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女子高生達の裏事情  作者: 夢未 照代
第三章~体育大会~
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二学期

行事が豊富な二学期のスタートです(*゜▽゜*)

遂に夏休みも終わり、今日からは学校だ。

「みんな久しぶりーーっ」

教室に入り、芹ちゃん達に声をかける。

みんな相変わらずだ。

「癒羽は黒髪が似合うと思う人ー」

楽音歌がそんなことを言うと、みんな速攻で挙手した。

もちろん、かななんもだ。

「うーん……。かななんがそう言うんだったら、黒のままにしとこっかなー?」

「何だそれ」

かななんが苦笑する。


二学期は、体育大会や文化祭といった色んな行事がある。

イベントが好きな私は、それが楽しみでたまらなかった。

が、かななんは違うらしい。

「めんどくせーじゃん、そういうの」

かななんらしい答えだ。



「今日は体育大会に出る種目を決めるらしいぜ」

かななんがそう教えてくれた。

「みんなは何に出るの?」

私がみんなに訊く。

「くるみは、ソフトかな」

迷うことなく胡桃が答える。

「あー、くーちゃんはソフト部だもんねー」

「うん。ていうか、ちゃん付けやめろ!」

胡桃が楽音歌の頭を叩く。

「いったあー!何も殴ること無いじゃん!」

それに対して楽音歌が反抗する。

私や周りのみんなは、「また始まった」という目で見ている。

この二人は姉妹みたいに仲がいい。

「芹ちゃんは?」

「うーん……、まあ大縄かな」

「やっぱり?私も大縄出たいんだよねー」

私と楽音歌と九十田ッチと芹ちゃんは、大縄希望だ。

「でもさー、大縄って希望者多いんじゃない?」

「確かに」

実際、クラスの何人かが『大縄に出たい』と言っている。

「かななんは、何に出るの?」

「オレは――800mリレーでいいや」

「800m……、それって、一人で800m走るの?」

「はあぁ?」

私の真剣な質問に、かななんが目を見開いたあと笑い出した。それも爆笑だ。

「ちょ、え、何?何で笑って――」

「一人で800って、んな訳ねーだろ?ははははははっ」

「あれ、そうなの?てか、そんなに笑わなくてもいいじゃんかーーっ」

かななんの笑いは、しばらく止まらなかった。

「あーウケるーっ。800ってのはだな、一人100m走って、8人で走んだよ」

「あ、なるほどっ。だから800ねっ」

それから少しして担任が入ってきた。

みんな席に着き、号令がかかって一時間目のHRに入る。

かななんの言っていた通り、体育大会の種目決めだ。

案の定、大縄を希望する人は多くて、ジャンケンとなった。

ジャンケンの結果、私と九十田ッチは見事に負けた。

「うわ最悪。負けたしー」

「まあまあ、また来年があるじゃん」

「ちぇーっ」

残っているのは学校長杯リレーと走り幅跳びと障害物競走だ。

「九十田ッチはどれがいい?」

「うーん、何でもいいよー」

相変わらずマイペースの九十田ッチ。

「じゃあ、一緒に学校長杯リレーにする?」

「うんっ」

九十田ッチが大きく頷く。

私達は学校長杯に決まった。

「はやっしーも800mリレーに出るの?」

「おう」

如月さんが、かななんに話しかけた。

それを見てイラッとした私は、おかしいのだろうか……。

女の嫉妬って、怖いんですよ?(´・ω・`)

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