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第18話 ウォールとミリア旅に出る

 ミリアとウォールは数日後、ダミアン王に呼び出される。二人はダミアン王の間で片膝をついて首を垂れる。

 「我は、聖女ミリアの従騎士にウォールを選ぼうと思う。だがその前に実力を確認したい。マイラ島に行ってアークデーモンを倒して島を奪還してほしい。」「はっ、仰せのままに。」

聖女ミリアと仮の従騎士ウォールはマイラ島にアークデーモンを倒しに行くことになる。ウォールには従騎士の鎧と剣を与えられる。ミリアは馬で旅をすることを選ぶ。

 馬に乗る聖女ミリアに王都の道には人々があふれて声援をくくる。ミリアは手を振って答える。ミリアとウォールの二人だけのはずが後ろに三人の騎士と馬車がついて来る。

 ウォールは、アストラ王国第三騎士団長マテウスに言う。

 「なんであんたたちがいるんだ。」「これはミーメ王女の御意志だ。」

 「まあ、アークデーモンの討伐だから危険はないと思うけど。知らないぞ。」「我々は命を賭けて王女を守ります。」

ウォールは馬を馬車の横に寄せる。

 「ウォール、我はついて行くぞ。」「分かっている。相手はアークデーモンだから自分の身ぐらい守ってくれよ。」

 「そなたは冷たいのう。アークデーモンから自分の身を守れると思っているのか。」「大丈夫、すぐ済ませるから。」

 「そなたの基準でアークデーモンはどのくらい強いのだ。」「村人、4、5人がかりで倒す程度かな。」

 「そなたの言う村人はバサーカーか勇者なのか。」「ただの村人だよ。」

ミーメは頭を抱える。ミハス村の村人はどうなっておるのじゃ。

 ウォールがミリアの横に着くとミリアは笑顔で民衆に手を振りながらウォールに質問する。

 「後ろの馬車は何かしら。」「ミーメ王女だよ。ついてくるつもりだ。」

 「それでどうするの。」「俺には止められないよ。」「そうなの。」

ミリアは笑顔のままで言う。非常に怖い。ミリアもミーメと観衆の前で喧嘩をするわけにいかず、ミーメたちがついてくることは黙認されることになる。

 ダミアン王の所に報告が行く。

 「特使のミーメ王女が聖女ミリアと行動を共にしているとの情報が入りました。」「どういうことだ。」

 「ミーメ王女はウォールに好意を抱いているようです。」「それはいい、ほうっておけ。」

 「しかし、王女に何かあれば、国交問題に・・・」「戦争の良い口実になる。聖女と従騎士を戦場に放り込めば我らの圧勝だ。」

 「戦争はいかがかと・・・」「考えてみよ。王女がウォーレンを追っかけていれば、王女は人質も同然だぞ。」「なるほどアストラ王国に対して優位に立てますね。」

ミリアとウォール、四人のおまけは政治的思惑とは関係なく。マイラ島へ行くため、港町ルーアンへ向かう。

 王都ダルヴィークの門をくぐって街の外に出ると麦畑が道沿いに続いていてミリアとウォールは解放的な気分になる。

 「ウォール、何が起こるか楽しみね。」「きっと野盗や魔物が襲って来るよ。」

 「だったら退屈しないわね。」「そんなこと言うからほら。」

ウォールの目に遠くに野盗の斥候が仲間に知らせに去っていくところがうつる。道が森の近くを通るすると前方に野盗たちが待っている。

 ミリアとウォールは森の中にも野盗が隠れていることに気づいている。ミリアは森に向かって炎の矢を撃ち出す。

 (ファイヤーアロー300)

 森の中が火の海になって炎に包まれた野盗がゴロゴロ出てくる。ミリアとウォール、マテウスたちは、剣を抜いてをとどめを刺していく。前方にいた野盗たちが怒鳴りながら馬を走らせる。

 「なめた真似しやがって、売り飛ばすのはやめだ。殺せー」

ウォールが音響魔法を使う。

 (三つはぜろ)

 バン、バン、バン

 馬驚いて急停止する。6人の野盗のうち4人が落馬する。ミリアとウォールは馬を走らせて野盗に迫ると馬に乗った野盗を一閃する。野盗の首が二つ落ちる。

 マテウスたちが落馬した野盗を仕留める。野盗が全滅するとミリアは死体を漁って金目のものをとり始める。

 「ミリア、何しているの。」「路銀の調達よ。支給されたお金では船にも乗れないわよ。」「仕方ない。俺もやるよ。」

マテウスたちも真似をする。そして馬を6頭、手に入れて次の町で売ることにする。


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