春の瀬
掲載日:2026/04/04
【短歌九首】
新学期 仲良し子良し魔法のリボン解けないほどの呪い無し
冷たく濁った眼球を包むひとの甘噛にて雨が降る街
衝撃を与えて叫んだ朝に痛みが走る生きている細胞
傘を広げて雨音と歩く透明の花が空を映してる
ごめんねというしかない不器用という便利だけれど
優しさ届いて
吃りながら愛を語りしひとのページにあの花が灯すぬくもり
詩を愛して止まない熱に突き動かされて進む蜃気楼の道
夕暮れに春の瀬を歩いて満開見上げてただ想いこみ上げ
沢山の雨音響く休日に散った花弁 無数の花弁




