表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したおっさんが普通に生きる  作者: カジキカジキ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/74

第五十三話、麦畑


 そしていよいよ、麦は最新式農法へ進化します!


 試しで育てた麦の収穫量も狙い通りだったので、可能な限り広める事に決まりました。春に種を蒔いたクローバーの畑でも種取りと耕しが始まりそうです。


 そして、一月(ひとつき)ほど経った後。さてさて、お待ちかねの麦の種蒔きです!


 今回も犂と手押し式播種機は大活躍でした、しっかりと深く耕された畑は農家さん達の顔を見ると良い状態なのでしょう、土を見てはニコニコされていました。


 手押し式播種機は、ずっと生産されて増産に次ぐ増産で、かなりの農家に出回っています。だって屈んだりせずに押すだけで良いんだもんね。


 あちこちの畑で新しい種蒔きの風景が見られました。


 俺の知識がどんどん町に吸収されて広まって行きます。


 ……

 

「大変な事になっている……」

 

 隣領の業者の男が偵察に来て、麦畑の様子を見て驚きトナリーノ男爵に報告に行く姿には誰も気が付いていなかった。


「何だと!! そんな農具まで取り入れて麦を広げようとしていただと! バザールのクセに生意気な! ぐぬぬぬ……バザールめぇ……!! そうだ!」


 トナリーノ男爵は、とても良い事を思い付いたとは思えない、気持ちの悪い笑顔を見せながら。


「いい事を思いついた。おい、こっちに来て耳を貸せ」


 業者の男になにやら言いつけるのでした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ