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ヤンデレ乙女ゲームの主人公だけどコンタクトレンズを外すとVRMMO風異世界に飛んだ  作者: 鴉野 兄貴
土下座幼女神といい、フィクションの神は信仰するに値しない
14/35

人気が出ない作品にはテコ入れが必要だよね。RPGがオチモノパズルになる程度の

取得 資格 就職 オークション 中古車 ダイエット ニキビケア

インターネット接続 就職活動 ケータイ

 こうして私たちはお姫様護衛の『資格』を『習得』し、異世界にて『就職活動』をすることなく『就職』をしたの。


 奇異の目で見られながらも『中古車』にのって彼方此方旅をしたり、元の世界にお姫様を連れて行って『ケータイ』で『インターネット接続』をする利便性にはしゃぐお姫様と『オークション』サイトで遊んだり、『ダイエット』や『ニキビケア』についておばちゃんや市子とガールズトークをかわしたりあっちこっち行ったり来たりしつつも、ヤンデレゲーム第一の刺客『双葉』を撃破したの。



 こいつは前々回の週でその趣味を私に看破され、私の首をナイフで切り裂いて血を浴びて『汚い』と発狂してエンディングという実にアレな奴で。


 長身で知的な印象の青年だだけど神経質で潔癖症。

 冒頭の黒ローブの正体ね。



 こいつは『汚い』と称して近所の学校のうさぎや鶏を惨殺する趣味があったのよね。『四天王の中では最弱』とか言われてたみたいだけど一番苦戦したのはこいつよ。



 次に出てきたのは三守みかみってやつ。ヤンデレゲーム第二の刺客。

 強靭な肉体を誇るスポーツマンだけどあっちのVRMMO世界に行ったら弱くなったのでやすやす倒せたわ。

 前々前回の週では私を強姦殺人した奴だけどねぇ。



 そして司朗しろう。司朗は性。

 ヤンデレゲーム最強の男ね。

 以前は鋭い武芸と狂気を秘め、登場男性キャラすべてを惨殺して私に迫った奴。その時は自殺の選択肢を自ら選んでバットエンド。


 あ。自殺を選ばない場合、『彼と幸せに過ごすエンディング』になるのだけど。

 ……『途中の過程』は完全に省略されるためプレイヤーが伺い知ることはできないのよ。

 首輪つけられてヘラヘラ笑っているグラフィックはあるわ。お察しね。



 こいつらを倒した私たちに立ちふさがったのは予想通りというか意外というか市子に宿った『製作者』の悪霊だったの。


 親友だが毎回主人公が悲惨な目に遭って死ぬのを憂いていた市子の心の傷に付け込んだ世界の修正力が働いてサーバー開発者の魂が彼女に宿ったんだけど友情と学友の力を合わせて駆逐したわ。



 今回は私たちが通信制高校に通うことでフラグを全破棄に成功したのが良かったのよね。



 と、いうわけで次回から学園の話に戻るわよ!



 え? バトルものをやるんじゃなかったのかって?

 人気が出ないのにやるわけないじゃない! 次々! 次いっていみよう!

テコ入れが必要なのと、テーマソングに合わなくなってきたのでプロット修正。

うちきり王道『俺たちの未来はこれからだ!』でした。


市子:なにコレひどすぎる。

作者:王道書いてて二桁アクセスはさすがにテコ入れいるだろうし、おそらく乙女ゲーと名前が付く小説の読者はバトル路線は望まんだろ。

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