の部活に入ったから、あまり行き来することがなくなってた。


「エッチな事考えてんの〜?」


急に花歩が話しかけてきた。


「は?そ、そんなわけねーだろ。」


と返すと、花歩は「え〜ホント〜?」と意地悪そうな顔で笑いながら肘でつついてきた。その後、テキトーな会話を繰り返しながら歩いてくと、高校についた。早速クラス分けを見に行く。見ていると先に見つけた花歩が、「私達…」と言いかける。そこで俺は「待て、俺は見つけてないから。」といったが、時すでに遅し。花歩が「同じクラスだよ〜!」と喜んでた。まぁ俺も知り合いが同じクラスで良かったと少しホッとしてた。俺はこれからどんな高校生活が始まるんだろうと少し不安に思っていた。


花歩side


やった!零夜と同じクラスだ!と私は心の中でガッツポーズをしていた。零夜とは3歳の頃からの幼馴染だ。実は小学4年生からひっそりと零夜に恋心を抱いている。中学では部活が別々であまり近づけなかった。しかし、今日からは高校生。頑張って距離を詰めよーっと♪


「零夜ー。教室行こー!」


と声をかける。零夜は「おう。」と言って私の隣に並んだ。心臓がドキドキ音を立てる。朝から隣にいるからずっとドキドキでとても心臓に悪い。私が、


「高校で恋愛ってする?」


と聞くと、


「んー。どうだろ。てかそもそも俺のこと好きになるやつなんていないと思う。」


と返ってきた。私は心の中で、はーっと大きなため息をついた。私はこれまで零夜に好き好きアピールをだいぶしてきたつもりだが、やはり届いてないようだ。そう。零夜はとても鈍感なのだ。私が少しへこんでいると、


「ん?体調悪いのか?」


と聞いてきた。こういう優しいところも好きなんだよね〜♪


「いや、大丈夫!」


と返し、自分を鼓舞する。

私の思いはいつ届くのかな?

ご観覧いただきありがとうございます!初心者なので、低クオリティーだとは思いますが、お許しください。不定期投稿ですが、次の話をお待ちいただけると幸いです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ