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女子高生達の裏事情  作者: 夢未 照代
第三章~体育大会~
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胡桃の気遣い

次は移動教室。

「それゆけシズク隊、行くぞ」

「はーい」

移動教室のときは、鎮紅のこの一言で移動をするのが当たり前になっている。

私の前を、かななんと胡桃が一緒に歩いている。

すると胡桃は、私の後ろに来て私の背中を押した。

最初はどういうことかわからなかったが、胡桃が私に気を遣ってくれたことに気づく。

このことを、かななんが不審に思っている様子はなかった。

(何か話さなくちゃ……)

せっかく胡桃が気を遣ってくれたんだもん。私も自分で何とかしなきゃ……。

「田川ーーっ」

突然、鎮紅が私とかななんの間を割って入ってきた。

そして更に、その間を九十田ッチが入ってくる。

この予想外の事態に、胡桃は唖然としていた。

「田川、何だか顔暗いぞー?」

何年間も言われ続けたこの言葉。

『暗いよねー』

でも、未だに慣れないな。

「うん。これ、元からだから」

作り笑いをして答える。

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