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-第2幕- 〜少女はタンポポを好む〜

 今日は天気です。

 ちなみに私の出身はアフガニスタンです。

 巡り巡ってここ、ジャパンの土を踏むことになったのです。しかし、何と言ってもジャパンの土壌はアフガニスタンとは違いますね♪なんというか菌類がいっぱいいそうな気がしなくもなくもないような、もうなんかとりあえずフカフカしたベッドのような柔らかさを感じます。ん〜、とりあえず誰よりも深い根を張り、あの太陽を目掛けて、一日も早く大きな花を咲かせたいものです。

「こんにちは」少女は言う。

私はこんにちはと返した。

「妥当では無い返答ですね、貴方はより概念的な存在としてコミュニケーションに至るのでしょう、私が斯様な返答を為している事実が、又妥当性を削り取っている」

少女はふと、

 タンポポを摘み取った。

「貴方は私の非現実の象徴として、現実を嗤っている、同時に私は私の現実、即ち貴方の非現実として居る、様に思われていた。

 少女は消失した。

 突如消えた手から消えたタンポポは地面にパサりと落ちた。

「…………」

今日は天気だった。

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