アキ
〜都内のとある高校〜
「・・・誰?」
「どうも。あなたを助けに来た、人助け事務所の団長です。」
「人、助け?」
「そー。俺たちは、人助け事務所っていうのの団員だ。そこはさまざまな酷い目に遭っている人を助ける事務所だ。」
そして団長とやらがサイドテールの少女を指差す。
「んで、そこに立ってるアキってのが、お前が酷い目にあってるかもって報告してきたから、助けに来た。アキ、正解だったぞ。」
「なんで、それを?」
アキと呼ばれた少女が俺の目をじっと見て言う。
「・・・なんとなく。」
「なんとなく・・・?」
するとその時。
「おいおい、やってくれたなぁ!!」
一人のいじめっ子が起き上がる。
「ひ・・・」
すると団長が言う。
「ねぇ、こいつら憎い?」
「・・・え、はい・・・」
「殺したいくらいに?」
「・・・はい。」
俺は今までの怒り全てを乗せて、答えた。
「・・・ふうん。じゃあ、殺してもいい?」
「え?」
「こういう悪人ってさ、更生しないんだよ。だから殴るだけじゃ足りない。」
「こ、殺すって・・・」
「何話してんだよ!!」
いじめっ子が金属バットを振り上げる。
するとアキがそいつの首を絞める。
「か、かは・・・何、すんだ・・・!」
「・・・ねえ律。」
アキは首を絞めながら、こちらに向く。
「・・・なんで、名前を・・・」
「いいから。殺したい?」
俺はそれを見ても、いじめっ子たちになんの感情も湧かなかった。
「・・・うん、殺したい。」
すると。
アキが持っていた金属バットで、そいつをめった打ちにする。
いじめっ子は悲鳴をあげていたが、程なくして声が途切れた。
「・・・!!本当に・・・」
殺した・・・




