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女子高生達の裏事情  作者: 夢未 照代
第三章~体育大会~
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体育大会~終了~

午後の部も終わり、表彰式に入った。

私のクラスで表彰されたのは、800mに出場した中で、一番速く走った子だった。

そして、上位三位のクラスを発表していく。

私達のクラスが呼ばれることは無かった。

「やっぱ優勝は無理かー」

隣に居るかななんに話しかける。

「オレらのクラスなんて、むしろ最下位に近いんじゃねーの?」

「あはは、そうかもね」


閉会式が終わり、教室に戻る。

みんな疲れたのか、ぐったりとしていた。

「明日は筋肉痛だなー」

「しんどーい」

すると、私のクラスの級長、榎本さんが入ってきた。

「えっと、先生が、各自それぞれ下校していいってさ」

級長さんが、みんなに向かって言う。

「まじで?やった帰れるじゃんっ」

「みんな帰ろー」

「オッケー」

九十田ッチがのんびりと準備をしているのが見えた。

「九十田ッチ、早く早く」

「うん。わかったー」

鞄の中で何をしているのかと思って見てみると、九十田ッチはゲームをしていた。

「ちょ、九十田ッチ、それヤバいんじゃない?」

「どうしたの?」

楽音歌が覗き込む。

「九十田ッチ、ゲーム持ってきてるよ」

「えぇ!?大丈夫なの!?」

「うーん、大丈夫大丈夫ー」

相変わらずマイペースな九十田ッチ。

「ほら三人共、帰るぞー」

「あ、はーい」


高校初めての体育大会は、私にとって凄く充実したものになった。

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