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ヤンデレ乙女ゲームの主人公だけどコンタクトレンズを外すとVRMMO風異世界に飛んだ  作者: 鴉野 兄貴
運命って信じるかい?「は?」

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逆ハーレムってイベント満載だよね

スキンケア 紅茶 レンタルサーバー

ピラティス 温泉宿 通信制 起業 体脂肪

 仲間のいる『温泉宿』から遠く外れたその場所で私たちは対峙する。

 といっても私自身には身を守るすべはない。悔しいけれどない。



 これでも空手をちょっと組長に習ったのだが、セーラー服ハゲの彼曰く『石でも投げたほうがマシ』だそうで実戦に使うなとのことである。

 なお、実際に石を投げたら茂宮に当たった。めっちゃ叱られたのを記憶している。すまん茂宮。



 そのイケメンさんは『スキンケア』万全のお貴族様で、『体脂肪』知らずの素敵な体型。


 きらめく金髪に優しそうな声のまぁいわゆるナンパ男である。

 はっきり言って嫌悪感しかわかないのだが。



「オ〇ニーなら『レンタルサーバー』やってる友達が良いゲームを作ってるわよ。BLだけどッ」

「おやおや。ハニーは悪態がお好きだね」


 さらりと髪を撫でるそのしぐさはばかばかしいほどにあっている。確か名前は。


「このゴールド。君の瞳を奪いにきたよ」

「うん。忘れた」


 神の速度で名前を忘却する私に嘲笑うゴールド。あ。思い出した。くそ。



 ここが元の世界なら壁ドン状態で追いつめてくるところだがあいにくと荒野であり、こんなところで『ピラティス』してても変な人と思う人はいないくらい人気がない。

 しないけど。


 『起業』したって誰も来ないし、『通信制』の学校を開いてもラジオの電波が届かないだろう。

 やらないけど。



 ひょっとして私詰んでる? 今更だ。

 ああっ? 踏んだり蹴ったり殴ったり石投げたのは謝るから茂宮でもいいから助けに来てくれ~?!


「世界を渡る瞳の持ち主。君の瞳はとてもきれいだ。もっとよく見せてくれ」


 腰が抜けて後ろに逃げようとする私の眼鏡のつるに手を伸ばす奴。

 やばいやばいやばい。これは詰んだ。


 コンタクトはエーロスの奴が持っているはずだし、使い捨てコンタクトのほうは宿のほうだし。



「そうはさせぬぞ! この変態め! 私が来たからには貴様は ゆ る ざ ん !!」



 そこにキラキラの鎧をまとった男が颯爽と馬から降りて私たちの間に。



 ま た 変 な の が 来 た 。

予約投稿設定を間違えて連続投稿をしてしまいました

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