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5話 初依頼とハンター交流

外に飛び出たメリラに追いついた有馬は「いったん落ち着いてくれ!」と息を整えながら言った。メリラは「いち早く、薬草を届けたい!」強く訴えたが、有馬は「冷静に状況を判断しないと何が起こるかわからない」と説得した。しかし、言い合いはヒートアップしてしまい結局、話はまとまらないまま二人は森へ向かうのであった。森についてズンズンと中へ入っていくと依頼にあった薬草がたくさん生えていた。僕らは薬草畑へ駆けて採取し終わった頃、「ガルル」と後方から聞こえたので、メリラが振り返ると大きな狼が立っていた。僕らは一目散に逃げて草むらに身を隠した。狼はジリジリとこちらに近づいて来たが、なにかあったのか狼は見つかる寸前で去っていった。僕らは見つめあい生きていることに安堵した。あの狼はただならぬ殺気を放っていた。あれと対峙するなんて死ぬのと同義のように感じた。有馬とメリラはとてつもない恐怖体験をしたのであった。そのおかげなのか、自然と仲は深まっていた。森から抜けて薬草を持ってレイナさん宅へと急いだ。レイナさんにカゴ一杯の薬草を手渡すと「ありがとう」とレイナさんはお礼を言い、すぐに薬草の調合に取り掛かった。その後、旦那さんの顔色が良くなったとレイナさんから報告があり僕らは依頼報告をするためにドライデンに帰った。そして、受付嬢のレミさんに報告を済ませて隣の換金所にいるナミさんから初報酬の銭を貰った。有馬とメリラは別のクエストに向かったクリットとニーナを酒場で待つことにした。

 時間はさかのぼり、クリットとニーナは一緒に依頼を受けることにした。クリットとニーナは依頼場所の草原まで向かっていた。依頼内容はジャイアントワームの討伐である。クリットとニーナは依頼場所に着いたのだが、そこにはジャイアントワームの姿は無く、大きな穴と倒れている人がいた。ニーナは駆け寄り何が起こったのか経緯を聞いた。その人は畑仕事をしていたら、突然地面から音がして下を見たらその時には空に打ち上げられてしまって気づいたら、ジャイアントワームは居なくなり畑は穴ぼこだらけになっていたそうだ。そのことを聞いたニーナは一番近くて同じ作物を育てている場所をその人に聞いた。するとその人は東に1キロ当たり行ったところが一番近くて同じ作物を作っている所があると教えてくれた。クリットとニーナは急いでその場所へと向かった。一足早く着いたクリットが畑の様子を伺っていると、地面からジャイアントワームがはい出てきて、クリットはびっくりして「ギニャァァ!」と悲鳴を上げた。クリットの背中に追いついたニーナは「ヨシヨシ」と頭をナデナデしてなだめた。気持ち良くなったのかクリットはニーナの膝に頭を乗せて「ふにゃふにゃ」と幸せオーラ全開に出して落ち着いていたが、それも束の間であり、地面から張って出てきたジャイアントワームがこちらに気が付いて、襲い掛かってきた。クリットとニーナは横にかわして互いに相手の背中に攻撃を加えた。少しひるんだジャイアントワームだったが、穴に入り込んでしまった。ニーナはジャイアントワームの入っていった穴に向かって「トルネードショット」を放った。剣に風の魔力を纏わせて回転力を加えた突き技である。

「ドドド」と音をたてながら、ジャイアントワームが地面から空中へと打ちあがった。その隙を見逃さなかったクリットは爪を鋭利な刃えと変えて獲物に向かって切り裂いた。するとジャイアントワームはモゾモゾと地面に潜れずに痙攣していた。クリットとニーナは間髪入れずに技を加えて逃げられなくなったところを二人の最大火力の攻撃を加えた。ニーナは竜巻を起こし、クリットは竜巻の外を旋回しながらネイルカッターをこれでもかっ!て程に放ちまくった。この技は「ネイルドーム」と名付けられた。ジャイアントワームは耐えきれずに倒れて消失した。ヘトヘトになっていた、クリットとニーナは近くの村で少し休憩することにした。そこでジャイアントワームの素材でフルーツポンチをごちそうになった。ほっぺたが落ちるほど、甘くて絶品だったようだ。

 後に、有馬とメリラにこの話をしたら二人とも頬を膨らませて、ふてくされているのが面白かった。クリットとニーナも依頼をこなしてドライデンに戻ってきたころには夕方になっていた。ギルドで受付嬢のレミさんに報告をしてナミさんに銭を貰い受けたのち、レミさんに酒場で有馬とメリラちゃんが待っていると聞いたので向かってみると二人とも程よく気が緩んだ顔をしていた。

有馬とメリラは「お二人さんおかえり」と少し噛みながら言った。クリットとニーナもその輪に加わり、初クエストの事を聞いたり話したりする時間が過ぎるのであった。 そんなこんなあって、ドキドキハラハラの初依頼で仲を深めた有馬とメリラ、ハンターとしての楽しさを共有しあったクリットとニーナでした。次の日になり、僕らはしばらくドライデンに滞在することにした。今回は四人で討伐クエストに向かうことにするべくギルド掲示板の前で依頼を確認していると、「鉱山でストーンリザードが大量発生している!」という依頼が目に入った。これにしよう!と有馬は提案すると皆は「おぉぉ…らじゃぁぁ」と謎の掛け声をする三人に少し困惑した有馬だったがノリに合わせて「おー!」と言い、受付嬢のレミさんに依頼書を渡してギルドを後にした。その後僕ら四人は馬車に乗って鉱山に向かうのであった。

お読みいただきありがとうございました。次回は新四人組の冒険話であります。

しばらくドライデンに滞在することにした、有馬たちの成長物語をお楽しみに!

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