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海洋機構物語  作者: FORCE
混沌期
9/13

混沌期の終わり

自治組織である<円卓会議>設立! そのニュースはアキバの町を電撃のように駆け抜けた。

「<F.O.E>を無視して自分達で自治組織作るって問題じゃないのか?」

「仕方ないだろ。向こうが何も言ってこないんだから、こっちでどうにかするしかないわけだし。」

「向こうがなんか言ってきたら、そん時言い訳すれば良いわけだし。」

やや無責任な言葉も見受けられたが、政治的なものは他に任せて自分達は自分達の仕事をするというのは大半の<冒険者>からすれば、気楽なものだった。


海洋機構の会議室

「………うわぁ。」

これから先の問題点を上げた書類を見ながら幹部達は頭を抱える。

「……2か月間、何もしていなかったからそのツケでしょうか?」

「いや、それは僅かだ。これはとりあえず今やれそうな事だ。」

ミチタカがそう言って、幹部達に声をかける。

「重要クエストが消失していないかの確認。現在の社会状況の確認。妖精の輪の探索計画……

 <大災害>の原因調査、並びに帰還方法の探索………。近くの<妖精の輪>の監視……。

 ススキノにいる初心者の救済………。

 こりゃ、1万人いても仕事が足りませんね。」

幹部の一人が悩ましげにそういう。

「帰還方法の探索は後回しだ。」

「へ?」

ミチタカの言葉に一同が不安な表情をする。

「原因調査が先だ。それから帰還方法を探す。」

「なるほど。まず順番と言う事ですか。」

その言葉に一同がほっとする。

「その上でだ。この世界に関する情報の中に帰還の為の何かがあるかもしれない。

 <円卓会議>の分の仕事も増えるが、みんな、これからも頼むぞ!」

「了解!!」


この日、幾つかの『ギルド』が消滅し一つの<組織>と一つの『ギルド』が生まれた日。


『海洋同盟』は新たな船出に旅立つのであった。

ここで第1部は終わりです。


とりあえず第2部はちょっと時間をかけてから書こうと思います。

海洋同盟所属のオリジナルキャラを出そうと思います。

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