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女子高生達の裏事情  作者: 夢未 照代
第五章~すれ違う想い~
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冬休み

冬休み三日目。

何もする気が起きない。もちろん宿題もだ。

「はあー……」

どうしても、かななんのことが頭から離れない。

『三学期には仲直り出来るかな』とか、『絶交はしたくない』とか、そういう考えが頭の中をグルグル回る。

「癒羽~」

一階からお母さんに呼ばれ、重い足取りで一階へ降りる。

「……何?」

「ちょっとさ、買い物行ってってよ」

「いいけど。何買うの?」

「今日の夕飯の材料。今言うから覚えてな?」

「うん」

お母さんの言った材料をメモする。

「ふーん……。わかった。じゃあ行ってきます」

「気をつけてな」



(えっと、肉も買ったし、野菜も買った……)

メモと買った物を交互に見る。

買い忘れは無さそうだ。

(かななん、今何してるのかな……)

携帯を取り出し、メール受信BOXを見る。

ほとんどのメールが、かななんからのものだった。

ほぼ毎日、かななんとメールしていたんだなと、改めて思う。



イヤホン越しに、何か大きな音が聞こえた。

と、それと同時に、悲鳴も――。



――それに気づき振り返ったときには、既に遅かった。

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