次の任務
〜事務所〜
朝の身支度を終えて、三階に上がる。
「おはようございます。」
「おはよう。早いね。」
そこにはユイが一人、座っていた。
難しい顔をしている・・・
「どうしたの?」
聞くと、ユイはゆっくりとこちらを向く。
「今日の任務、僕について来て。」
「任務・・・?もう連絡がきたの?」
「ううん。人を・・・」
「殺す任務。」
「・・・え?」
「僕たちは、救うだけが仕事じゃない。救うために、殺さないといけない命があるんだ。」
「そ、そんなこと、あるの・・・?」
「僕とユナはね、暴力団の息子を、任務で殺した。それの、報復がきてる。」
「そんな、デカい組織と、戦うっていうの?」
「うん。巻き込んで申し訳ないけど、そうした方が、わかるかなって。」
「・・・わ、分かった。」
すると。
「おはよ!何話してるの?」
「あ、ユナ。おはよう。実は、ユイに・・・」
「なんでもないよ、ユナ。」
「え?」
「ユナ、前髪はねてる。洗面所で見てきたら?」
「まじ!?ありがとユイ!」
そう言って洗面所のほうへ駆けて行くユナ。
前髪ははねていない。
「・・・ユイ?」
「これにはユナを巻き込みたくないんだ。ごめん、リツ。」
「・・・分かった。」
するとユナが戻ってくる。
「ユイ、どういうことー!?はねてないけど!」
「ごめんごめんユナ、僕の見間違いだったかも!」
「おはよう。遅れてすまない。だがアキと団長はまだなんだな。相変わらず・・・」
「おはようございます!遅れました!だけど団長よりは早い!」
十分後。
「おはよー・・・」
髪がボサボサの団長が起きてくる。
髪がボサボサでも、顔面の美しさは健在だ。
「遅いぞ。とりあえず、朝のミーティングを始める。」
「まず、僕とリツは今日一緒に任務に行く。都内だから今日中に帰ってくる。」
「あ、ソウとヒナコは明日には帰ってくるらしいですよ!」
アキは嬉しそうだ。
「承知した。他、何かないか?」
「あ、あのさ・・・」
「なんだ?」
「俺の武器、金属バットじゃ軽すぎる。もっと重いのがいい。」




