ごるご〇の仕業って意味わからない
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「むむっ?! いさまは?!」
「貴様でしょう。ゴールドさん」
そ、そんなことより変なのが出た。逃げねば。
私はあわふたと這うように走る。
走れないのは『就職活動』で疲れているわけではないのよ。ましてや『インターネット』サーフィンのし過ぎで寝不足なわけでもないから。
今更ながらに恐怖とバイクから半ば飛び降りた衝撃が身体に来たらしい。
やばいやばい。変態の前で動けないと知られたら『レンタルサーバー』『接続』なひどい目に遭う。この辺隠語だと思ってほしい。
「『占い』の通り、この場所をお前が通ると判断した」
派手男の声が響き渡る。『お小遣い稼ぎ』に『起業』してもいいくらいいい声ね。歌は下手そうだけど。
どういう理屈か知らないけど高い木の梢に登った派手男は指だし手袋をはめた両手をギチギチと握り、ぐっと両手を伸ばしてポージングし。
「ヘンシ……」
「やめええっ?! 某Iプロダクション敵に回すと削除されるわぁ!」
私は思わず先日買った『ノートパソコン』を男にブン投げかけたがモノである『ノートPC』では無いので未遂に終わった。
考えてみればここは異世界だから偶然の一致で済む。
某小説サイトにこの駄文を投稿したら知らないけれどね。
いや、あくまで異世界なので知らないの一点張りで過ごす。そうする。
「くそッ?! 竜侯ラーズ! 貴様に邪魔されるいわれはない!」
剣を抜き構えるゴールドさんだけど脚が震えている。強いらしい。
どさ。音と共に見事に伸びたエーロスさんが。驚く私たち。
なにに驚いたかって?
別にエーロスさんの腰みのが外れかかっていることじゃないわよ。
ラーズさんが木の梢から見事に落ちて追いついて来たエーロスさん共々目を回したことね。
あんな高い木の上で両手を離したら、そりゃ落ちるわよ。




