1話 魔物襲来!!!
プロローグからの続きになります。
1話となっておりますが、あまり気にせずにお願い致します。
最初から楽しみたい方は是非プロローグをお先にお読みいただけますと世界観に入りやすいと思います。
異世界二日目の朝の目覚めは眩しい日差しで目が覚めた。
有馬はべッドの上で上半身だけで「ふぁぁぁぁ~~~」一つ眠たげなあくびを一つ交えて伸びをした。
ベッドはふかふかで雲の上で寝ているのか?と思えるほどに身体が夢心地だった。
あまりにも良きベッドだったので、盗みを考えたが持ち込む算段が付かなくて断念した。
そんなことを静かに思惑している間に、一階にいたメリラが階段を上る「カツカツ」という音が聞こえてきた。
2つノックがあったのちに、「入りますね!」という一言が聞こえた。
メリラは木のおぼんを持っていた。朝ごはんを持ってきてくれたのだ。
「なんて気の利く娘なんだ!」と思った途端に有馬はおぼんの上のシチューを見て「ゾッと」した顔に変わった。中には5色の違う種類のワームが入っていたのだった。有馬の表情は一瞬で青ざめた。
「折角なのでたべさせてあげますね!」と笑顔を見せるメリラがワームが入ったスプーンを有馬の口めがけて運ばれたので「うぅぅぅっうぅぅぅ」と小さな呻き声をあげたが、口に放り込まれた。
「???うん?」少し味わった後、グミの食感でイチゴ、ミカン、バナナ、メロン、ブドウの味がそれぞれのワームから味がした。
「見た目はグロテスクだが、味は面白い」と有馬は口にした。
メリラは「おいしい」と言われなかった事が嫌だったのか、頬をリスのように膨らましてこちらを睨んでいた。
有馬はどう返していいのか分からず、
「すまん!」と言いパンとミルクをいただくのであった。
その後、有馬は牧場のお仕事を手伝うことになった。
この村では、牛を飼っている家が多いらしい。
牛舎に餌を置いたり掃除をして、乳搾りも経験した。
一個もまともに作業できなかったが、お二人とも「気にすることないよ」と励ましてくれた。
でも僕は忘れていない…
牛さんを牛舎に入れるときにクロすけが僕を追いかけまわして顔を涎まみれにされたことを!(笑)
その光景をクロすけが飽きるまで二人とも見て爆笑していたことを(泣)
そんなこともあり、日が沈みだした頃に事件は起きた!
隣のお家から羊の角を生やした子供連れの家族3人がこちらに向かって駆けてきた。
「何事じゃ!」おじいさんは声を掛けた。
子供連れの父親が「魔物が家畜を荒らし、追われている」と話した。
母親と子供は「助けて!」と囁きながら体を震わしている。
この状況を見て有馬は動揺しながらも「まずは、安全な場所へ!」と家を指して先に行くようにとカッコつけた。
しかし、3人家族の後ろから有馬が忍び足で後ろに付いたが、メリラに首根っこをつかまれて頭の上まで引き上げられた。有馬は駄々っ子のように手足をバタつかせて暴れまわったがビクともしなかった。
メリラに冷たい目で一瞥されて、有馬は「怖かったんだもん!」と可愛らしい仕草をしたが、
メリラは真剣な眼差しで
「ここで逃げたら誰が助けを求めている人に手を差し伸べるの?」と言い放った
有馬は「ハッ」とした!
今まで僕は人を笑顔に…元気と勇気を色々なファンたちに分けていた事を、
メリラに再確認させられた。
有馬は心の中で反省をしながらも向かってきていた魔物のほうを見つめていた。
メリラはその顔つきを横目で見て「ホッ」とした笑みをみせたのだった。
魔物がこちらに向かって語りかける………
「オイッ!子供連れの3人家族はどこだぁぁ!」と怒鳴りつけた言い回し方で話しかけてきた。
「し、しらないもんね~」と僕ら二人は下手くそな口笛を吹きながら、しらを切ろうと試みた。
すると、魔物の一体が「そ、そうか!」と受け入れた。
しかしながら、もう一体同種の魔物は冷静で味方の魔物の頭におっきなコブを食らわした。
そのすぐ後に、我らはガーゴイル種のガナンとユビと名乗った。
おっきなコブを作った気の弱そうなのがユビで、冷静で気の強そうなのが、ガナンみたいだ。
その二人は「アビル様に供物をお持ちせねば!!」とつぶやくのだった。
そのことをキョトンとした顔で眺めていた有馬とメリラは近くに落ちていたまき割り用の斧を構えて牽制をした。
有馬は「事情はよく知らんが、引いてはもらえぬか?」と一言、口にした。
次の瞬間、その言葉は無かったかのようにガナンが滑空しながらこちらに槍を向けて突進してきた。
有馬は、涙を浮かべながら斧を構えた状態で固まってしまっていた。
メリラが「いやぁぁぁ」と叫んだ。
その時だった、「ガキィーーン!」音がした先を見ると、ロングソードを持った女性が立っていた。
見た目は20代でショートのボブヘアをしていて純白のノースリーブシャツと丈がくるぶし位あるスカートをしていて薄水色のマントは腰の少し下辺りまで延びていて足は硬そうな素材のヒールを履いた格好をしていた。それとよく見たら首に金色に輝く花のカタチのしたネックレスを身につけていた。
その少女は「キミ、ケガはないかい?」とボーイッシュな感じの声で話しかけてきた。
有馬は状況がうまく理解できずに、「おう」と気の抜けた返事をした。
メリラは少女に「ありがとう!」と声を掛けた。
その少女はニーナと名乗ってから剣を天高く掲げてみせた。
その数秒後、ニーナの周りを風が旋回を始め風たちが剣に集まっていく。
「ウィンドショット!」
その掛け声とともにガナンとユビに向かって飛んでいく。
ガナンとユビは受け身を取りながら森まで飛ばされて
「覚えてろよ!」と捨て台詞を吐くのであった。
「ふぅぅ」とニーナは1つ呼吸を整えてから
こちらに振り向き照れくさそうに左手を頭に乗せ右手をピースしながら「いっちょあがりぃぃぃ~」と笑ってみせた。
腰を抜かしていた有馬とメリラもつられて笑顔になるのだった。
お読みいただきありがとうございました!
それぞれのキャラクターの良さを引き出せるよう頑張ります。
継続は力なり!の精神で続けていきますので見守っていただけると、とても嬉しいです!




