入団
〜都内のとある高校〜
「あーあ、アキが殺しちゃった。俺が殺すつもりだったのに。」
「団長。でも、他のも起き上がってますよ。」
「じゃコイツは俺が〜」
「こっちは私が。」
そうして起き上がったいじめっ子二人を、アキと団長は殺していく。
団長は素手だ。
全て終わると、団長が言う。
「さて、律くん、だっけ?これを見ちゃったからには、ねぇ?」
「うん、律。」
「な、なんですか・・・?」
アキがにっこりと笑う。
「事務所、入る?」
「え・・・?」
「そうだよ。律は家族もいないっぽいし、事務所住まわせてあげるから、さ。」
「家族のことも、なんで知って・・・」
「私、律の同級生だから。」
「え!?・・・まさか、上田?」
「そう。中学時代とずいぶん変わったからわからないでしょ。」
中学時代の同級生、上田明。
仲が良かった同級生の一人だ。
前は髪型がボブで、マスクをしていたけど。
こんな偶然が、あるとは。
「でも、上田がいるならまぁ、事務所・・・」
「行っていいかも。」
もうどうなっても良かった。
家族全員が死んで、いじめが始まった日から。
いじめっ子への憎しみだけで生きていた。
だけどそれが消えたから。
新しい目的が欲しかった。
「え・・・いいの?」
「ずいぶんあっさりだねぇ。でもさ、仲間になるんだからアキって呼びなよ。よろしく。」
「あ、アキ、団長?よろしく・・・」
「よろしく、律。」
「・・・」
「アキどうしたー?」
「な、なんでもない・・・」




