トップスピード
昨日見た夢の話し
わたしはまた走りだしていた 何度か見たことのある観光地の側をわたしは走って通過しようとしていた
たしかこの辺りに大きな時計があったはず わたしはそれを探したが見当たらない 時間までに帰りたい そう思ったのだが時計はない しかしわたしは走り続けた 行く道を戻る大勢の人はなんだか疲れきっていた
わたしはその先にたしか神社があるはずだ 彼らが疲れきった原因はなんだったのだろう わたしは気になり進もうとする
するとその道をそれ 畑があったり たくさんの車が止まる道の方に向かって行く わたしは人のいないところはだめだよ 戻らないとと思うのだが 元には戻れない
いよいよ足がトップスピードになったとき わたしの左手が誰かの手で暖められる わたしはその子の手を握りしめてなお走る すると彼女の手はわたしの手から離れようとする わたしはぐっと引き寄せて今度は両手で彼女の手を包んだ 姿形は見えないが その子が握る手はとても暖かい
そのうち境内が見える場所に辿り着いた わたしは立ち止まり疲れた彼女をおぶろうとおもった 姿形は見えないが手の動きだけで彼女をおぶろうとするのだが彼女は背に乗ろうとしない わたしは彼女の背後に回り抱き抱えようとした しかしわたしとともに横たわり 二度と起き上がることはなかった
わたしは彼女ともに倒れた感覚を感じながら夢から目が覚める
なぜかわたしは涙ぐむ 現実と夢の余韻がそうさせるのだ 手をつないでくれたのなら足を止めて歩くべきではなかったのではないか もう少し走り方を考えてやればよかったのではないか
わたしにもう少し周りを見る力があればとか
笑えるだろ?わたしは夢から目が覚めても悩んだり涙したりあれこれと考えているんだよ